読み聞かせ2

☆最高のバースデープレゼント☆

HBCアナウンサーは、毎年、札幌市内の小学校で【絵本の読み聞かせ事業】を行っています。

私は先日、札幌市立北陽小学校の6年生に向けて、読み聞かせをしてきました。

読んだ絵本は2冊。

1冊目は『これはのみのぴこ』株式会社サンリード 谷川俊太郎・作 和田誠・絵

これはのみのぴこ

そして2冊目は『花さき山』岩崎書店 斎藤隆介・作 滝平二郎・絵

花さき山

『花咲き山』は1960年代の作品。自分のことより他人のことを想って涙をいっぱいためて我慢をすると、その優しさとけなげさが花になって咲く・・・という、感動的な物語です。「自己犠牲による社会貢献」という、深いメッセージが込められています。ヤマンバのおどろおどろしさを表現するために、前半はゆっくりと静かな語りで。後半は山場をつくり、声の強弱と緩急によって強調しました。

『これはのみのぴこ』はあの有名な詩人=谷川俊太郎さんの作品。リズミカルな文章が繰り返し続く本で、絵もユニーク。何度読んでも明るく楽しい気分になれる絵本です。私は最後のページの長い文章をひと息で読むことに挑戦しました。アナウンサーは腹式呼吸というやり方で、長音をできるだけ長く発声できるよう日々訓練しています。最低でも30秒は「あ~」と言っていられます。そのため、長い文章も息継ぎをせずに読むことができるのです。

気になる生徒たちの反応ですが、『これはのみのぴこ』の朗読のときは、思いっきり笑ったり驚いたり、声を出して感情表現をしてくれました。ページをめくるたびに、絵が面白くて思わず笑ってしまうようです。『花さき山』のときはじっくり聴き入って、最後まで集中していました。さすが6年生。きっとそれぞれがメッセージを感じてくれたと思います。

読み聞かせ

実はこの読み聞かせ事業を行った9月18日は私の誕生日。34歳に。

それを知った生徒たちが、すぐさま「ハッピーバースデー」の歌をプレゼントしてくれました♪ まるでリハーサルでもしていたかのように息がぴったりで驚きましたが、即興だったんですって。

読み聞かせ3

嬉しかったなぁ~(*^-^*) 私にとって、みんなの笑顔が最高のバースデープレゼントだよ!本当にありがとう!!

私の絵本読み聞かせが終わったあとは、保護者の方々へ向けて、先輩の加藤雅章アナウンサーによる講演会。これも、読み聞かせ事業の恒例となっています。

加藤アナ

今回は「絵本の朗読が子どもの脳に与える影響」「正しい日本語の使い方」「読み方のワインポイントアドバイス」などについて30分間ほどお話しがありました。その後、参加したお母さんたちからの質問にもお答えして会は終了となりました。

みなさんと一緒に、改めて「子どもに絵本を読んできかせること」の大切さを感じる機会となりました。

この事業は今後もずっと続けていきたいと考えています。

個人的には、この事業を通じて恩師に再会することもあり、本当にやっていて良かったと思う部分もあります。

私が担当するのはまた来年度になりますが、今度はどこの学校でどんな出会いが待っているのか、今から楽しみでなりません!!

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