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3年ぶりの海外! 世界遺産 ベトナム フエ&ホイアンの旅

ここ10年ほど、年に1~2回ほど海外へ出かけ、心のリフレッシュをはかることが恒例になっていた。最後に行ったのは、コロナの脅威が迫りつつあった2020年2月のミャンマー。あれから約3年。パスポートを持って旅に出たくてウズウズしていたが、久しぶりにGO!

行き先は、世界遺産の街、ベトナムの古都「フエ」と「ホイアン」。縦に長いベトナムの、ほぼ中央。4泊6日とショートトリップの始まりだ。

上の方にある「ハノイ」が首都だが、最大の都市は下の方にある「ホーチミン」。フエとホイアンの真ん中にある「ダナン」は、ベトナム第3の都市。

12/23(土)/DAY1 乗り継ぎでピンチ!空港をダッシュ

予約したのは、ベトナム航空。1日目は9:30の便で成田を経ち、ハノイで国内線に乗り換え、フエまで向かう。

9:30成田発。7時過ぎには空港に着いたが、カウンターが混んでいて、1時間くらい並んだ…。オンラインチェックインを済ませていたから、それでもマシな方だった。
ベトナム航空の「プレミアムエコノミー」がめちゃくちゃ快適だった!足もそこそこ伸ばせるし、食事の時間とは別に、3回も飲み物が振る舞われた。


フライトは快適だったのだが、ハノイでの乗り換えで冷や汗をかくはめに。一度、入国審査を受けて荷物をピックアップしてから、乗り換えないといけなかったのだが、長蛇の列で入国審査に2時間弱もかかる始末…。16:10には搭乗しないといけないのに、15:50にまだ荷物を受け取る段階で、めちゃくちゃ焦った。スタッフにアピールしながら空港内を近年稀にみるスピードでダッシュ!搭乗口に着いたのは16:20頃だった。でも、搭乗時間が遅れていたようで、結局16:45頃に乗り込み開始。焦り損の走り損…!

ハノイ→フエの便は、乗客の7割ほどが欧米人。中国人、韓国人、インド人が各1割、日本人は全然いなかった。

猛ダッシュ後、汗だくで到着した搭乗口。トランジットの時間は、ゆっくりベトナムコーヒーでも飲もうかなんて思っていたのに、全くそんな余裕はなかった。


フエまでは1時間半ほど。18時頃に空港に到着し、GRABを呼んでホテルへ。天候は残念ながら雨。思っていたよりも寒い!天気予報では最高気温が23℃、最低気温が18℃くらいとのことだったので、初秋くらいの服(ロンT+薄手のパンツ)を用意したが、体感は晩秋。スウェットや薄いニットを持ってくれば良かった!

泊まったのは、ホンティエン ルビーホテル。「フエ ホテル おすすめ」で検索したところ、誰かのブログで「めちゃくちゃいい!」と絶賛されていた。2つ星ながら、エクスペディアの評価、9.4!すごくない?

ダブルサイズのベッドが備えられた、デラックスルーム。宿泊料金、驚きの1泊2063円!


早々にチェックインを済ませて、街へ繰り出す。ホテルから繁華街までは徒歩2分ほど。

フエの繁華街はこじんまりとしていて、徒歩で楽にまわれてしまう。
クリスマス前だったからか、各店、若者たちで溢れかえっていた。


私が足を運んだのは、事前にリサーチ済みだったMadam Thu Restaurant。1人旅の唯一のデメリットは、レストランでいろんなメニューを食べられないこと。しかしここでは、フエ名物のセットメニューがあり、おひとり様でもいろんな味を楽しめるのだ。

生春巻き、揚げ春巻きのほか、米粉とタピオカ粉を混ぜた生地を蒸し、干し海老や揚げた豚の皮などをのせた「Bánh Bèo(バインベオ)」などがセットに!ありがたい!これで確か16万ドン(約940円)ほど。ローカルビール「Huda(フーダ)」と共に。


店内はほぼ満席だったが、空いたところにシュッと入れるのは、1人旅のいいところ。すぐに案内してもらえた。ここでも客はほぼ欧米人。フエはアジア人よりも欧米人に人気なんだな。

この後、ホテルに帰ってバスタブに湯をためようとして、ショックを受ける。最初の3分ほどしか、温かい湯が出ない…。フロントに掛け合うと、スイッチが入っていなかったようで、「これで大丈夫!」的な感じだったが、やはり、温かい湯が出るのは3分ほど…。湯を張るのはあきらめてシャワーに切り替えたが、すぐに冷たくなってしまった。結局、宿泊した2日とも凍えながら風呂を済ませるはめに。

激ぬるシャワーのせいであまりにも寒かったので、暖房をオン。しかし、見るからに年季の入ったエアコンからはドライな風しか出て来ず、日本で着ていたジャンパーを羽織って寒さをしのいだ。エクスペディアの評価9.4ってほんと?個人的には6.5くらいの評価です。BADな口コミを書かなかっただけ、ありがたいと思ってほしい。

