見出し画像

【表現のための実践ロイヤル英文法学習】第3章 時制(TENSE)

この記事は、ランサーズが運用する新しい働き方LAB内で立ち上がった、英語学習コミュニティにおける学習記録です。
主宰の堂本さんの指定文法書「表現のための実践ロイヤル英文法」をもとに、毎週1章ずつ学習を進めていきます。

例文は主に別冊の「英作文のための暗記用例文」に記載の文章と、確認・実践問題から引用します。

現在時制

3人称単数現在の動詞変化

  • 無声音の後は[s]、有声音の後は[z]と発音する

  • [s][z][ʃ(シュ)」[tʃ(チ)][dʒ(ヂ)]で終わる語には-esを付け、[ɪz]と発音する

  • 子音字+yで終わる語は、yをiに変えて-esを付け、[z]と発音する

034.She works / for an oil company.(彼女は働いている/石油会社のために⇒彼女は石油会社に勤めている)
※She is working〜としない

現在時制は、「今」を含んだ時間を超越した事実を示す

現在を中心とした持続的な性質や状態、習慣的な行動・動作、いつの時代にも当てはまる真理や社会通念、新聞の見出し、年表など歴史的な出来事を表す。

Birds fly.(鳥は飛ぶ)は、一般的に「鳥は飛ぶ生き物だ」という意味。「鳥が飛んでいる」という具体的な事実を描写をするならA bird is flying.となる。

030.He has a bad cold.(彼は持っている、悪い風邪を⇒彼はひどい風邪を引いている)
※風邪を引いているときはhave a cold。風邪を引くはcatch (a) cold.「a」はなくても良い

確定している未来は現在時制で表せる

時刻表やカレンダー、変更がないと思われる予定など。

044.Christmas falls on Monday / this year.(クリスマスは、上にかかる、月曜日の/今年は⇒今年はクリスマスは月曜に当たる)

時・条件の副詞節の中では未来のことでも現代時制

ただし名詞節のwhen,ifの中で未来のことを表す時は未来時制になる。

確認3.1(4)When the light  turn green,/ you may proceed.(ライトが緑に変わったら/あなたは進むことができる⇒ライトが緑に変わったら先に進むことができます)
確認3.2(3)Phone me / as soon as you hear some news.(電話して、私に/したらすぐに、ニュースを聞いたら⇒ニュースを聞いたらすぐに電話して下さい)

【現在完了】過去のある時点から今までの間の出来事

  • have[has]+過去分詞で表す。

  • 「ある時点」がどの時点であるかは文中にはっきり表される。

  • 基本の用法は完了と結果の状態・経験・継続

  • 動作の完了やその結果の現在の状態を表すときは、already,yet,just,now等を伴うことが多い。

現在までの経験を表すときは、ever,never,before,often,once,~timesを伴うことが多い。

確認3.3(1)She has gone / to the supermarket.(彼女は行っている/スーパーに⇒彼女はスーパーに行っている)
036.Have you ever been to a wildlife park?(行ったことありますか、野生動物公園に⇒野生動物公園に行ったことがありますか?)
※beenではなく、goneでもよい。ever=生まれてから一度でも、で本人が生まれた時点を表す
037.This is the first time / I have ever used this laptop.(これがはじめてです/私がこのノートパソコンを使ったのは⇒このノートパソコンを使うのはこれが初めてです)

【現在完了】現在までの習慣的行為や状態の継続

for〜,since〜など期間を表す語句を伴うことが多い。
※動作の継続は現在完了進行形を使うのがふつう。

確認3.2(2)Tom and Jill have known each other / since they were in high school.(トムとジルは知っている、お互いを / 高校時代から.⇒トムとジルは高校時代からお互いを知っている)

明らかに過去であることを示す語句、過去のある期間内の経験、Whenで始まる疑問文が特定の時を尋ねる場合は現在完了は使えない。

041.When did you see him / last?(いつあなたは見た、彼を/最後に⇒最後に君が彼に会ったのはいつですか?)

