アプリゲームについて考えてみた

 今まで散々色々なゲームをやってきましたが、最近スマートフォンでプレイ出来るゲームが流行していますね。その中でソーシャルゲームというものがとことん合わねえな~~~!!!と思ったので、なんで合わないのかと整理するためのメモとして書こうと思っています。ついでに比較のためアプリゲーム全般について語っています。
合わなかったな~~~という話なので、基本文句が多いです。注意!


■ 自称設定厨

 まず一番最初にお伝えしておきたいのが、私は自称設定厨です。設定厨と言うのは私が作った造語なので、一般的な(ググって一番最初に出てくるような)意味の「設定を練るのが好きな人」ではなく、「世界観とゲームシステム等が一致することを気にする人」ということでお願いします。これを表す言葉が他に思いつかないので。むしろ何か適切な語句があるのなら教えて欲しい。
まあ、世界観とかがしっかりしたゲームが好きだなっていう事です。
 設定厨としては「世界観が合うこと」を気にしますが、勢いや盛り上がり方でものすごく楽しくプレイした場合、設定の齟齬などは無視します。
私が体験した楽しさ>>>>>>設定厨の私という感じなので、とにかく楽しければ問題ないというガバガバ基準ですが、今この文章を書いている人は設定を気にする人、という認識していただければと思います。


■ 今までプレイしてきた携帯アプリゲームのジャンルを大別

これまでやってきたゲームを大雑把に分けてみようと思います。勝手にジャンル分けしてるだけなので、あんまり鵜呑みにしないでくださいね。

◎放置ゲーム
何かを指示すると後は勝手にやってくれるような、放置するのがメインのゲームと定義します。
・旅かえる
・ビンデガーデン
・栽培少女
とか。

◎リズムゲーム
音楽に合わせてタイミングよくボタンを押すゲームです。リズムゲームの皮をかぶったソーシャルゲームもあるのでそれはソーシャルゲームとして定義するため割愛。
・Cytus
・Deemo
とか。

◎育成・経営シミュレーションゲーム
育成とか経営とか、そういったものをのシミュレートを出来るゲームと定義します。ここにも育成・経営の皮をかぶったソーシャルゲームがあります。
・お住まい夢物語
・大海賊クエスト島
とか。

◎脱出ゲーム
どこかの部屋から、どこかの場所から脱出することを目的としたゲームと定義します。
・脱出ゲーム DOORS
・猟奇脱出ゲーム Murder Room
・監獄脱出少女 Lie
とか。

◎パズルゲーム
パズルを解くことを目的としたゲームです。課金要素は難しかったら少し手伝ってくれる、みたいな要素が多いです。
・Cut the Rope
・Gardenscapes

◎ノベルゲーム
小説を音・イラスト・動画等で楽しむことが出来るゲームと定義します。一日この範囲を読んでいいよと言われるチケット制もの、買い切りのもの、そもそも無料で公開しているものがあります。
・LOOP THE LOOP
・歪みの国のアリス
・428 封鎖された渋谷で
・オズの国の歩き方
とか。

◎横スクロールアクション
横に移動しながら遊ぶ古き良きアクションゲームです。
・ねじ巻きナイト
・ケリ姫スイーツ
とか。

◎ソーシャルゲーム
コミュニケーション機能があり、課金(ガチャ課金等)が出来るもの、という定義にするとします。ほとんどの携帯アプリゲームはこれですね。
・グランブルーファンタジー
・FGO
・アイドルマスターシンデレラガールズforステージ
・どうぶつの森 ポケットキャンプ
とか。


大まかに分類することが出来たので、それぞれの印象とかを語ってみようと思います。


放置ゲーム

好きな時に好きなだけプレイしたい私にはこれが合いませんでした。時間を省略したい時は課金要素がありましたが、それをしたいほど好きなゲームでもなく、少し触ってアンインストールするのが常でした。


