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母の初盆

母の初盆を終えました。

今年のお盆は迎えるのがなんだか怖くてずっと気持ちがざわついていました。

四十九日が終わってから、「次は初盆の準備だね。」と兄弟と話していました。

そこから、そもそもお盆って何?初盆って何したらいいんだ。
とググったり、人に聞いたりして、何とか無事に終わりました。
かなりざっくりですが、日程は以下の通りでした。

8月13日 迎え火 
8月14日 
8月15日 お坊さんにお経(棚経)を読んでもらう
8月16日 送り火

まず、楽天で「初盆セット」なるものを購入し、迎え火にすぐ飾れるようにしておきました。セットの内容は、白い提灯と二対の灯篭(中がカラフルにくるくる回って昔ながらだけど綺麗だった)小さなござみたいなのと、その上に飾るナス(牛)とキュウリ(馬)風の飾り、お供え物を置く葉っぱ?

兄が直前になって葉っぱの上にはキュウリの漬物みたいなのを置くらしい!と騒いでいたけど「もう、いいよ!腐れるよ!」と説得してあきらめてもらいました。兄と言う人は意外と形式にこだわるたちなのです。その点、真ん中っこの私はスーパー自由人。弟はフォロワータイプ、サポーターです。

夫が不在なため身動きがとりやすい私は、週末から実家に泊まり込み座布団をレンタルしに行ったり、掃除や片付けしたりしていました。もう片付けに関しては業者になれるんちゃうかなってくらいやっています。ゴミ袋を4つ分ほど作った時点でお盆のためゴミ回収が休みなことに気が付きました。この後、ゴミたちとお盆を迎えることになろうとは・・・ちーーーん
ちなみに座布団は四十九日もレンタルしましたが10個(1つはお坊さん用の立派なもの)で6000円ちかくするので絶対買った方がよかったです。でも、次は一回忌だしなぁ・・・と買うかは悩み中。

どれくらいの方が来てくれるか見当もつかなかったため、近所の方に「このへんではどのようにお盆をしていますか。」と事前にリサーチしていました。それで気を遣わせてしまったようで伺ったご近所の方がお参りに来てくださいました。お茶をお出しして、お土産として用意していた六花亭のバターサンドをお渡ししました。後に母の高校の同級生の方も来てくださって、用意していたお土産が少なくて慌てて買いに走りました。

お坊さんが来る日は、親戚も呼んでいましたが一時間前に到着し私は子どものことや家のことに気を取られていて化粧をするのを忘れていました・・・。結局子どもがお坊さんを怖がって部屋に入る前に泣きわめいて、ほとんど参加できませんでした。でもお茶出しでコップの数が足りなかったり、汚れていたり、お弁当が時間通りに来なかったり、もう始終バタバタ。息子は謎に機嫌が悪いし、色々と消耗しました。終わってぐったり・・・

内心、「もう二度としたくない!!!!!」とどこかで叫びたかったです。
(あ、ここで言っちゃった。)

送り火では、白い提灯を燃やすらしいのですが、その日からお寺さんにご挨拶のため県外に出向くことになっていたため、仏壇にセットごとしまっています。

【反省点まとめ】
・お盆期間中のゴミの日は休み(片付けは計画的に)
・座布団はレンタルの安いところを探すか購入する
・コップはあらかじめお盆に乗せて用意しておく
・お土産は多めに用意しておく
・念のためタクシー代(お車代)を包んでおく
・弁当は早めに届けてもらうようにしておく
・化粧や身支度は早めにしておく
・お布施はあらかじめ用意しておく
・数珠を忘れない
・お供えにはご飯と水ではなく「お膳」がいる(叔母説)

心のコンディションも整えておかないとなかなか疲れる作業です。
何事も経験と乗り切ることが大切だな、と思いました。

ほんと、法事ってなんだろう。
ずうっと慌ただしくて、まったく偲ぶ気持ちにはなれませんでした。
それが一層悲しくなりました。
身内ではなくて故人に関わった人に偲んでもらうためにやるっていう解釈でいいのかな。それなら多少は納得できる儀式です。
あと、片付けが大変すぎて母を恨めしくも思います。笑
化けて出たら、絶対文句の一つ二つ言ってやろう!

#おかあさんとワタシ  

ご覧いただきましてありがとうございました。