12/24(日)/DAY2 渋さが増したフエの遺跡群をめぐる

翌朝。朝食付きのプランではなかったので、まずは近くのカフェへ。

おしゃれ!でも食べ物がパンしかなかった。仕方なく、コーヒーとクロワッサンをオーダー。せめてサンドイッチがほしかった。リサーチ不足。


朝食後、カフェでGRABを呼び、最初の目的地、グエン朝王宮へ。車で10分もかからない距離。

なぜ今回、フエとホイアンを旅先に選んだかというと、TBSの『世界遺産』で見たフエの遺跡が素晴らしかったから。また、NHKの『世界はほしいモノにあふれてる』で見た、ホイアンの街が美しかったから。

この日は1日、遺跡をめぐろうと決めていた。

建物の多くは、中国の影響を多分に受けている。まわりを堀に囲まれた王宮。

<グエン朝王宮>
1802年から1945年までの143年間の長きにわたり、ベトナム最後の王朝がおかれた、グエン朝王宮はフエを象徴する観光スポット。世界遺産に登録されている建築物の中でも最高峰です。
周囲2.5km(南北604m、東西620m)の城壁に囲まれた、約3.6 平方キロメートルの広大な敷地内には、宮廷文化を今に伝える建築物が残っています。また、 王宮内にある閲是堂ではユネスコの無形文化遺産に認定されている、宮廷雅楽を観賞することができます。
ベトナム戦争によりその大半が大破されましたが、現在は修復が進み多くの建築物が往事の姿を見せてくれます。
広大な敷地面積を歩いていると、歴史の重みを感じることができます。

フエ観光情報促進センター

エントランスで、ここの他に2つの遺跡の入場料も含まれたチケットを購入。

42万ドン=約2400円
日本語版の音声ガイドも借りてみた。10万ドン=約580円
民族衣装のアオザイを着た観光客が、美しいロケーションで写真を撮っていた。
雨だからか、観光客はまばら。世界遺産なのにね。
渋い。こういうボロボロになっている遺跡が好き。


1つ残念だったのが、メインとも言える大和殿が工事中だったこと…。マジかよ…。見たかったのに…。テンション3割減。

工事中だって案内、どこにも書いてなかったよ!見たかったよ!


この日も雨で、なんだかなぁと思っていたのだが、むしろ雨が遺跡の渋さを増すいい役割をしてくれていたように思う。

建築それぞれに個性があって、おもしろかった。
こういう風情ある古い門がたくさんある。


建物は、各所にモザイクがふんだんに施されていて、個人的にとても好みだった。

そこかしこにモザイクが。ゴージャズ!
陶器を割って継いでいる。
場所によって描かれているものが違って、全部見たくなる。
いろんな陶器が使われている。すごくかわいい。こういう系のお土産をつくればいいのに。


敷地内はあまりにも広くて、どこを歩いているのかわからなくなるほど。

ところどころで地図を見て、現在地を確認。


迷ったときは、入り口にあるこのフラッグを探すといい。遠くからでも見える。

建造当初は木製だったが、1969年に鉄筋コンクリートで建て直されたとのこと。
各所にこういう案内あり。かわいい。
カートに乗ってまわっている団体客もいた。
建物1つでも、とんでもなく広い。
内装や装飾も、中国の影響を大きく受けているという。


2時間半ほど歩き回って、フィニッシュ。さすがにお腹が空いたので、腹ごしらえ。王宮から徒歩5分ほどのところにある、カフェ&レストラン N. Cafe and Foodへ。

Googleマップでレストランを検索して、発見。かわいい外観。
2階の席へ。12時ちょっと前だが、誰もいなかった。
寒かったから、フォーをセレクト。やさしい味でおいしかった!300円くらい。
ライチ&ライムティーには、生の果物入り。200円くらい。


ここでトイレを借りたら、日本の猫砂が置いてあった。帰り際、「Do you have Cat?」と中学時代に何度も口にしたであろう懐かしのフレーズで尋ねたら、「Yes!」とにっこり笑って返事をしてくれた。お出かけ中なのか、猫は不在。

そして、またGRABを呼び、次なる遺跡「ティエンムー寺院」へ。ベトナム旅行は、GRABが超便利。行きたい場所、自分が今いる場所(ピックアップ場所)を指定すれば、迎えに来てくれ、行き先を告げなくても連れて行ってくれる。アプリをダウンロードして、クレジットカードを登録しておけば、現金いらずで乗れる。前回のミャンマーの時もめちゃくちゃ活用した。

ドライバーがどこにいるかも、位置情報で逐一わかる。ほんとに便利。

<ティエンムー寺院>
1601年に建立された、フエで最も古く美しい寺院です。
ティエンムー寺院を漢字で書くとティエンは「天」、ムーは「姥」を意味します。名前の由来は、広南朝までさかのぼります。太祖グエン・ホアンは国を開くためにこの地を訪れた際、村民から伝承を聞きます。
その伝説では、ある夜に赤い衣と緑色の裾を着た一人の老婆が丘の上に現れ人々に「いつかここに真の主がやって来て、霊気と龍脈をあつめ強力な国をつくるために、寺を建てるであろう。」と語ったそうです。
これを聞いたグエン・ホアンは民衆の願いを叶えることができるように、また慶事の知らせに感謝をして、フォーン川に面する丘の上に寺を建て「天姥(ティエンムー)寺」と名付けました。