【現在進行形】現在進行中の動作・出来事・確定的な未来を表す

am[are,is]+〜ingで表す。

確認3.2(1)Jane is becoming more and more like her mother.(ジェーンはだんだん似ている、彼女の母に⇒ジェーンはますます彼女の母に似てきている)
※be becomingでだんだん〜になっている
039.We are visiting Paris / next summer.(私達は訪れる予定です、パリに、来年の夏に⇒私達は来年の夏にパリを訪れます)
※予定として決まっている場合は未来形ではなく現在進行形
042.He is always complaining.(彼はいつも不満を言っている⇒彼はいつも愚痴ばかり言う)
※alwaysやconstantlyなどを伴って「いつも〜している」という反復的な動作を表す進行形で非難などの感情が込められることが多い

【現在完了進行形】過去のある時から現在まで続いてきた動作・出来事を表す

  • have[has] been +〜ingで表す。

  • 原則として動作性の強い動詞が現在までの動作の継続を表す際は、現在完了進行形にする必要があるが、動詞によっては現在完了でも現在完了進行形でも変わらない場合がある。(study,live,rain,waitなど)

046.I have studied [have been studying] rainforests / for many years.(私は勉強してきた、熱帯雨林を/長年⇒私は熱帯雨林を長年研究してきました)
※現在完了で動作の継続を表すにはfor many yearsのような期間を表す語句が必要  

過去時制

  • 過去のある時の状態、動作、出来事などを示す。

  • 規則動詞であれば動詞の原形の語尾に-edをつけ、不規則動詞の場合は活用形に従った語形変化で表す。

  • ever,neverを伴って過去から現在までの経験を表すこともある。

  • 「You did it.(よくやったね)」「You got it.(そのとおり)」という言い回しがある。

【過去完了】過去のある時より前の時点から過去のある時までの出来事

  • had+過去分詞で表す。

  • 「ある時点」がどの時点であるかは文中にはっきり表される。

  • 基本の用法は完了と結果の状態・経験・継続。

The train pulled out / before I arrived.(列車は発車した/私が着く前に⇒列車は私が着く前に発車した)
※afterやbeforeで前後関係がわかるのであれば、先に起こったほうも過去時制のままでかまわない
⇒040.The train had already left / before we arrived.(列車はもう出てしまった/私達が着く前に⇒列車は私達が着く前にもう出てしまった)
※「もう出てしまった」と過去のある時よりさらに前についてなにがあった(なかった)を表す場合は過去完了形

【過去進行形】過去のある時に進行中の動作・出来事、丁寧な依頼を表す

was[were]+〜ingで表す。

【過去完了進行形】過去のある時より前の時点から過去のある時まで続いてきた動作・出来事を表す

had been +〜ingで表す

未来時制

  • 「時」を表す助動詞will+動詞の原型。

  • 一般に単純未来(無意志未来)を表す。

  • 本質的に未定、不確実なもの。

035.He will be / in this office / tomorrow morining.(彼はいる予定です/このオフィスに/明日の朝⇒彼は明日の朝はこの事務所におります)

be going to〜は前もって考えられていた意図、自身を持って述べる予測

〜になる、〜をするを表す。
※明らかにその場で決めたことであればwillを使う

確認3.2(4)"We need some bread.""OK,I will get it."(「パンがほしいな」「わかった。とってくるよ」)
※「I am going to get it」だと、前もって決めていた意味になる

【未来完了】未来におけるある時点からある時点までの出来事

  • will have+過去分詞で表す。

  • 「ある時点」がどの時点であるかは文中にはっきり表される。

  • 基本の用法は完了と結果の状態・経験・継続。

【未来進行形】未来のある時に進行中の動作・出来事、確定的な予定を表す

will be +〜ingで表す。

045.Will you be using your laptop / this afternoon?(あなたノートパソコンを使っていますか、今日の午後⇒今日の午後あなたのノートパソコンをお使いでしょうか?)
実践3.1(7)Will you be coming to the party / this evening?(いらっしゃいますか、パーティに/今晩の⇒今晩のパーティにいらっしゃいますか?)
※Will you be coming〜?は相手の予定を知りたいときに使う

【未来完了進行形】未来のある時から未来のある時点まで続いてきた動作・出来事を表す

will have been +〜ingで表す

進行形にしない動詞

事物の状態や構成を表す動詞、知覚動詞、心的動詞は原則として進行形では用いない。
※一時的な状態を表す場合や知覚動詞・心的動詞が意思のある動作を表す場合は進行形になる

043.My  wife is being difficult lately.(妻は気難しくなっている⇒妻はこのごろ気難しい)
※ふつうはlatelyは現在完了形を用いるが、一時的な状態や習慣的な行為を表すときには、現在進行形で表すこともある。非難したり、からかうニュアンスが多い

英作文のポイント

  • 日本語の時制に引きずられない

  • 「〜している」の場合に進行形にするかどうか考える

  • 「〜した」の場合に、完了形にするかどうか考える

5/3ミーティング追記

  • 基本的には現在形と過去形があり、それぞれに進行形と完了形があると覚える

  • 現在形であり過去形でもあるという文章はありえない(過去のことを現在形で表すことはできるが)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?