見出し画像

【表現のための実践ロイヤル英文法学習】第4章 助動詞(AUXILARY VERBS)

この記事は、ランサーズが運用する新しい働き方LAB内で立ち上がった、英語学習コミュニティにおける学習記録です。
主宰の堂本さんの指定文法書「表現のための実践ロイヤル英文法」をもとに、毎週1章ずつ学習を進めていきます。

例文は主に別冊の「英作文のための暗記用例文」に記載の文章と、確認・実践問題から引用します。

助動詞の構成

<平叙文>主語+助動詞+本動詞
<疑問文>助動詞+主語+本動詞
<否定文>主語+助動詞+not+本動詞

可能性・推量

  • must 「~に違いない」 (98-100%)

  • will 「~だろう」 (95-100%)

  • would 「~かもしれない」 (90-95%)

  • should/ought to 「たぶん~だ」 (70-90%)

  • can 「~でありうる」 (50-70%)

  • may 「たぶん~だろう」 (30-50%)

  • might 「ひょっとして~かもしれない」 (25-50%)

  • could 「ひょっとして~かもしれない」 (20-40%)

※couldやmight、should、wouldなどは過去の意味を持たない

確認4.1(4)He has been working all day.so he must be tired.(彼は一日中働いている。だから疲れているに違いない。)
確認4.3(2)She must have overslept.(彼女はちがいない、寝坊した⇒彼女は寝坊したにちがいない)
例題.He will be having supper.(彼は、はずだ、夕食している⇒彼は夕食中のはずだ)
例題.An ambulance ought to be here / soon.(救急車が来るはずです、すぐに⇒救急車はじきに来るはずだ)
047.Even the best doctors can make a mistake.(どんな名医も可能性がある、ミスをする⇒どんな名医でもミスを犯すことはあり得る)
※能力のcanと区別する
048.It cannot have been that important.(それは、だったはずがない、そんなに重要な⇒それはそんなに重要だったはずがない)
※cannot have been〜で「だったはずがない」を表す。thatは「そんなに」という度合いを表す副詞
例題.She has to be stuck / in traffic.(彼女は、きっと立ち往生している/渋滞の中で⇒彼女はきっと交通渋滞で立ち往生しているのだろう)
実践4.1(2)She may have missed the train.(彼女は逃したかもしれない、電車を⇒彼女は電車に乗り遅れたかもしれない)
050.This medicine might make / you drowsy.(この薬は、するかもしれない/あなたを眠く⇒この薬は眠気を催させるかもしれない)
※mayのほうがmightより少し改まった感じになる
確認4.1(3)I mightn't have recognized / you with those new glasses.(私は認識できなかったかもしれない / あなたがその新しい眼鏡をかけている⇒あの新しいメガネであなたに気づかなかったかもしれません。)
058.It couldn't snow / tonight.(雪になるはずがない/今夜⇒今夜は雪になるはずがない)

能力・可能

能力・可能の意味を未来や完了で表すときは、be able toを使う。
現代時制のbe able toはやや堅い言い方になるので、canを使うのが一般的。

一般にcanが「身に備わった継続的能力」を表すのに対し、be able toは「一時的な能力・可能」を表す。

058.It couldn't snow / tonight.(雪のはずがない/今夜⇒今夜は雪になるはずがない)
※couldn'tで「〜するはずがない」の意になる
確認4.4(1)I'd like to be able to play the violin.(私はなりたい、ヴァイオリンが弾けるように⇒ヴァイオリンが弾けるようになりたいです。)

義務

強さは、下記の順

  • must(〜しなければならない)【命令】/must not(〜してはいけない)【禁止】

  • shall(〜しなければならない)/shall not(〜してはならない)※聖書や契約書でみられる

  • have to(〜しなければならない)/don't have to(〜する必要はない)【義務・必要】

  • had better(〜すべきである)【忠告】

  • ought to(〜すべきである)【忠告】

  • should(主観的に〜したほうがよい)【義務】

ought toとshouldの強さはほとんど変わらないが、shouldのほうが使用頻度が高い。

確認4.4(4)I guess you don't have to wear glasses.(メガネをかけなくてもいいと思います。)
※must「〜しなければならない」の意味上の否定は、don't have to「〜する必要はない」。must not ではない
052.Do you think / we ought to stop using / this term?(思いますか?/私達は使うのをやめるべき/この言葉⇒この言葉を使うのをやめるべきでしょうか?)
※shouldだと、やや柔らかい表現になる
056.You should have submitted your application / by yesterday.(あなたは提出すべきだったのに、願書を/昨日までに⇒願書は昨日までに提出すべきだったのに)
※should have +過去分詞で「〜すべきだったのに(しなかった)」