フエ観光情報促進センター
シンボルである、慈仁塔(トゥニャン塔)。
これまた、雨がいい雰囲気をつくってくれていた。
にわとりがいた。足が木につながれているので、飼われているようだ。


この寺へ乗せてくれたドライバーに、「寺の後はどこに行くの?」と聞かれた。「ミンマン帝陵と、カイディン帝陵に行く予定」と答えると、「それは素晴らしい!毎回GRABを呼ぶよりも安くするから、僕が乗せていくよ」と提案してきた。ドライバーを待たせていると思うと、ゆっくりまわれない気がして、「自由に行動したいから、遠慮する」と断るも、粘ってくる。「私は今、あまり現金を持っていない。クレジットカードで決済したいから、GRABを呼ぶ方が楽」とさらに断ると、「ATMに寄ることもできるよ」とのこと。

うーん、どうしたものか。実は、フエの空港に両替所がなく、ホテルで少し両替をしただけだったので、現金がほしいとは思っていたのだ。だから、「じゃあ、両替所へ寄ってくれる?それならいいよ」と話に乗ってみることに。そして、ついでに「ここへも行きたい」と、気になっていた「線香の村(トゥイスアン村)へも寄ってほしい旨を伝える。すると「OK!OK!」と快く受けてくれた。2つの遺跡+線香の村+両替所をまわって、ホテルまで送って50万ドン(2900円ほど)に。まぁ確かに、毎度GRABを呼ぶよりは割安な気がする。

先に両替所に寄ってから車を20分ほど走らせ、線香の村へ。

色とりどりの線香(いわゆるお香)が並ぶ店が、通り沿いに何軒もある。

<トゥイスアン村>
フエ市の中心から西に7キロ離れたところに位置する歴史的な工芸村です。ボンカイン丘のふもとにある緑豊かで色とりどりの線香に彩られた美しい村です。ここでは大半の村人が線香をつくっているので、早朝はいつも村全体が黄、赤、緑の線香で彩られ、花と香木のいい香りにつつまれます。

フエ観光情報促進センター


多くの店が並ぶが、ドライバーいわく「伝統的な作り方をしている職人がいる店は、2~3軒ほど」とのこと。その1つに案内してもらった。この情報は聞かないとわからなかったので、ラッキーだった。

色とりどりの線香の前で記念撮影をし、線香づくりを目の前で見せてもらう。

ジャスミン、レモングラス、シナモンなど色ごとに香りが違う。この後、線香の材料を伸ばす作業をやらせてもらった。
線香の他にも、キャンドルやお香立てなどいろんな土産が置いてあり、線香と共にたくさん買ってしまった…。


続いて、次なる遺跡、ミンマン帝陵 / Lăng Minh Mạngへ。線香の村から、車で15分ほど。ここも『世界遺産』で紹介されていた。グエン朝王宮で購入したチケットで、この遺跡と次にいくカイディン帝陵に入場できる。

<ミンマン帝陵>
第2代皇帝ミンマン帝(在位1820〜41)の陵墓。1840年から3年かけて建設されました。ミンマン帝は完成前の1841年1月に病が急変し崩御されたため、次代皇帝ティエウチー帝により完成しました(1843年)。
ミンマン帝は先代とはかわって西洋文化を廃し、儒教的思想を重視していたため、陵は中国の明や清の陵制を参考にしています。

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とっても風情ある風景が広がっていた。「いいねぇ、渋いねぇ」とずっと言っていた。
グエン朝王宮にも似た建物もあった。


30分ほど見学し、続いてカイディン帝陵へ。ミンマンもカイディンも、結構山の方にあってあまり車が通らない。GRABをいちいち呼んでいたら、きっと待ち時間だけで相当かかったはず。ドライバーの誘いに乗って正解だった。ナイス判断!

<カイディン帝陵>
第12代皇帝カイディン帝(在位1916~25)の陵墓。1920年に起工、帝が1925年に崩じたあとも造営を続け1931年に完成、と11年掛けて建設されました。
カイディン帝はフランスに擁立されたこともありフランスに対して融和的で、フランスで開催されたマルセイユ殖民博覧会に出席してからは親仏的傾向がつよくなり、自身の陵墓もバロック様式を取り入れて建築するよう命じました。
特に過剰なまでに装飾された啓成殿は素晴らしく、アジア各地から集めた美しい器や瓶などを材料として使っており、デザインも東洋様式とヨーロッパ様式が混じっている大変ユニークな建物です。

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壁や柱の彫刻が豪華!


確かに、先に見た2つの遺跡とは趣が全く異なる。ヨーロッパの影響を受けていることがよくわかる建物だった。

彼らは、亡きカイディン帝に仕えるために作られたのだとか。
中も豪華絢爛!この地下に遺体が安置されているそう。
この人が、カイディンさん。彼はベトナムで初めてのゲイの皇帝だったとドライバーが教えてくれた。


行きたかった場所すべてをスムーズにめぐることができ、充実した遺跡めぐりDAYに。ドライバーさん、ありがとう。道中、Google翻訳を駆使していろいろおしゃべりしたのも楽しかった!

