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【表現のための実践ロイヤル英文法学習】第7章 分詞(PARTICIPLES)

この記事は、ランサーズが運用する新しい働き方LAB内で立ち上がった、英語学習コミュニティにおける学習記録です。
主宰の堂本さんの指定文法書「表現のための実践ロイヤル英文法」をもとに、毎週1章ずつ学習を進めていきます。

例文は主に別冊の「英作文のための暗記用例文」に記載の文章と、確認・実践問題から引用します。

分詞=形容詞と動詞の性質を兼ねた準動詞

現在分詞/過去分詞があるが、時制の現在や過去とは直接関係ない。

  • 現在分詞:動詞の原形+ing

  • 過去分詞:動詞の原形+ed

  • 分詞の完了形:having+過去分詞

  • 分詞の否定形:not+〜ing、not having+過去分詞(※neverと完了分詞の場合は、havingの前後どちらにneverがきてもよい)

  • 分詞の受動態:being+過去分詞

  • 分詞の受動態の完了形:having been+過去分詞

101.Written language is often more formal than spoken language.(書かれた言葉はしばしば改まっている、話された言葉よりも⇒書き言葉は、話し言葉よりも改まった感じのケースが多い)
097.The same question kept / being asked.(同じ疑問が続いた/尋ねられている⇒同じ質問がずっとなされた)

頻繁に使われるためOが省略された他動詞(疑似自動詞)の現在分詞

  • 通常、他動詞の過去分詞は受動的な意味、自動詞の過去分詞は能動的な意味を持つ

  • 自動詞の過去分詞は名詞の前に置くのがふつう

100.It was dinner time, / so there were many people / eating.(食事の時間だった、だからたくさん人がいた/食事をしている⇒食事時間だったので、食事をしている人が大勢いた)
※eating peopleとすると、peopleがeatのOとなってしまうため、many eating peopleとは言わない

S+V+O+分詞

  • 知覚動詞を現在分詞で用いると、原則、「Oが〜しているところを知覚する」という動作の途中の一部を示す

  • S+V+O+原型不定詞の場合は、Oの行為をはじめから終わりまで近くしたことを表す

  • have[get]+O+過去分詞は、主語の意思の有無しだいで使役か受動かが決まる

  • not have+O+現在分詞は、「何も言わずに我慢してOに〜させるつもりはない」といったニュアンスが強い

098.I saw a dolphin chasing a boat / at the river mouth.(私は見た、イルカがボートを追っているのを/河口で⇒私は河口でイルカがボートを追跡しているところを見ました)
※seeやhearなどの知覚動詞を用いた構文は、現在分詞を用いると何かをしている動作の途中の一部を示すのが原則
099.He caught his son / drinking beer.(彼は見つけた、彼の息子を/ビールを飲んでいる⇒彼は息子がビールを飲んでいるところを見つけた)
※catchやfindは知覚動詞ではないが、「Oが〜しているところを見つける」という意味の構文をとる。どちらも原形不定詞をCにとることはない
102.Who left the water running / in the upstairs bathtub?(誰だ、お湯を流したままにしたのは/2階の浴槽で⇒2階の浴槽でお湯を流しっぱなしにしておいてしまったのは誰だ?)
※leave+O+現在分詞は、「わざわざそのままにしておく」もしくは「うっかりそのままにしてしまう」の意味があり、文脈で決まる
103.I don't like people telling me what to do.(私は好きじゃない、人に命令されるのが、なにかしろと⇒私は人になにかしろと命令されたりするのが好きじゃない)
※like O 〜ingは否定文で用いられることが多い
104.I like my eggs fried.(私は好きです、私が卵を焼いたのが⇒卵は焼いたのが好きです)
※friedの形容詞用法。同様にI like my coffee strong.は「コーヒーは濃いのが好きだ」となる

分詞構文=分詞を使って副詞節を句の形に圧縮したもの

  • 過去分詞は他動詞がふつうであり、BeingやHave beenは省略され、多くの場合は受動の意味となる

  • 分詞構文の意味上の主語は主格のまま分詞の前に置くのが原則だが、文の主語と同じときや、漠然と一般の人を表すときには省略される

  • 単純形の分詞は、文の述語動詞と同じ「時」を表す

  • 完了形の分詞は、文の述語動詞の表す「時」より前の時を表す

  • 単独の分詞構文は、時、原因・理由(because/sinceほど強くない「〜で」と繋ぐ程度の因果関係の接続)、付帯状況(同時生起)、動作や出来事の継起などを表す

  • 接続詞を頭につけて使う分詞構文は、条件、譲歩を表す

105.Singing merrily, / they started towards town.(歌いながら、陽気に/彼らは出発した、町のほうに⇒陽気に歌いながら、彼らは町のほうにでかけた)
※意味上の主語が文の主語と同じ場合省略し、「〜しながら」という意味を表す動詞を現在分詞にして、文頭に置く。
106.I was lying / in bed, / watching TV.(私は横になっていた/ベッドで/テレビを見ながら⇒私はベッドに横になっており、テレビを見ていた)
※「横になる」と「テレビを見る」が同時に行われている(付帯状況・同時生起)の場合、つけ足すほうの動作を分詞にして、コンマを打って後に置くことが多い
108.Holly swung her head around, / her hair flying through the air.(ホリーは揺らした、彼女の頭をぐるりと/彼女の髪はなびいた、空中に⇒ホリーは髪をなびかせながら、頭をくるりと回した)
※「頭をくるりと回した」のはホリー、「なびいた」のは彼女の髪で、主節と従位節の主語が違う場合、分詞構文のflyingのほうに意味上の主語のher hairを置くことになる。こういう独立分詞構文では、文の主語(Holly)の体の一部や持ち物が分詞の主語になることが多い
107.Early planting has its benefits, / weather permitting.(早めに植えることは、利点があります/天候が許せば⇒天候が許せば、早めに植えるということはそれなりの利点があります)
※weather permittingは文末に置くことが多い
109.He was seated / with his legs crossed.(彼は座っていた/足を組んで⇒彼は足を組んで座っていた)
※with+O+分詞で「Oを〜しながら」の意味になる。legsはcrossされる立場だから過去分詞で表す
110.Considering his age, / his health has been remarkable.(考慮すれば、彼の年齢を/彼の健康状態はすばらしい⇒年齢を考えると、彼の健康状態はすばらしいものだ)
※considering〜で「〜を考慮すれば」の意味。
111.Frankly speaking, / I don't want to see my name / on that list.(率直に言えば/私は自分の名前を見たくない/そのリストに⇒率直に言って、私はそのリストに自分の名前を見たくない)
※Frankly speakingで「率直に言って」の意味。Generally speaking「一般的にいえば」、Strictly speaking「厳密にいえば」、Roughly speaking「大雑把にいえば」などの表現がある

英作文の注意

  • 名詞を修飾するときの分詞の位置に注意する

  • 分詞構文は文を簡潔にするために使える

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