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【HTIC2023】ピッチコンテスト動画

「医療機関」発のヘルスケアピッチイベント

ヘルステックイノベーションチャレンジ2023。
医療サービス領域での新規事業開発に取り組む研究者、企業、起業家への支援の場として、有望なプロジェクトには『プロトタイプ開発を支援する』ピッチイベントを2023年9月23日開催しました。
今回は、登壇者の内、各種許諾をいただきました5つのピッチについて、動画を作成しましたので、ご紹介させていただきます。


医療法人ほそや医院 南大輔さん

「気管支肺胞洗浄液の回収率向上を目指したバルーンカテーテル開発」として発表頂きました。
残念ながら当日は発熱により、感染症対策の観点から動画での発表となりましたが、臨床現場目線での専門性の高い内容に、医療職資格を有する審査員から多くの関心を集められていました。

株式会社クオトミー 大谷 隼一さん

外科系医師の研鑽業務負担を軽くするソリューション「オペカル」について発表頂きました。
整形外科としてのご経験に基づき、医師がより臨床に注力できるようなソリューション開発に取り組まれています。
整形外科出身の審査員にとっては、自身も行っていた非臨床の作業が大きく軽減できるという期待感もあり、熱がこもった質疑対応となりました。

株式会社フルエリア 小野 努さん(最優秀賞)

「コラーゲンの微細繊維化と伝統工芸を組み合わせた医療材料開発」として発表いただきました。
魚のうろこから抽出したたんぱく質を独自手法により極細い繊維にし、それを組み紐のように織る技術で医療材料の創出に取り組まれています。
後日、我々も研究室にお邪魔させていただきましたが、とにかく「細い」繊維を作られていました。
審査員からは技術革新性や、この優れた技術の利用用途が定まった時のインパクトが高く評価され、最優秀賞を受賞されました。

国立大学法人大阪大学 篠倉 啓純さん

「人工呼吸器患者を救う!革新的 医療機器開発プロジェクト」を題材にご発表いただきました。
篠倉さんご自身は医師ではないのですが、実臨床の医学的課題にアプローチされる取り組みをされております。
新型コロナウィルス感染症で一般の方にも注目をあつめた「人工呼吸器」ですが、急性期を担う医療機関では常日頃から使うケースが多い医療機器でもあります。治療のために利用する機械の副作用として、患者さんが辛い思いをすることもあります。
これを改善することは患者さんや治療にあたる医療者も救うことにもつながるため、是非実現して頂きたいプロジェクトです。

株式会社buzzreach 猪川 崇輝さん(優秀賞)

「治験テックスタートアップが変える、新薬開発の未来」としてご発表いただきました。
既に基本的な機能開発は完了されており、サービスローンチをされているソリューションではありましたが、更なる機能拡大や新たな展開についてお話いただきました。
より優秀な医薬品が早期に生まれること、そこに掛かるコストを低減させることは日本、ひいては世界中の人々に対して大きなメリットをもたらすことができるという強い意志を含めた発表に、大変胸を打たれました。

HealthTechHub中四国への入会について

HealthTechHub中四国では引き続き、新しい医療機器はヘルステックの開発支援を行ってまいります。
今回のようなイベント企画や運営だけでなく、事業化コンサルティングも行っておりますので、お悩みの方は、ご相談いただければと思います。

入会金ならびに会費は無料です。
以下のサイトより、お申込み下さい。

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