そうして、ホテルに戻ってしばし休憩。クリスマスイブの街へと繰り出した。

雪が降らない国だけれど、クリスマス気分を満喫しようという意気込みが伝わってくる。


あちこち歩き回って、ディナーの場所に選んだのは、Googleマップでそこそこ評価が高かったZucca Restaurant。ベトナム料理とイタリアンの両方が楽しめるレストランだ。

我らが黄金マンネ、ジョングクの「Standing Next To You」がエンドレスで流れており、テンションがあがった。きっと、スタッフの誰かがARMYなんだと思う。
パパイヤサラダと揚げ春巻きをオーダー。サラダが軽く4人前くらいあり、他のメニューも頼みたかったが無理だった。
フランス産やチリ産にまじって、ベトナム産のワインがあり、迷わずセレクト。が、なんだか薬のような味がして、あまりおいしくなかった…。残念…。
帰り際にもらったプチギフト。店の奥でスタッフの女の子がせっせとモールで何かを作っていたのだが、これだったのか。手作り感が満載でかわいい。


ホテルに戻るにはまだ早い時間だったので、夜の街をぶらり。

旧市街(グエン朝王宮の方面)へ行く際に渡る橋。夜はライトアップされていた。
あまりにも寒くて、ローカルな服屋でダウンベスト(1500円くらい)を購入。ベトナムの若い子たちが集まる店で、日本人の40代はかなり浮いていた…。でもいいの、シンプルでかわいいから、日本でも着るんだもん。
翌日、早速着用。

12/25(日)/DAY3 ランタンの街、ホイアンへGO!

相変わらず寒いので(天気予報では22℃などとなっていたけど、体感は15℃くらい!)、朝ごはんはフォーにしようとホテルを出発。徒歩2分くらいのところにある、ローカルなフォー屋さんに行ってみた。PHO MAI DAO 。お客さんはほぼ、地元民な感じ。仕事前に食べていくんだと思う。

写真を撮ったのは、お客さんが引いた後。ローカル感がいっぱい。


店に入ると、感じの良い笑顔で店員さんが席をすすめてくれた。メニューは壁にベトナム語で書かれているだけ。どうしよう…と思っていたら、英語表記もある卓上メニューを持ってきてくれた。早速、一番上にあったビーフ入りのフォーを注文。

透き通ったスープをひと口すすると、あっさりながらも出汁の味がしっかりして、うまい…!正直、ベトナムで食べたフォーの中で、一番おいしかった…!これで、300円しないなんて。私、このフォーなら毎日いける。

新鮮な野菜と共に、アツアツのフォーが登場。4万5000ドン(約265円)


大満足で店を後にし、GRABを呼んでホイアン市場へ。約7分くらいの距離。
ドライバーが「not goodな市場だよ」って言うから、どんなところかと恐る恐る参上。

エントランスは、特段問題なし。


なるほど。一歩足を踏み入れてみて、よくわかった。とにかく、カオス!ここは素人が来る場所じゃない。地元で生まれ、地元で暮らしている人間だけが立ち入ることが許される場所…そんな感じがした。

お菓子やら、雑貨やら、なんだかわからないものを扱う店が、ところ狭しと並ぶ。
通路は、人がすれ違う前提では作られていない。
想像の30倍くらい広い。迷子になったら終わりな雰囲気。
強烈な臭いを発していた、謎の食べ物。これは何なの?塩辛っぽくも見えたけど…。
建物の外には、野菜や肉、調味料などを扱う食品店が軒を連ねる。


あまりのカオスぶりに、「ここに長くいてはいけない」と体が反応(いろんなにおいにも耐えられなかった…)。行く前は「1時間くらい見学できたらいいな」なんて思っていたが、ものの15分ほどで退場。カフェでコーヒーを飲んで落ち着くことに。

時刻はおよそ10時。この日、13時発のバスでホイアンへ向かうことになっており、それまでだいぶ時間があった。どうしよう…と思案して、ホテルの近くにあったサロンでフットマッサージを受けようと思い立つ。時間はたっぷりあるので、20分ほど歩いてサロンへ。

観光客を乗せて街を走る、シクロと呼ばれる乗り物。度々、声をかけられたが乗らなかった。ドライバーいわく、香港人や韓国人の団体客がよく乗っているらしい。
サロンの店内。おしゃれ。


到着して扉を開けようとするが、鍵がかかっている。ん?と思っていたら、スタッフが奥から飛び出してきた。オープン時間は過ぎているものの、客がいないから開けていなかったようだ。「予約してないけど、いい?」とたどたどしい英語で聞くと、大丈夫とのこと。60分のフットマッサージを受けることにした。

値段は忘れてしまったけど、1000円くらいだったはず。店名はCam On SPA 102。調べてみたら、チェーン店のようだ。

スタッフのお姉さんの力加減がちょうど良く、思わず眠ってしまいそうになった…。


なんだかんだしているうちに、バスの集合時間に。ホテルで預けていた荷物をピックアップして、徒歩3分ほどの旅行会社へ。少し時間があったので、荷物を置いて、バス内で食べる昼食(バインミー)を買いにいく。旅行会社からワゴンに乗って、バス乗り場へ。

これが、フエからホイアン行きのバス。

座席は、2段ベッド方式の足がのばせるつくり。おもしろい。旅行会社のワゴンには数人しか乗っていなかったが、どこからともなくどんどん人がやってきて、8割方席が埋まった。そのうち9割が、欧米人。アジア人は韓国人と中国人がいたが、日本人は私しかいなかった。

かなり年季が入った車内。きれいとは言えないものの、ブランケットも用意されている。
道中長いので、バインミーを買っておいてよかった!しかもおいしかった!


