東京2008

ぼくが旅に出ない理由(LA mix)

ぼくが旅に出ない理由は、
だいたい100個くらいあって。

ひとつめは、ここでも、
ちょっと息ができそうだなあ、ということ。
ふたつめは、今朝の太陽が、
ぼくを照らしてくれていること。
みっつめは、車があればなんとか市内でも、
事が足りるわ。って、思ってしまっていること。。。

ぼくは、大学生のときはさ、
大学のあった「群馬県前橋市」に住んでいたので。
たとえば、群馬の「伊香保」や「草津」や「水上」の温泉や、
群馬より豊橋へ帰る道中で「東京」や「伊豆」を訪れたり。

大学卒業後、地元へ帰ってからはね、
友人たちで旅行の計画を立てたり。

新卒入社の職場を辞めて専門学校へ入学してからは、
ぼくが通っていたのは「デザイン」の学科でしたので、
学校の研修旅行で東京の「美術館」などなどへ行ったりして。
そのたのしさを覚えて以来、
けっこう頻繁に各地の美術館へゆく旅をしたり。。

でも、あるときに、ふと
「おれはこれからもこういう旅をしていてよいのか?!」
って思ったんだった。

それは、専門卒業後に入った会社を退職して、
「静養」というような生活をはじめた
2008年の秋ごろだったと思うけれど。
このころは、「静養」とは言いつつも、
東京へは年に数度美術館などなどを観におとずれていて。
そして、そういうふうに思いついたのは、
その六本木ヒルズの「森美術館」の展覧会を見終わって、
つぎの場所へ向かおうと「六本木駅」へと着いた瞬間、、、

こういう旅も、
たのしいと言えばとてもたのしいけれど、
でも、それでよいんか?????

もっと、ぼくには、ちゃんと考えないといけないことが
あるんじゃないか?!

と思ったの。

なので、それからの今までの10年間は、
「ぜったいにどうしても観なければ!」というときだけは
美術館等はまいりましたですが。でも、そうじゃあなければ、
なかなか、旅行もゆかないようになって。

そして今になって、そういえば、なんか、
旅行の計画を立てるのもすこしめんどい、というか、
おっくうなようにもなっていて。

当時のあの感じみたいな旅行では無いような「旅」を、
今、もっと、してみたいかもなあ。
ってぇのも、ちょっと思いつつ。。。

ぼくには、旅に出ない理由なんて、
何一つない。

手を離してみようぜ!!!

平成31年2月19日


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