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夜ヨーグルト

中学受験を頑張る小学生は、平日休日関わらず、週に何日も通塾しています。そしてランチどころか、お夕飯までお弁当持参です。食べる時間は授業の合間の僅か20分足らず。場所も移動せずに、机でそのまま。私のノホホーンとした小学生時代と比べると、申し訳なくて涙が出ちゃいます。

でも!現在小学6年生の我が娘は、母と違ってそんなにヤワではありませんでした。瞳から背中から、ボーボー炎を出すか如く、闘志を燃やして頑張っております。どうかその身まで焼かぬよう、母は祈るばかりです。

そんな気力体力ともに必要な受験生のために、食育指導士の母ができること。たっぷりの栄養とたっぷりの愛情を込めたお弁当作り。

健脳に青魚のEPA&DHA。更に大豆でレシチンも。
時間がないのなら春巻きの皮で、指でつまめるスティック状!なんてささやかな知恵を駆使して、母も日々奮闘中です。

そして夜10時過ぎ。
いつものようにお迎えに行くと、子供ながらに色々なものを使い切り「お腹すいたぁ」と空になったお弁当箱を振り回しながら駆け寄ってくる娘。かわいいなー、そしてお疲れ様!

わかる、わかるよー。今日は特に頑張った?脳が糖質を欲しがっているのね。心にも甘いものあげたいよね。でもあなた、あの宣言どうする?

運動量は減る一方、ストレスも無自覚に溜まり、楽しみを味覚に見出しがちな小6女子に待っているのは。
体型を取るか、食欲を取るか。いつの世にも不滅なジレンマなのです。

食べる、勉強、食べる、勉強。懸命に繰り返すうち、身長も体重も小柄な成人女性並みに。(そしてぽっちゃり寄り<コゴエ) お年頃の娘からは「横縞は着ません」宣言が発令しております。

母として、日々見えない敵と戦っている娘に食べ物くらい自由に食べさせてあげたい。
食育指導士として、10時過ぎに無闇に食べさせることはできない。
女子として、横縞は着たくない気持ち、わかるぅ〜。

あら?ちょっと待って。
たいして悩みもせずに、あっさり解決。
だっていいのがあるじゃないの!

登場するのはヨーグルト。
低カロリー高タンパク、おまけに乳酸菌が腸内フローラの良い餌に。腸内環境が整うと免疫力アップはもちろん、脳にも良い影響が有り、良質な睡眠も期待できるそう。昨今科学的にも研究されている「腸脳相関」ですね。病気は大敵、睡眠時間も少なくなりがちな受験生にとって乳酸菌様々です。

そして大切な甘みはミネラルたっぷりのメープルシロップか、ビタミンも食物繊維も豊富なプルーンエキス。もちろん両方でもOK!乳酸菌と相性抜群、翌朝のお通じにも良いみたいです。

あとは気分でアーモンド。歯ごたえと不飽和脂肪酸を加えてくれます。脳の細胞膜が「プリップリ!」になるイメージで。寝ている間に効率よく記憶が定着してくれますように!と祈りながら。

(あぁ誰か止めて〜!
食の話になるとアドレナリンが止まりません!)

繊細な小6女子の疲れた身体と心を労わりつつ、満たしつつ。夜遅くに食べさせてしまった!と言う母の罪悪感をもケアしつつ。

そして何より。
1日の終わりに同じ食卓につきながら、共においしいものをいただける幸せ。

なんて素敵な至極の夜のヨーグルト(ウットリ)

おいしくって、身体に脳に、そして心にだって良いものを。母も「日々是勉強」です。

お風呂に入って、ほっぺもホカホカの娘が寝息を立てたら。慌ただしい1日が終わりを迎えます。

夜のヨーグルトとともに
肩の力を抜いて深呼吸

がんばれ受験生
がんばれお母さん

合格したら一緒に泣こう
あの日の夜を思い出して

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