フエからホイアンまでの交通手段は、バスか電車か、タクシー(もしくはGRAB)がある。大きな荷物があるので電車はちょっとな…と思い、却下。調べると、ホイアンまでは3時間ほどかかるため、タクシー(GRABも含む)に断られる可能性があるという記述を目にした。それならばバスがいいだろうと、誰かのブログで紹介されていたThe sinh tourist officeで予約(10月中には予約完了。我ながら計画性の塊)。

日本語は通じないが、Google翻訳による英語でメールにてやりとり。どうやらホーチミンやハノイにも支店がある、そこそこ大きな旅行会社のようだ。レスは早いし、問題なく予約ができた。

遅刻してきた人がいて、30分遅れで出発したことと、途中なにやら問題が発生したようで、路肩にバスを止めてドライバーが警察官に詰められていた(たぶん罰金も払っていた。何をやらかしたの?)ことにより、ホイアンへの到着は1時間遅れ。16時予定のところ、17時頃に到着し、バスの降車場(旅行会社の事務所?)からGRABでホテルへ。

本日からの宿!繫華街へ徒歩5分ほどの好立地!


ホイアンでの宿泊は、スクエア ヴィラ ホイアン。エクスペディアとにらめっこして見つけた、評価9.8のホテルだ。9.8ってすごくない?フエのホテルより高いけれど、1泊3900円ほど。部屋がとってもかわいくて、ちゃんと熱いシャワーも出て、テラスもあって、めちゃくちゃ良かった!ホイアンへまた来ることがあったら、私は再度、ここに泊まります。

予約したのは、キングサイズベッドのあるグランドルーム。かわいい。
バスタブはないけど、水回りはきれいで、シャワーは温度も勢いも文句なし。
通りを見下ろせるテラスがついていて、ここでコーヒーを飲むなどした。最高。


ホイアンに着いて思ったのが、「あれ?寒くないぞ…!」ということ。天気予報によると、フエとは2℃ほどしか違わないのに、体感は7℃くらい高め。

しかも、雨予報だったのに、かろうじて晴れ!歓喜!


早速、夕食をとるため、街へ繰り出す。ホイアンはランタンの街。ワクワクしながら外へ出ると、もう、たまらなく美しい。

いちいち、ため息が出てしまうような美しさ!
レストランもめちゃかわいい。
ランタンがあるだけで、とにかくかわいい。
どこもかしこも、かわいい。


観光客がとても多く、事前にチェックしていた店は軒並み満席。まぁいいでしょうと、きらめくランタンを見ながら食事ができる、川沿いの店に飛び込んだ。

ホイアン名物の「ホワイトローズ」(ワンタンに海老と、素揚げした玉ねぎチップがのっている)
海が近い街なので、シーフードをセレクト。ビールがすすむ、濃い味付けで最高!
ホタテにネギやガーリックがのったもの。これもおいしい!懲りずにベトナム産のワインをたのんでみたが、これはおいしかった!


1人で食事を堪能していると、隣の席に1人の女性が座った。そして、私が食べている料理を見て、「おいしい?」と聞いてきた。「ベリーグッド!」と親指を上げて答えると、同じものをオーダー。そして、「どこから来たの?」「1人で来てるの?」など、質問されてそこから会話が始まった。彼女は香港人で、ホイアンの隣にあるダナン(ベトナム第3の都市)に、ズンバというダンスを教えに来ているのだという。

ダンスのインストラクターなのかと聞くと、ダンスはあくまで趣味で、普段は韓国向けに販売する高麗人参のマーケティングの仕事をしているのだとか。年齢は私のひと回り上(同じ酉年だね!と軽く盛り上がった)。10月には日本へダンスのイベントで足を運んだんだって。たくさん海外を飛び回っているようだ。

そんなこんな、Google翻訳を使っていろいろ話していると、「メモリアルショーは知ってる?」と聞かれた。なんだろ、それ。初耳。「知らない」と答えると、「今から行くんだけど、一緒にどう?」とのこと。すぐさま検索すると、Hoian Memories Land(ホイアンメモリーズランド)」という複合テーマパークで行われているショーとのこと。

せっかくの出会いだし、おもしろそうだし、行ってみるか!と、その場でオンラインチケットを購入。彼女のドライバーが迎えに来るとのことで、急いで残りの食事を食べ終えて、GO!

ノーチェックだったけれど、すごく大きな施設。シアターの他に、土産店やレストランなどもあった。
想像以上に壮大なショー。演者はざっと数えても100人以上はいた。
5部構成で、ホイアンの歴史を表現した内容とのこと。1部ごとに英語の説明文が表示されるので、なんとなく概要はわかる。


ショーの詳細や、チケット価格は公式サイトにてチェックを。行って良かった!と思える、すごく贅沢な時間だった。彼女とは、Instagramのアカウントをフォローし合ってさようなら。一期一会。旅の醍醐味。

12/26(月)/DAY4 散財したけど、大満足の個人ツアー

この日は唯一、日本語ガイド付きのオプショナルツアーを申し込んでいた。ミーソン遺跡という世界遺産を見に行くのだ。

このホテルは朝食付きプランを予約していた。いくつかのメニューの中からフォーをセレクト。ほんとは朝食は8時からなのに、集合時間が早いので7時でお願いしたら対応してくれた。ありがたい。
ロビー兼朝食会場。こじんまりとした客室数の少ないホテルだったので、騒がしい団体客はおらず、快適!


