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どっしりと、ゆったりと

 今日は、計器過程の先輩のオブザーブで熊本空港まで行った。ATIS で視程40kmというのは、初めて聞いた。それ程今日は視程が良くて、阿蘇山の山麓が良く見えて、美しい景色が広がっていた。飛行機からボーッと下を眺めて、Final にアプローチしているエアライン機を上空から眺めると、なんだか止まっているように見えた。心は空を漂っているようであった。

 さて、最近もっぱら意識しているのは、どうやったら、どっしり、ゆったり構えられるか、ということだ。この前、社長の運転で郵便局まで行った。赤信号で止まっている時に、急に後ろからクラクションの音が鳴った。青信号に変わったのか、と思いきや変わっていない。どうやらうちの車にクラクションを鳴らしたのではなさそうだ。それでも、真後ろからクラクションが聞こえたので、僕は一瞬ハッとした。だが、隣の社長は微動だにしていない。これは、鈍感なのではなく、状況からして、うちがクラクション鳴らされる要素がないのだから、慌てる必要ないよね、という心のゆとりだ。社長の車の運転は、まったくもってフライトと同じだ。常に落ち着きがある。安定感があるのだ。

 だから、僕は社長の行動を観察して、どうやればあれだけどっしり構えられるのか、盗もうとしている。社長だけではない。ゆったりと、落ち着きがある人を観察して、雰囲気を真似るのだ。そして、そうなれるように演じるのだ。まだまだ、不安症の自分とのせめぎ合いで、時に負けることもある。だが、以前より意識しているので、徐々に変わっていっている。

自分は、どっしり、ゆったり、構えられる。そうなっていくことは間違いないのだ。