許可・禁止・依頼・容認

can,could,may,might,must,will,would,shall

発展4.1(1)"Could I use your CD player?" "Yes,of course you can."(「あなたのCDプレイヤーを使わせていただけますか?」「ええ、もちろん)
※can I〜より丁寧な言い方。応答にはcanを使い、couldを使わない

助動詞の過去形

would,could,should,mightなど助動詞の過去形は、基本的に過去を意味しない。※習慣の would「よく〜したものだ」、used to 「〜したものだ(だが今はちがうという現在との対比)」等の例外を除く

  • 文脈上、非現実の内容⇒仮定法過去(意味は現在)「(もし〜するという選択肢もあるなら)〜だろう」

  • それ以外⇒「(もし〜するという選択肢もあるなら)〜していただけませんか」謙虚な提案、「(もし〜という選択肢もあるなら)〜がほしいです/したいです」丁寧な依頼、「(もし〜という選択肢もあるなら)〜かもしれない・〜だろう」推量

助動詞の過去形の前後に動詞の過去形がある⇒時制の一致で過去形になっているだけで過去の意味はない。

その他

049.Every creature must get old.(すべての生き物は、〜しなければならない、老いる⇒すべての生き物は老いていかなければならない)
※「〜しなければならない」をmustで表すと、改まった感じの表現になる
確認4.2(4)You oughtn't to smoke / during meals.(あなたはしてはいけない、喫煙を/食事の間⇒食事中は喫煙してはいけません。)※shouldよりやや意味が強いといわれるが、アメリカではあまり変わらず、使用頻度もshouldのほうが高い。義務としてはmustより弱く、命令というより忠告
051.People will talk.(人はするものだ、話を⇒人はうわさをするものだ)
※willは「〜するものだ」という習性を表す
確認4.2(2)In ancient Egypt, / The Nile would overflow its banks / each year.(古代エジプト/ナイル川を溢れさせるだろう/毎年⇒古代エジプトでは、ナイル川は毎年その堤防をあふれさせました。)
※意味上の過去
確認4.3(4)There use to be a dance hall here / before the war.(ここにはかつてダンスホールがあった / 戦前⇒戦前はここにダンスホールがありました。)
※use toは「現在はそうではない」という意味を表す。期間や回数を示す語句と一緒には用いない(その場合はuse toは用いずに過去形になる)
確認4.2(3)I wonder if you would put me on your mailing list.(私をあなたのメーリングリストに入れてくれませんか)
※I wonder it you would〜丁寧な依頼
053.I would appreciate it / if you would answer / my question.(いただければ幸いです / 答えていただければ / 私の質問に⇒私の質問にお答えいただけるとありがたいのですが)
※依頼を表す時によく使う丁寧な言い方。ifをつかっているので、appreciateの次のitを落とさないように注意
054.I would rather / you didn't do / that sort of thing.(私はむしろ/あなたがしなかった/そのようなことをしたい.⇒できればそのようなことはしていただきたくないのですが)
※丁寧な頼み方。would ratherにnotを入れた形は、相手の頼みを控えめに断る時に用いる。
055.Shall I make some coffee?(コーヒーを入れましょうか?)
※Shall I〜?「〜しましょうか?」と申し出る
確認4.3(5)I mailed the book two days ago,/ so you should get it soon.(2日前に本を郵送したので、すぐに届くはずです.)
057.Need I go into details?(必要ありますか、詳しく⇒詳しく述べる必要がありますか?)
※needは否定文のほかに疑問文でも助動詞として使え、こういう形は簡潔でよい

英作文の注意

  • 可能性・推量を使い分ける

  • 未来時制のwillと法助動詞のwillを区別する(未来時制のwillは「これはこれからの話だ」と伝える役割)

5/3ミーティング追記

  • 助動詞は話し手や書き手の感覚・認識で表す(※主語ではない)

  • 何%くらいという基準でおぼえるのはいいが、日本語によって言い方や状況によってニュアンスは変わる


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?