リズムゲームについて

元々、シナリオがあるリズムゲームがとても好きなのですが、Deemoだけは最後までクリアしたぞ~~!!Deemoはちょうど良い曲数に、綺麗な曲に、少し謎がある不可思議なショートストーリーなので、とても楽しく気軽にプレイ出来ました。ちゃんと完結(完結と言えるか微妙ですが)してるので、それも私の中でポイント高いです。Amazonプライムに入っていればアルバム曲が無料で聞けるぞ!オススメ!!
あとはリズムゲームの皮をかぶったソーシャルゲーム(アイマスとかラブライブとか)なので、それはソシャゲの時にでも語ります。
Deemo以外は気が向いたらちょこちょこプレイする程度なので、熱中するほどでもありませんでした。


育成・経営シミュレーションゲーム

元々育成・経営系のシミュレーションゲームが大好きなはずなのですが、本来こちらのジャンルに該当するはずがほとんど全てソーシャルゲームに分類される酷い有様になってます。上記で上げたシミュレーションゲーム(お住い夢物語とか)は古き良きファミコン時代を思い出すので、プレイしてみるのもオススメです。
牧場物語や牧場系ゲームはこういうアプリゲームが合うと思うのですが、私が確認した全ての牧場系アプリはヘイ・デイ(という有名な牧場系ソーシャルゲーム)を真似してるのでどれもこれもつまらないです。合わなかったなあ……。


脱出ゲーム

シナリオがある脱出ゲームとシナリオがない脱出ゲーム、2種類があるようでした。シナリオがない脱出ゲームは正直言って苦行でした。脱出しても脱出してもまた閉じ込められている。何度開けても閉じ込められている。ここはそういう修行の場所なのか?と思うレベルでしたが、別に修行をしたいんじゃないやと気づいたのでゲームをアンインストールしてやめました。
シナリオがある脱出ゲームは基本的にホラーもしくは猟奇演出が過多になりがちで話が被るので、一度やったらもういいかなーと思う感じでした。


パズルゲーム

Garden Scapesは屋敷を買った主人公の代わりに執事が屋敷を綺麗にしてくれる…というシナリオなのですが、執事と周辺住人のコミュニケーションがなかなかシュールで面白いです。あ、パズルも面白いのですが、パズルを解けるか否かは完全に配置次第の運ゲーでした。今でもたまーにプレイする。
Cut the Ropeはちゃんとギミックを理解した上で解くパズルなのでパズルとしては優秀なのですが、シナリオみたいなものがないから飽きるんだよなあ……。

ノベルゲーム

428はアプリゲームと言うより移植されたゲームでした。しかも今は配信終了しています。やっぱアプリゲーは駄目だな…配信終了したらいくら金払って買ってようが駄目だもんな…。こういう所が携帯アプリゲームが合わないと思ってる要因の1つでもあります。
買い切り系……あ、買い切り系というのは全てのシナリオにかかるお金を事前に払って後は自由にプレイできるゲームのことです。通常のコンシューマーとかと一緒ですね。買い切り系以外だと、無料で読めるけれどチケット制のものもあります。オズの国の歩き方や灰色都市などはこのシステムになります。買い切り系とチケット制、抱き合わせのパターンが多いので気に入ったらシナリオをすべて買うというやり方もできます。
ノベルゲームはシナリオの当たり外れが大きいため、購入方法を選べるのはありがたいですね。なのでノベルゲームは結構好きです。


横スクロールアクション

古き良き横スクロールのアクションゲーム…なのですが大体重い。持っている端末だとまともに動かないので遊ぶのを断念しています。インストールしても重すぎて即アンインストールするジャンルです。


ソーシャルゲーム

これがな~~~~心底合わなかったんだな~~~~~!!! このソーシャルゲーム、略してソシャゲは本当に幅広いゲームがこの要素を取り入れていまして、あまりにも言いたいことが多いのでちょっとずつ書いていきます。

