こんにちは。株式会社HEALTHREE(ヘルスリー) CEOの山本です。

HEALTHREEは、2024年2月に新たな資金調達を発表させていただきました。累計調達金額は約2.1億円となります。
暗号資産市場が低迷している中、サポートいただいた社内外含めた多くの関係者のお陰で挑戦のステップを一歩前進することができます。関わってくださった皆様、改めてありがとうございます。

▼ヘルスリー、1.6億円調達　アプリで健康習慣支援

▼web3ヘルスケアアプリ「HEALTHREE」累計2.1億円調達、アスターに続きAstar zkEVM対応、企業向けサービス展開も

目まぐるしい社会変化

サービス構想から約2年、弊社を取り巻く社会は大きく変化してきました。
初期構想ができた2022年序盤、暗号資産市場、特にGame-fiの分野ではAxie Infinityが大きく成長しており、STEPNがまだ流行する直前、といった市場環境でした。

私と共同創業のCTO田中はまだ黎明期のSTEPNを始めて、ユーザーとして夢中になって楽しんでいました。並行して、このサービスが生む「熱狂」はこれまで体験をしたことがないものだと強く感じていました。
そこで、この熱狂体験を活用することで解決できる問題があるのではないか、ということで「HEALTHREE」プロジェクトは始まりました。

しかし、プロジェクトが始まってからは苦難の連続でした。

• STEPN経済圏が崩れ出したことによる期待値の低下

• 度重なるトークンプロジェクトのエコノミクス崩壊

• FTXの破綻による暗号資産へのレピュテーションの低下

ほとんどいいことなんて何もなかったのではないでしょうか。(笑)
ただそんな中でも、我々をサポートし続けてくれたチームメンバーや初期に我々を信じて投資を意思決定してくれた皆様には頭が上がりません。

サービスリリース

業界は低迷していましたが、我々は2023年4月に「HEALTHREE」のOpen-β版をリリースしました。サービスのリリース後、想定を超える多くユーザー様に反響をいただき、我々としても少しだけホッとしました。

その頃から今までずっと使ってくださっているユーザー様も多くおり、我々としてはサービス開発者冥利につきます、ありがとうございます。少しでも皆様の健康習慣の獲得に貢献できていると嬉しいです。

しかし、ホッとした瞬間も束の間。我々のサービスはまだ開発途中であるため、開発スピードをさらに向上させることが求められました。併せてトークンの上場や本格的な会社経営を形にしていくためにも、2023年夏頃に2度目の資金調達を意思決定しました。

低迷する業界と再構築される市場

2023年度の暗号資産関連の投資市場がもたらした影響は、本当に多くの方にとってハードシングスだったのではないでしょうか。
FTXの破綻以降はポジティブなニュースもあまりなく、投資家サイドから見た時に「アップサイドはあるかもしれないけどリスクが高すぎる市場」として見えていたと思います。「Crypto Investor」と名乗っていた方の中には、いつの間にか「Crypto & AI Invester」と名乗り方を変えていた方もいました。
その中でも我々としては「ブロックチェーン技術を活用した体験（=セキュアに取り扱えるデータを自由売買として市場に流通するアイテムとして活用した体験）」はこれまでのUXとは一線を画すものだと確信していたので、粛々と開発を続けてまいりました。

我々と同じような事業者は、2023年の1年だけでも半数以上が業界を去ったのではないでしょうか？その動きに反して、2023年の後半あたりからは周辺でも大企業が参入してくるという情報を小耳に挟むようになりました。

2023年はいい意味でも事業者の淘汰が進み、残ったプレイヤーは「生き残り」をかけて「ブロックチェーン技術をどう活用するのがいいか」を考え、市場からの問いに対してそれぞれが課題設定をして走り出した年だったのではないでしょうか。

HEALTHREEを取り巻く環境に対しての課題設定と問い

HEALTHREE社を2年近く経営し、サービスとしてのHEALTHREEも提供を開始してもうすぐ1年が経とうとしています。この期間に大きな学びを沢山得ることができました。
HEALTHREEを取り巻く社会 / 市場環境は下記があります。

【周辺社会環境】

• 生活習慣病を中心として増大する医療費

• 少子高齢化社会

• NISAをはじめとした国民資産の証券化（投資意識の向上）

昨今、上記のニュースを聞かない日はありません。
どのテーマに関しても今後ますます重要度が増してくるかと思います。

【周辺市場環境】

• ヘルスケア関連市場

  • 健康管理アプリ市場

  • 予防医療関連市場（生活習慣病予防）

  • 健康経営 / 人的資本経営関連市場

• 暗号資産市場

  • ブロックチェーンゲーム関連市場

• ゲーミフィケーション関連市場

  • ポイ活ウォーキングアプリ市場

  • スマホゲーム市場

市場環境としてもヘルスケア領域は社会課題の重要度に合わせて増大しているのに合わせて我々も活用しているブロックチェーンを活用した市場規模も大きく増加することが見込まれています。

我々はその中でも特に社会課題が非常に大きく、かつ今後数十年間における中長期的なテーマとしてヘルスケア領域における「生活習慣に起因する健康への悪影響」を課題として設定しました。

そしてその課題に対して「Game-fiを活用したゲーミフィケーションの力で”無意識のうちに”生活習慣を改善できるのではないか？」という問いを立てています。
従来の健康管理とは違い、「健康意識を向上させる」「健康管理を無理強いする」のではなく、ゲーミフィケーションを楽しむというモチベーションを元に自然と健康習慣が身についている状態を構築しにいっています。

その問いの立証のためにも今後、一般ユーザーへの提供幅の拡大とゲーミフィケーションの追加にはじまり、企業や自治体へのBtoB事業の提供も加速させていくことでユーザー数を増大させていき、より多くの人の健康習慣の獲得に貢献していければと思います。

日本、そして世界を変えるサービスに

私は「健康」というものが人間が幸せに生きていくために最も重要なアセットの1つだと思っています。
しかし、そこを軽んじている人があまりに多すぎるのが現実です。特に日本においては国民皆保険制度もあり、そこに甘んじてしまっている実態があります。

病気には気づいてからでは遅いことも往々にして存在します。
そんな時、HEALTHREEを使用し無意識のうちに健康習慣が身につくことで、病気や不健康を事前に防げる可能性は大いにあります。

技術発展待ったなしの現代。我々は新しい技術を常にキャッチアップしていきながら健康で豊かになる人を増やすことにコミットし続けることで、これまで世の中になかった新しい角度からのアプローチによって「人の健康」に貢献します。

そして我々の活動は日本市場のみに留まらず、トークン上場をきっかけにグローバル市場へのアプローチも強化していくことで、より多くの方へ価値提供を行ってまいります。

我々の活動はまだまだ始まったばかりです。
そして今、僕らは一緒にHEALTHREEを創ってくれる仲間を募集しています！
新しく切磋琢磨できる仲間と素敵なご縁があることを楽しみにしています。

▼HEALTHREE 採用情報サイト