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37歳のノート。(了)

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講演「政治と文学について」

講演「政治と文学について」

家でゆっくり過ごしていた先週末。
このゆっくりの時間でやろうと思ったことはさ、
また、吉本隆明さんの講演を聴こう! と。

数か月に一度くらいしか更新できていない
「吉本隆明さんの講演を聴いてみる。」シリーズ。
前回は昨年12月28日のnoteにて、
【敗北の構造】という講演を聴きましたが。
このつぎには、どの講演を聴こうかねえ?
と思いつつ『吉本隆明の183講演』の講演一覧を眺めながら、
197

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新しい字体。

新しい字体。

「リッシンベン調査団」による、
漢字の世界への探索はまだまだつづいている。

たとえば、ぼくのこの
「リッシンベン調査団」という名称にもなっている
「りっしんべん」の漢字で最近見つけてきたのは、
まずはさ、たしか以前の新聞の投書欄で
投稿者さんのお名前にあった【惺】という字。
そしてまた、橋本治さんの著書
『百人一首がよくわかる』を読みながら、
百人一首第六十九番歌

あらし吹く 三室の山の もみ

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「できること」を「する」のこと。

「できること」を「する」のこと。

ほぼ日刊イトイ新聞で連載されていた、
東日本大震災についてのコンテンツがまとめられた
『できることをしよう。ぼくらが震災後に考えたこと』
という書籍があるのですが。

この書籍のタイトルの
『できることをしよう。』ということばをね、
きのう、またあらためて考えていた。

きのうのブログではさ、
「なんにもできない。」
ってゆうことについて書いたですが。
そのじぶんが書いた
「なんにもできない。

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なんにもできない。

なんにもできない。

大震災のときに感じた無力感、いや、
ぼくの場合はその当時、
自宅で静養のような生活をしていたので。
「無力感」と言うよりも、ほんとうの意味での
「なんにもできない。」という気持ちがつよくて。

ぼくの中では、この
「なんにもできない。」という気持ちが、
じつは、いまもずっとつづいている。

前回noteではさ、
だれかと比べてしまって「焦る」というのは、
べつに、そこまでわるいことでもない。
みた

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「焦る」というサイン。

「焦る」というサイン。

だれかとくらべてしまって、
じぶんが「焦る」。
ってゆうのも、ときに感じたりするけれども。
でも、だからと言って、
「焦っても、しょうがない。」というのは、
このごろは、あんまり思わないな。

ぼくは、たとえば、
大学卒業後に入社した職場を半年くらいで辞めたあと、
そのつぎの4月から、
デザイン系の専門学校へ通ったのですが。
年齢的なこともあったし、その専門学校のときは、
じぶんで言うのもあれです

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いつでも歌ってもよい歌。

いつでも歌ってもよい歌。

前回noteで書いたような
いろいろな「Birthday」の歌をね。
でも、ぼくは、ぼくの誕生日の日でなくとも、
また、あなたのお誕生日の日でなくとも、
いつでも、歌ってもいいんだな。

それはさ、
「毎日が誰かのBirthday」という理由だけでなく、
「毎日、生まれ変わることができる」
ってゆうような、
そう いつだって It's my birthday!!!

たとえば、災害や戦争への祈念の

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「Birthday」の歌。

「Birthday」の歌。

先日リリースされました
Mr.Childrenの『Birthday』を聴きながら、
そういえば、
「Birthday」の歌ってのもいろいろあるよなあ。
と思って、じぶんなりに探してみたの。

たとえば、
ぱっと思いついたのは、
くるりの『BIRTHDAY』。

そして、
フジファブリックの
2ndアルバム「FAB FOX」収録の
『Birthday』。

また、
ピロウズの『ハッピー・バースデー』

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ぼくが気をつけていること。

ぼくが気をつけていること。

ほんとうのところはさ、
なにをどういうふうに気をつけたらよいんか。
というのも、
ぼくは、よくわかってないけれども。

うがいとね、お手洗いとね、
いや、「お手洗い」と言ったらトイレのことだわ。
「お」をつけるかつけないかで、
意味合いが変わってくるんだわ。
そんな、うがいと、手洗いと、
あとは帰宅したときには、
洗面所で、顔を洗う。

足は、洗わない。

この稼業をやめる、
ってゆうときには、

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今の不安について。

今の不安について。

ニュースでは、もう言うなれば、
ほぼ、ひとつのことだけが報道されているようで。
お昼のワイドショーでは、
とあるコメンテーターが
「今は、戦争のようなものだから。」
とも言っていて。そういうのを、
見たり聞いたりするのは、けっこうつらいし。
それこそ、不安だ。

きのうのnoteでは、
「卵が先か、鶏が先か。」のことを書きまして。
そのなかではさ、その
「卵が先か、鶏が先か。」という問いの行き着く

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鶏が先で、卵が後か?!

鶏が先で、卵が後か?!

卵が先か、鶏が先か。
っていう、よく言われるような
謎とゆうかジレンマとゆうか、のことでね。
ぼくは、この「卵が先か、鶏が先か。」とは、
「鶏が先」なのではないかなあって思っているの。

卵をうむのは、鶏で、
その鶏は、卵からうまれて、
じゃあ、その卵は鶏がうむけれども、
この鶏は、卵からうまれて。ってゆうような、
そもそも、どっちが先?!
ってゆう話だと思うけど。

ぼくは、生物のことって、

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『Birthday / 君と重ねたモノローグ』

『Birthday / 君と重ねたモノローグ』

Mr.Childrenの数多ある曲のなかでも、
映画の主題歌になった曲って、
すきなのが多いなあと感じている。

たとえば、ぼくが観ました映画の主題歌で言えば、
『フェイク』や、『ランニングハイ』や、
『Starting Over』や、『放たれる』などなど。
そして、ぼくの観ていない映画の曲でも、
その映画の主題歌でなければ、もしかしたら
つくられていなかったやもしれない、
と感じられるようなたく

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「呪儀」のこと。

「呪儀」のこと。

おとといのnoteでは【昼】、
きのうのnoteでは【書】、
というふたつの漢字について
白川静先生の『常用字解』で調べまして。

このご説明の中では、
【昼】とは、「太陽」に対する呪儀の形。
【書】とは、「外からの侵入」を防ぐ呪禁の形。
とのことでして。それらのnoteを書いてから、
この「呪儀」や「呪禁」ということについて、
なんだか考えているの。

「呪儀」や「呪禁」のどちらの語句にも、

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【書】によるまじない。

【書】によるまじない。

前回noteでは、
【昼】という漢字について、
白川静先生の『常用字解』で調べまして。

このご説明の中では、【昼】という漢字は、
【晝】という形がもとになっているらしくて。この、
【晝】とは、ぼくは見たことのない字なのですが。
【晝】ってば、「書」という漢字の下に、
横線が一本入っている形で。
こうなってくるとさ、ぼくとしては、
【書】という漢字のほうも気になってくる〜。

なので、やはりこんか

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【昼】を想う。

【昼】を想う。

ことしの「元旦」の日にはね、
元旦の【旦】という漢字のことを調べて、
ブログ書いたですが。

その後のさいきんになって、ふと、
【昼】という漢字には、
【旦】の形が入っているよなあ。と。

そもそもがさ、【昼】って、
その上の屋根っぽい部分も合わせて、
けっこう不思議な形をしているねえ。。。

って思ったら、
やっぱり、いつもどおり、
白川静先生の『常用字解(第二版)』にて、
漢字しらべてみました

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