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Dividuals, be ambitious!「メタバースで北を目指せ?」

Dividuals, be ambitious!
鋭意、動画制作中の「分子科学?ちゃんねる」管理人の なぎ です!

「分子科学?ちゃんねる」では、いわゆる科学コミュニケーションを目的とした動画を(少しずつですけど)公開しています。

世の動画共有サイトには、科学記事や、科学解説の動画が沢山あって、私もよく見ています。
 とってもいろいろな動画があって、とっても役に立ちますよね。
 また近年、先駆者たちの活躍で、ソーシャルVRに代表される、いわゆるメタバース内での、科学コンテンツも充実してきました。

ならば何故、さらに自分がその動画の数を増やそうとするのでしょうか?
 はい!もちろん、ちょっと新しい(かな、と思う)ことをしてみたくなったから、です!
 以下、それを(たぶん何回かに分けて)説明します。

科学、特に自然科学は、あくまでリアル現実に基づくものです。
 そこでは実験・観察の結果が全てで、どんなに美しい理論や、強い権威も、リアル現実と食い違うものは、認められません。
 その意味で、リアル現実は悲しくも、あり得る現実(メタバース)のサブセット(ユニバース)なんですよね。

そして、メタバースの世界は、偶然我々に与えられてしまった「このユニバース」からの解放こそが、長所です。数理科学などでは、この長所を存分に活用できるでしょう。
 しかし自然科学、特に物質に関わる科学の、科学コミュニケーションでは、それが時としてアダになってしまうのです。

例えば、メタバースに方位磁石があったとして、それがある方向を指していたとします。あり得る状況ですよね。
 でも、これは一体、何を意味しているのでしょうか?
 メタバースに方角があって、地磁気があって、磁化した強磁性体(磁石)があって、地磁気の影響で力を受けて、向きを変えている、のでしょうか?
 違いますよね。それはワールド設計者の努力の賜物です。

あるいは、溶液を混ぜると化学反応が起きるようなワールドも、頑張れば作れるかもしれません。
 でもそこで、実験者は試行錯誤し、誰も想定できない失敗をし、最終的に目的の結果を、あるいは目的を超えた結果を、得ることができるでしょうか?

できません。
 やはりどうしても、メタバースでは、創造者たるワールド設計者の手のひらからは逃れられないのです。(たぶん。)
 困ったな…。これでは「経験科学」の最も大切な部分を取り逃がしてしまう。
 私はワールド創造者以外の者を目指した方が良い。少なくとも、最初の目標としては。

そこで思いついたのが、実験そのものはリアル現実で行って、その「実況」を、メタバースに関連して発展した、3Dアバターの作成と操作の技術を応用して表現すれば良いのでは、ということです。
 つまり、2020年代の、この状況を、従来ごく一部の人しか作れなかった「アニメーション」を、誰でも作れる手法が遂に開発されはじめた、とみれば良いのではと。
 もちろん、これは単なる「見てくれ」の変更です。実験そのものは、教科書を見ても学べます。

しかしメタバース(ソーシャルVR)の普及は、もう一つ別の、意外な事実を明かしてくれました。
 それは「見てくれ」は意外なほど重要だ、ということです。

同じ実験の解説動画でも、リアル実験者の本人が出てきて説明するのと、複数の(かわいい!)3Dキャラクターたちが解説するのとでは、理解にも受容にも、違いが出てくるのではないか。
 実際、これをお読みいただいている方の「なぎ」のイメージは、3Dキャラクターの「なぎ」のそれであってほしいな、と思います。
 これを、科学コミュニケーションに活用できないものか、と考えました。

(続きます!)

意識していなかったけれど、
「バ美肉」してしまったことに、
事後的に気付いた、

なぎ 、でした!

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