予約のバウチャーには、8:30に某ホテルに集合と書いてあった。だから、8時にGRABを呼んで8:15には到着して待っていた。しかし、時間になっても迎えが来ない。同じツアーに申し込んでいそうな日本人もいない。大丈夫かな…と思っていたら、スマホが鳴った。日本語で「今、どちらにいらっしゃいますか?」と聞かれ、「集合場所の〇〇ホテルのロビーにいますけど…」と答える。そうしたら「わかりました!向かわせますので」とのこと。電話の主は日本人っぽい。旅行会社の日本人スタッフなんだと思う。

どういうこと?と思いながら、さらに待つこと15分。「サトウさんですか?」とガイドらしきベトナム人が声をかけてきた。どうやら、このツアーに申し込んだのは私1人だったようで、直接私のホテルに迎えに行くように、上から指示されたのだとか。でもそれを私に伝え忘れていたから、すれ違いが起こったのだった。

彼いわく「8時にはサトウさんのホテルにいました」とのこと。そういえば、それっぽい人、ロビーで見かけた!言ってよ!どう見ても日本人っぽいし、1人客は珍しいんだし、声かけてよ!

そんなこんなで、お互いに無駄な45分ほどを過ごした後、ようやく出発。ホイアンからは40分ほどでミーソン遺跡へ到着。

<ミーソン遺跡>
1999年にユネスコの世界文化遺産に登録されたミーソン遺跡は、ベトナム中南部にあった昔の王朝時代に建てられたヒンドゥー教の神様を祭るための神聖な場所だったことで知られています。

ダナンスタイル
チケット売り場から少し歩いて、遺跡の前までいくカート乗り場へ。朝なのに、たくさん人がいた。ガイドさんいわく、午前中が一番混雑して、午後からは空いているとのこと。
ベトナム戦争で崩壊して修復したエリアもあるが、ここは崩壊を免れて昔のままの姿で残っているらしい。
すっごくたくさん人がいたけれど、タイミングを見計らって、まるでいないかのように撮影。
とにかく渋い。この渋さ、嫌いじゃない。修復されているゾーンより、そのまま残されているゾーンが断然好きだった。


遺跡見学だけのツアーだったので、これにて終了…の予定だった。が、思いがけず私1人の個人ツアーになったので、ガイドさんが「ついでに見たいところはない?」と聞いてきた。フエとホイアンの中間地点であるダナンを少し見たかったので、「この車がダナンまで帰るなら、街でおろしてほしい」とお願いした。

すると、「ダナンで何を見るの?」とガイド。「決めてないけど、ふらっとしようかと…」と答えたところ、「おすすめのスポットに連れて行くから、オプションで午後もツアーをしないか」とのこと。迷ったけれど、せっかくのマンツーマンツアーだし、いいか!と思って、70万ドン(4150円くらい)を払ってツアー続行(この金額は、ちゃんとボスに電話して決めていた)。

とりあえず、ランチ。ガイドおすすめの店とのことだったが、イマイチだった…。味は良かったけど、メニューのラインナップとか、雰囲気が…。スタッフの女の子が背後にずっと立ってこちらを見ているのも、嫌だった…。旅行会社とつながっている店って、団体客OKの広さはあるけど、たいてい、そんなにいいところじゃないんだよね。


ランチ後、「ベトナムの食器を買いたい。ダナンで行きたい店がある(インスタで見て気になっていた店があったのだ)」と言うと、「よく日本人を連れていく店がある。そこにも食器がいっぱいあるから、どう?」とのこと。それで、そこへ案内してもらった。個人ツアーの特権だ。

ベトナム食器天国!入るやいなや、「わぉ!」と声を上げた。


店名は、HANTOU SHOP(ハントウショップ)。オーナーは日本に3年住んでいたことがあるそうで、ガイドさんより上手な日本語で接客してくれた(ガイドさんは日本へ行ったことがなく、半年ほど独学して日本語を覚えたらしい)。そのほかのスタッフも、片言だけれど、日本語OK。他に客はいなくて、あーでもないこーでもないと、ブツブツ言いながら夢中で食器を見る私をサポートしてくれた。

有名なバッチャン焼きがたくさん。そのほかにオリジナルコーヒーや雑貨類もたくさんあって、ガイドが待っていなかったら、私はここで2時間くらい過ごせたと思う。
これが、お目当てのソンべ焼き。『世界はほしいモノにあふれてる』で紹介されていて、心をわしづかみにされたのだった。バッチャン焼きよりはマイナーなので、数は少なかったがたくさん購入。


私があまりにもウキウキしながら食器を選んでいたので、オーナーが「良かったら、最近できたばかりの隣の店舗にあるのも見てみますか?」と誘ってくれた(こいつは買う客だなと思ったのだろう)。そしたら、とってもモダンな焼き物がお出迎えしてくれた。

現代風にデザインしたバッチャン焼きとのこと。もはや、バッチャン焼きの面影は、ない。
まん丸ではなく、ゆがんでいるデザインがめちゃくちゃおしゃれ!