◎ガチャという概念
ガチャ。それは射幸心を煽って課金を促すもの。色々な呼び方があるけれど、とりあえずガチャと呼称します。大抵はキャラだったり武器だったり衣装やステータスアップ系の何らかのアイテムがガチャとして出てくることが多いです。ここに設定厨の私がムクリと起き上がる。
例えばグラブル。これは「武器が当たるとキャラクターと出会うエピソードが解放される」という良い設定だと思います。思いますが、なんで「ガチャ」ってそのままの名前で出すんだよ。グラブル世界にいきなり「ガチャ」って出さないでよ。世界観ぶち壊しだよ。マイページ見て「編成、共闘、ガチャ」の並び見て最初「うっわ世界観やっべえな!」としか思えなかったよ。
更に言えばデレステ。アイドルをスカウトするゲームじゃないのかよ。なんだよ「ガシャ」って。お前がするのはスカウトもしくはオーディションだろ。そう書けよ。せめて設定を守れよ。

◎ガチャについて
基本的に私が課金をするタイミングは「ゲームで楽しいと思えたら課金」を心掛けています。今回はこのくらい楽しめたからこのくらい課金しよう、みたいな感じで自身の感じた感情を現金化するのです。既に「楽しいと感じたこと」に対価を支払っているので、そうすると当たっても当たらなくても丁度良い。
先程グラブルを例に出したのでここでも継続して例に出しますが、グラブルは定期的に無料ガチャをやってくれるし結構当たる。あと消費者庁かどこかからか怒られたのでガチャの天井(ある一定額を期間中に設定された課金額達した場合、好きなキャラを選んで貰うことが出来ること=課金額の上限=天井と言う)を設けてくれたし、楽しいと思えたら課金が成立するのでガチャ要素としては嫌いではありません。
未だに天井を設けていないところはどうかと思いますがね。お前のことだよFGO。

◎季節系ガチャについて
謎なのですが、なぜかガチャ要素があるゲームでは正月・水着・ハロウィン・クリスマス等々、色々な衣装に着替えた既存キャラクターが大勢出てくるんですよね。いやなんでだよ。着せ替え出来るだけにしろよ。もうその人物いるから。同じ人物が複数いるのはなんでだよ。
この辺はアズールレーンや艦これが上手いな~と思いましたね。すべて着せ替え要素のみで統一していました。建造という項目でキャラクターを増やすだけで、建造するために必要な素材は頑張れば課金せずにゲットできる。キャラクターを持っていれば衣装は別売りなので、普通に買えばいい。まあこの2つは同じ人物(?)が大量に発生するので、その設定が謎すぎて嫌いですが。

◎逆にガチャを上手くシステムに反映したと思うゲーム
・SHOW BY ROCK!!

アイドル達のリズムゲームなのですが、アイドルの写真がガチャで出てくるという設定でした。つまりファンにアイドル写真を売りさばいてる訳ですね、何が当たるか運次第という形で!それなら正しく「ガチャ」だ!写真なら同じ写真が被るのはしょうがない!だって同じデータをいっぱい現像してるでしょうしね!これはうまい!(ただこの写真を使って編成して強くなるのが謎。自分の推しの写真を配置して根性を上げて防御が強くなるとかそういう……??)

・Fate/Grand Order
「ガチャ」ではなく「召喚」。サーヴァントを召喚という設定はエロゲ時代からファンの間で英霊ガチャと言われていたこともあり、ガチャシステムに馴染む土壌があったと思います。「英霊召喚」はね!!
他は文句いっぱいですが、英霊召喚部分だけはとても上手く反映出来てると思います。

・ドリフェス!!!
もうアプリは終了してしまいますが、アイドルのライブで衣装カードを送ることがアイドルへの応援(エール)になるという世界観の設定。ライブでのエールに必要な衣装をガチャで当てていくシステム。めちゃくちゃ上手くガチャにハマったと思いました。衣装をエールとして送るとアイドルがその衣装を着てくれるんですよ。衣装カードの購入なので私が認められない「ガチャで同じ人増えすぎ問題」とか「重複するのはおかしい問題」とか「合成やら何やら意味分からん問題」とかが全部解決します。衣装カードの購入ならね!仕方ないよね!しかもこの衣装カードもデータだろうからね!データなら合成だのなんだのありそうだな!(設定が面白いのでガバガバ基準が適用されている例がこちらです)

うまくハマってるな~と思えたのはこんな感じでしょうか。色々やってきたにしては少なっ!

