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はづけいノート(文章)

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詩・日記・日々のメモノート記録。
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「将棋盤と白い画用紙。」

「将棋盤と白い画用紙。」

 9x9マスの将棋盤上の刺し手は膨大ですが超高速のコンピュータがもしあればすべての刺し手を計算する事はできる。

 一方白い画用紙に絵を描く場合はそこにどんな世界を描き出すかの組み合わせは無限にあるので将棋と絵では絵を描くほうが思考の難しさでは上なような気がする。

何を描いても勝ち負けはありませんが・・・。

 なのでいつも描き始める前の何も描いてない白い紙ってとっても怖いです。

 でもこの白

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宇宙にとって生命は何故必要なのか?

宇宙にとって生命は何故必要なのか?

宇宙って不思議すぎますよね。

地球には偶然にも生命体が存在してますが、なぜこの宇宙に有機体が存在するのか?

なぜある条件が整った時に惑星に生命が誕生する仕組みが存在してるのか。

原子や電子、素粒子や光、時間、空間などなどそれらのものは宇宙にとって必要があるから存在してるはずで今この世に存在してない物は宇宙には必要なかったということなのでしょう。

なので有機体がこの宇宙に発生する法則が存在す

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「三日月と踊る星々。」

「三日月と踊る星々。」

今夜はとっても空気の澄んだ綺麗な夜空。
三角屋根の家々の少し上空に綺麗な三日月が浮かんでいる

ダークな青いグラデーションの中で光輝く金色
その周りにはいくつかの星々が集まり三日月を中心に輪になって取り囲む

星たちは手を繋ぎながら楽しそうに月の周りを回る
まるで観覧車の様に。

グルグル グルグルゆっくりと。

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気になる本との出会い

大きめの本屋をふらっと歩いて回っていると何冊かは気になる欲しい本がすぐに見つかるのに、Amazonで何か面白そうな気になる本を探そうとするとなかなか見つからないのは何でだろう?

欲しい本のテーマが決まっていてキーワード検索でズラッと探し出すのは断然Amazonの方が便利ですが、でも欲しい本との偶然の出会いは書店には敵わないですよね。

「大切な過去の記憶のために。」

「大切な過去の記憶のために。」

誰にでも忘れたくない思い出はあるだろう。

その男にも何よりも忘れたくない大切な過去の記憶がある。それを脳に焼き留めておくために、ただそのためだけに毎日働いて毎月積み立てを続けている。

何かの行動と記憶を結びつけていけばより強固な記憶となり、それが出来るだけ長期間記憶を繋ぎとめておく唯一の方法だと信じて。

何もしないと徐々に頭の中から重要な記憶かすっぽりと消えていってしまいそうで怖

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「確実な予感。」

「確実な予感。」

その男は1度死んでいる。肉体的な死ではないが確実に死んでいる。

それからしばらく経ち、突然に2度目の死が訪れ、そして今またゆっくりと3度目の死が訪れようとしている。
2度目では3年という月日が奪われた。次は一体何が奪われるのだろうか。

男はその運命から逃れるすべを探しながらも、どこかで既に諦めの気持ちのほうが強くなっているのがわかる。
2度の死からどうにか生還できたのだから次回も大丈夫だという

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「三角屋根と銀色の筒。改」

「三角屋根と銀色の筒。改」

冬のある日の寒い朝。電車のつり革に掴まりながらいつもと同じ風景をぼんやりと眺めている。

すると流れる車窓から大きな建物の三角屋根が視界に入った。

その屋根の上には背は高く、冷たそうで灰色かつ三角形、上部が丸い筒達が横一列に何本も整列している。

その筒の上部から各々白い煙が霧のように立ち昇りそして消えてゆく。

グレーで重い曇り空の雲の切れ目から時折差し込んでくる細くて弱々しい光をキラキラと美

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「時の流れ。」

「時の流れ。」

その男は2つの時間軸を行ったり来たり彷徨い続ける。

止まっている時間と前に進んでいく時間をうまくつなぎ合わせて生きて行くのは凄く難しくて疲弊して行く。

片方の時間軸は遡ることはできても進むことは永遠に訪れることはなだろう。

2つの時間軸を同期させる方法を男は探し続けるのであろう。

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「消えた眠り。」

「消えた眠り。」

時刻は午前4時。まだ起きている。

窓の外では鳥が鳴き始めた。
その鳴き声はド、ド、ドレミと聴こえる。

カーテンを少し開け外を見ると空がうっすらと明るい。もう朝である。
軽く頭痛がするのでアスピリンを飲むことにする。

今日のスケジュールをぼんやりと頭に思い浮かべると、作業数はそう大して多くはないのだが
連休中に終わるだろかとちょっと憂鬱な気分になる。

耳をすますと人工的な音は冷蔵庫のコンプレ

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「駅。」

「駅。」

毎日飽きずに繰り返される電車通勤。

帰宅ラッシュで混み合う駅のホームに設置された待合室。
自動ドアを開け中に入る。
ガラスブースの中はなんだかちょっとした異空間。

電車を待つ間、ふとガラスに写った自分の顔を見る。
最近伸びた髭に白いものが日に日に増えてるようだ。
時間の流れにはやはり逆らえないのか。

これも受け入れて行くしかないのだろう。
明日も明後日も同じ繰り返しが続く。

2017-01

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「初夏。」

「初夏。」

爽やかな緑の背景には空と雲、青と白の眩しいコントラスト。
毎年訪れるいつもの夏の始まり。

いつも同じようだが全く同じ夏などなく
毎年必ず違った新しい発見があるはず。

今年はどんな想い出にいくつ出会えるだろうか?

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「レインノイズ。」

「レインノイズ。」

休日の今日は朝からずっと雨が降り続いているご様子

眠るわけではないが布団の中で雨音を聞きながら静かに過ごす

繰り返しのリズムがあるようで無いような雨音
音の揺らぎが眠気を誘う。

雨雲から飛び降りてくる小さな雨粒
落下中の水滴の色はどんな色なのだろうか

太陽が遮られているのでキラキラ光りはしないだろうが
雨雲ギリギリの高度で眺めたらきっと地上とはかなり違って雨粒が見えるのはず

遠くで定番の

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・「色彩の庭園。」

・「色彩の庭園。」

芝生が続く広めの庭に男は木を植えた
芝は薄い黄緑色、木は濃い青緑

青と黄緑の微妙な色のせめぎ合い
そこに鮮やかな赤や白など花々の色味を加えて絶妙のバランスを探る

一瞬で決まる時もあれば数時間考え込む時も
パレットの上で絵具を混ぜて気に入った色を作り出す瞬間と同じ終わりの見えない作業

個々の色がバランスよく溶け合った瞬間に出会えたときが至福の時。
でも一度完成してしまうとそれをまた壊したくなる

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・「デートはいつでも空中戦!。」

・「デートはいつでも空中戦!。」

今日は久しぶりの二人のデートの日

かれこれ付き合い始て数年目の二人、お昼は軽くハンバーガーでも

注文したのはチーズバーガーとホットコーヒー
二人は向かい合って座りいつもの他愛もない会話を始める

しかし彼にとっては警戒は怠れない
どこに罠が仕掛けられているかわかったもんじゃない

テーブル上で日々会話の空中戦が繰り広げられてる

勝つのは彼か彼女か?!