そうして、ものすごい数の食器を購入。ついでにコーヒーとストールも。日本円にして1万9000円分もの買い物をしてしまい、自分で自分にびっくり。

行きに14kgだったスーツケースが、22kgになっていた。そりゃそうだよね。実は、食器を買うことは決めていたから、専用のリュックサックを持参していた。しかし、オーナーが「ものすごく頑丈にプチプチを巻くから、スーツケースに入れて帰っても大丈夫ですよ。念のため服にも包んでくださいね。みなさんそうやって運んでいるから、心配しないで」と言うのだ。何度も「ほんとに大丈夫?」と確認するも、「急須さえ壊れず持ち帰れているから、大丈夫」と自信満々で答えるから、入れたよ、スーツケースに。全部無事。良かった!!!

こちらが購入した焼き物のすべて。あぁかわいい。最初、花柄のものばかり見ていたが、「鶏の方がより伝統的な柄だし、かわいいと思う」とすすめられて、鶏シリーズを多めにゲット。


1時間弱(ほんとはもっと悩みたかった)のショッピングを終え、ガイドさんおすすめの「五行山(マーブルマウンテン)」へ。

<五行山>
大理石でできた五行山は、陰陽五行説(いんようごぎょうせつ)から金・木・水・火・土の5つの山からなる、寺院や鍾乳洞を楽しめる観光地です。

ダナンスタイル

そういえば、「おすすめだ」とは言っていたけど、ガイドさんはこの山について何の説明もしてくれなかったな…。あんまり日本語が上手じゃなかったから、聞いてもたいしてわからなかっただろうけど…。

五行山は5つの山の集合体で、訪れたのは「トゥイ・ソン(水山)」。
とりあえず、エレベーター(左)に乗って上へ。
5つの山のうち、いくつかが見える。
迫力のある塔。
洞窟があるとは聞いていたが、とんでもなくハードなところを登らされる。探検隊の気分。
洞窟内外に、いろんなスポットがある。
前を行くのはガイドさん。31歳で、10月に10年付き合った彼女と結婚したばかり。来年子どもが生まれるらしい。


想定外に、疲労困憊。1時間弱ほど車を走らせて、ホテルへ帰還した。しばし休憩し、また夜の街へ繰り出す。

この日も雨予報にもかかわらず晴れていて、観光客が多かった。


川沿いを歩いていたら、ランタンを持った女性が「ボートに乗りませんか?」と話しかけてきた。そういえば、川でランタンを乗せたボートに乗れるんだったっけ。晴れてるし、せっかくなので乗船を決める。うろ覚えだけれど、20万ドン(1200円くらい)だったような…。

乗り場で待つこと5分ほど。小舟に乗って約20分の川遊びへ。1組ずつ乗るので、私は漕ぎ手のおじさんとマンツーマンだった。

写真より、実物がきれいなことをここでお伝えしておきます。
30円くらいで紙製のランタン(簡素なもの)を買って、川へ流すこともできた。


ランタンの街っぽいことできたー!と満足し、腹を満たしに。川を見ながら食べられる店がいいなーと物色して選んだのが、ここ。

めちゃくちゃ眺めがいい!
中の席もあるけど、テラス席に座った。店はURBAN Ⅱ。ピアノがあって、途中、ギターのおじさんとピアニストが出てきて、めちゃくちゃ至近距離で生演奏を聞かせてくれた。
ホイアン名物の揚げワンタンと、白い春巻きの皮に包んで食べるバインセオ(たぶん)。ベトナムのクラフトビールと共に。


その後、ナイトマーケットを見るなどして、充実の1日だった。

少しばかり買い物したけど、どこまで値切っていいかわからず、35万ドンのところ、「33万ドンで」と言ってきたから「30万ドンで」と伝えて購入。きっと「20万ドンで」と言えば「27万ドン」くらいで買えたんだろうな。

12/27(火)/DAY5 旅のラストは、美しいホイアンの街歩き

ベトナム滞在最終日。28日(水)の0:20発の便で帰るので、丸1日遊べる。この日はゆっくり街歩きをしようと決めていた。

夜しかちゃんと街を見ていなかったが、昼間もかわいい街並み。
朝(10時過ぎ)なので、人がまばら。
わんこかわいい。


とりあえずホイアン市場を目指すが、昨日の五行山疲れが残っていたため、カフェへ立ち寄り。のんびり行きましょう。

通りがかったGIONGという店。
おしゃれだし、空いてたし、すごく良かった。
ブラックコーヒーを頼んだのに、甘かったよ。これがベトナムスタンダードなのね。


ホイアン市場は、カフェのすぐ近く!