◎シナリオに自分が持っていないキャラが登場する
ガチャ要素を入れてくるゲームの大半がメインシナリオやサブシナリオでいきなりキャラをぶっこんできます。いやそれはいい。それはいいんですが、そのキャラクター、うちにいないよって気持ちになるのをどうにかして欲しい。自分のところにいないキャラクターが訳知り顔で物語に介入している……いや知らない……お前のことは知らない……お前は誰だ……という気持ちになって仕方ないんですよね。前述したグラブルはその辺が丁寧で、「持っているキャラの導入文章」と「持っていないキャラの導入文章」が異なります。丁寧すぎて泣ける。でもやっぱりいないキャラには入ってほしくない。それでもグラブルは全然マシ。他のゲームはグラブル見習って。お前のことだよFGO。

◎シナリオに合わないパーティー編成が出来る
シナリオでは主人公や他のキャラクター数人しか登場していないのに、何故か戦闘では色々なキャラクターをパーティーに入れて倒すことが出来る。いやそれも分かる。強いメンバーで挑みたいもんね、分かる。分かるが、他のキャラクターがいるとシナリオが破綻するようなタイミングでパーティーメンバーを自由に設定出来るのが好きじゃない。せめてシナリオ通りにプレイさせてくれよ。戦闘に出したメンバーがシナリオに関わってたらもっと騒がしくなるだろ?でもそうならないんだろ?なら縛りプレイにしてほしい。

◎イベントの期間が短い
基本的にイベントを開催する期間が短いです。1週間、2週間はざら。ちょっと仕事が忙しくて2週間くらい放置してるとイベントがいつのまにか終わってることが多いです。どんな時でもいつでもログインしてプレイしろってか!?そんな暇じゃねえ!という気持ちになってしまうので合わないんだなあ……。やはりゲームは好きな時に好きなだけ遊びたいです。

◎そもそもソーシャル要素が合わない
散々プレイしてようやく気づいたのですが、コミュニケーション取りながらプレイするゲーム、苦手だわ~~~!!!
元々知り合いの場合は問題ないんです。知り合いと一緒に頑張って倒そうとするのは苦手でもなんでもなかった。 ゲーム上だけで知り合ってゲーム上だけでやり取りする誰かに何か(大抵こういうゲームではチームを組んで頑張ってポイントを稼ぐことが多い)を強制されるのが、めちゃくちゃ苦手だわ~~~~!!!!気付くのが遅すぎる!!!
FGOはこの辺あっさりとしてるのでとても良いですね。戦闘時にキャラクターを借りるぐらいでチーム戦を頑張ってやってねとは言われないので。ただ設定的におかしいけどな。このゲームシステムめちゃくちゃ助かってるけど設定的に大嫌いだけどな。


■ 終わりに

思いつくのはこれくらいでしょうか。私がいかにソシャゲが合わないかが自分でもよく分かりました。これだけ文句があったんだな……。
アプリで楽しくプレイ出来たのはノベルゲームのみ、あとはリズムゲームとパズルゲームはたまにプレイすると良しということが羅列してみて分かりました。
グラブルはコミュ障の私でもコミュ障のチームに入れば問題なくプレイ出来ますし、文句言いつつもシナリオもゲームシステムも面白いのでまだまだプレイしようと思っています。FGOについてはあとで感想まとめてアンインストールします。
→感想まとめました。

 改めて文章にすることで自覚することもある。そんな教訓をソシャゲは教えてくれたのだと胸に留めながら、今後も楽しいゲームライフを突き進んでいこうと思います。

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