【デート本】【マインド】女性をエスコートするのはポイント稼ぎではない。ビジネスマナーだ。(1/◯◯)

・会計をスマートに済ませる(奢るにしても、奢ってあげている感を出さない)
・車道ルール(歩道を歩く時、車道側に男性が来るようにポジショニングをする)
・階段は先に登り、先に降りて、相手の側に向き直る
・扉は男性が開け、女性を通してから男性が通る
・想定外の事態があった時には、男性が代案や対処法を提示する
・寒くなったらマフラーやコートを着せてあげる(貸そうか?と聞いてはダメ)
・雨や風に合わせ、もともと合意していたデートプランであっても柔軟に組み替える
・歩く速度はさりげなく相手に合わせる
 ……etc

多くの「モテ」ハウツー本には、こういったTipsが大量に詰まっているのではないだろうか?そしてそれらの全てを実践したらモテる、そう信じて努力した過去を一度でも持っている人が、この本の読者には多いのではないだろうか?
※筆者である私は10年近くモテ本を読んでいない。間違ってたらゴメン。

上述の類のエスコートが女性からのポイント稼ぎとして有効である、ということは、モテようという努力を一度でもしたことのある男性なら例外なく聞いたことがあるだろう。そして実際に「モテる」男性は無意識のうちにやれていることが多い。

逆に言うと、世の「モテない」男性、すなわちキミ達は違う。
「しょうもない気遣い」になびくような女性を心の底では軽蔑し、上述のテクニックの様な行為を軽視しているのではないか。
そんな心底が透けて見えてか、意中の女性とのデートにおいて、エスコートを実践したとしても、結局は付き合えずじまいになることが多いだろう。

さて、この本は「モテない」男性を対象とした本である。
ここで私がただ単に方法論だけをことさらに提示しても、キミ達が腹落ちのできていない状態で実践したら効果は出ないだろう。だからこそ、ここではあえてマインドセットの話をしようと思う。

女性がデートという入学試験を行うにあたって、付き合うかどうか、抱かれるどうか、の合格基準は理性的に設定されるものではない。なぜなら女性はオンナだからだ。
キミの好きなA子ちゃんは、どんなに育ちの良い女性であっても、どんなに高学歴な女性であっても、はたまたどんなにサバサバした女性であっても、まともな合否基準など持っていやしない。
デートで85点をつけた男性を切り、60点をつけた男性とベッドインする、なんていうことを平気で行うのが女心の矛盾っていうものなのだ。

許せないよな???
誠実さ、相手への思いやり、そういったものは採点基準には全く含まれていないんだ。
※ことをさらに難しくしているのは、多くの女性は口では「優しさ」だの、平気で嘘をつく。

女性がデートを採点する際にもっとも大事なのは、記録には残らない空気っていうやつなんだ。デートにおいては、「何を言うか」ではなく、「どんなタイミングで、どんな口調で言うか」が大事なのだ。

一番初めのモテTipsであることも鑑み、はっきりと宣言しておこう。

デートで心地よいエスコートすらできないような男は、仕事においても出世できないような男である。そして「会社で出世しない」≒「女性と付き合えない」と思った方がいい。

仕事においては、出世が全てではない。それは間違いない。
しかし女性との関係性においては、付き合えなくては意味がない。

もっと言おう。女性へのエスコートを軽蔑するような男には、「モテたい」「〇〇ちゃんと付き合いたい」などと気安く発言する権利などない。
それは、上司への忖度すらできない男が「出世したい」とのたまうようなものである。

安心してほしい。エスコートごときで靡くようなオンナという生き物は、間違いなくくだらない生き物だ。
それは、可愛い子にだけあからさまに態度を変えるオトコと同じくらい、しょうもない。

そしてまた安心してほしい。キミ達がこれまで積み重ねてきたような、「モテ」に直結しない、「いい男」になる努力は、決して無駄にはならない。「いい男」は、付き合ったあとに振られないからだ。
逆に「モテるだけ」の男の恋愛は長続きしない。

ただ、勘違いしないでほしい。
この本で一番伝えたいことは、「『いいだけ』の男」は(おそらく女性にいらぬ罪悪感を抱かせるから)一番モテないということ。
なんなら、「いい男でもなく、エスコートもできない男」よりもモテない。

いくらいい男でも、モテなくてはその「いい男」っぷりが発揮されることはない。
キミのその「いい男」っぷりを無駄にしないためにも、頑張ってモテなくてはいけないんだ。

以下に、簡単な図を書いた。

図:男の4象限と、それぞれのモテ度

認めよう。そして謝罪する。
この図は論理的に考えたら全くおかしな図だ。
常識的に考えたら一番モテるのは左上に決まっているし、一番モテないのは右下に決まっている。縦軸の向きがおかしいのだ。
そもそも横軸を「モテる/モテない」で立てている以上、二軸目でモテ度にバラつきがあることも論理的におかしい。

でもな、よく考えてほしい。
恋愛っていうのは、理性じゃないんだよ。
それは会社における出世だっておんなじだ。
女にモテずして、出世できる男なんて存在しないんだ。※営業職除く。

この本の読者であるキミは、必ずしも会社勤めではないかもしれない。
でもな、これから先の項目を読む前に、約束してほしい。

「出世できずにモテない男」になるよりも、「モテて、出世もできる男」になろう。

これ以降の章ではモテるためのTipsを無限に書き連ねていくが、全てはここで書いたマインドセットが大前提になってくる。

何度読み返しても構わないから、肝に銘じて本書を読み進めてくれたまえ。


<「謙遜」についてのTipsから飛んできた人へ>
以下リンクから戻ってくれ。脱線させてすまなかった。

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