こじんまりした正面入り口。
入るとすぐ小さなお食事処が並んでいる。
地元の人たちが集まって食べていました。
肉ゾーン、野菜ゾーンなどがあり、入り口から想像するよりとても広い。
フエの市場のようなカオス感はなく、比較的ゆっくり見てまわれた。
道端の屋台でバナナケーキなどのスイーツを買っている人も多かった。
ランタンを買って帰りたいと思っていたので、小さなランタン屋さんへ。10代くらいの女の子が一生懸命に接客してくれて、ミニサイズを2つ購入。1つ10万ドン(580円くらい)だった。思っていたより安い。
そしてまた、見つけてしまったよ、食器屋を。この店はバッチャン焼きのみを取り扱っているらしい。昨日、散々金を使ってしまったから大物は我慢したけど、箸置きなど小さいものを買ってしまった。
パッと見、食器屋に見えないよね?鼻が利くんだわ、私。
一応、観光スポットもいくつかまわったけれど、何だったか忘れた。
かつて、ホイアンは日本の長崎と交易があったらしい。ホイアンには日本人街もあったんだって。日本人がつくった「日本橋」というスポットに来たが、工事中だった…。ガーン。


そしてまた、疲れを感じてカフェへ。事前に調べていたReaching out Tea House

とってもおしゃれな外観。

Reaching out Tea House
2000年に身体を含む様々な障害を持つ人たちのコミュニティとして設立させ、高品質のハンドメイド商品を売るお店としてスタートした会社です。
その後2012年に言語障害および聴覚障害を持つ人をスタッフとしたTea Houseをオープンさせ、コロナ下はカフェや制作活動は一時的に休止していたものの、2023年の現在に至るまで観光客を中心とした多くのお客様をもてなしています。

ダナンスタイル
内装もステキー!
スタッフは皆、耳が聞こえないので、専用のオーダーシートで注文。何か用事があるときは、テーブルに置いてある紙に書くか、「Thank you」「Bill」などと書かれたコミュニケーションツールを見せる。
ベトナム産のお茶3種飲み比べセット。茶菓子もついてくる。このバッチャン焼きの茶器がめちゃくちゃ好みで、買いたくてうずうずしてしまった。恐れることなく買ってくれば良かったかな…と、写真を見返して思っている。
日本とホイアンとの関係性の深さを象徴する施設。
ザ・日本!って感じのものがたくさんあった。
壁にかかっている杉良太郎の写真を見て、欧米人が「サムライ!」と喜んでいた。私は、「杉さまだよ」と教えてあげたくて仕方なかった。「He is a famous actor in Japan」くらい伝えれば良かったな。
杉さまは、孤児支援などベトナムのために私財を投げうって尽くしてきたらしい。知らなかったよ。
アートを売る店やギャラリーもたくさんあって、街を彩っていた。


ホイアンをリサーチしていたときに、日本人が経営しているコスメショップを見つけて、行きたいなと思っていた。歩くと20分以上かかりそうだったので、お疲れモードの私はGRABを選択。5分ほどで到着した。

隠れ家的なお店。もとはダナンにあったらしい。taranという店。
オイルやシアバター、フレグランス、アクセサリーが置いてある。食器(しかもソンべ焼き!)も少しあって、危なく買うところだった(買えば良かった)。
QRコードを読み込んで、生年月日を入力すると、12種あるフレグランスの中から自分に合ったものをおすすめしてくれるというので、やってみた。イランイランやサンダルウッドなどが配合された落ち着いた香り。気に入ったので、お買い上げ。ほかにも、リングとしても使えるイヤーカフを1つ購入した。
休んでも休んでも疲れていて、中庭でしばしボーっとさせてもらった。日本人オーナーはダナンに住んでいるらしく、店舗には不在。スタッフは日本語は通じなかった。


この後、17時からスパを予約していた私。前日にホテルで「スパに行きたいんだけど、近くでおすすめはある?」と聞いたら、「すぐ隣のできたばかりのスパはうちのホテルの系列だから、安くできるよ」とのこと。ラッキー!着いてすぐに施術に入ったため、写真撮り忘れ。60分のストーンマッサージ(オイル+温めた石で体をほぐすやつ)で、疲れを癒した。割引価格で30万ドン(1800円ほど)だった。安い!

疲労からか、お昼はお腹が空かずお茶ばかり飲んだけど、さすがに空腹でベトナム最後の食事。フォー。またフォー?って思うかもしれないが、毎日食べてもいいくらい、フォーが好きになった。こちらは濃いめのスープのビーフフォー。


20時にホテルへ戻り、ドライバーを待つ。GRABを使う予定だったが、ホテルの人が「GRABを呼ぶのと変わらない値段で、うちが送迎するよ」と提案してくれたため、お願いした。いざ、ダナン国際空港へ。ホイアンからは40分ほど。

ダナン⇔韓国は、ものすごい数の便が発着しているらしく、韓国人がわんさかいた。ちなみにダナン空港は5年前くらいに改装したばかりでとてもきれいだった。
帰りの便は普通のエコノミーだったけど、ラッキーなことに3人掛けの1列に私しか座っておらず、横になって席を使うことができたー!ダナン0:20発、成田7:30着。お疲れさまでした。


後半、体力のなさを痛感しまくったけれど、とっても楽しく、癒され、ワクワクした5日間だった!ベトナムは食べ物がおいしく、人が優しい、素晴らしい国。レストランやホテルスタッフのおもてなし精神や、朗らかな対応は日本に負けていない、いやそれ以上だと思う。また行きたいな。

次の旅まで、体力をつけなくては!!!





 



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