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【育児】娘のいない朝

↑この翌日です。

翌朝は結局、いつもと同じくらいの時間に自然と目覚めた。
この日もお昼から観劇予定なので(ここぞとばかりにチケットを取った)、それまで仕事。
(※娘のお泊りが決まり、さらに観劇予定を立ててから、納期がタイトな仕事をいただいたので仕事仕事言ってます)
しかも、キリのいいところまで仕上げたかったので、ギリギリで会場入りしてしまった(もう少し余裕を持てば良かったな……)。

観劇後。まだ夫から「何時に帰る」という連絡が入ってなかったので、少しだけ靴屋さん(黒のパンプスが欲しくて)を見て回り帰宅。
二人が帰ってくるまでにと少し片付けて待っていたら、結局、夜の7時を回って帰ってきた。

玄関まで出迎えると、「帰りの途中から泣いていた」という娘が私を見るなりしがみつき、いつものぐずって「わーん!」という泣き方ではなく、とても悲しい「シクシク」の泣き方で私から離れない。
私もこみ上げてくるものがあって、「私も寂しかったよ……おかえり」と二人して泣いた。
結構、真面目に泣いてしまったので……荷物を運ぶため家と車を行ったり来たりしてくれている夫には見られないよう慌てて拭く(笑)。

微動だにしない娘を「お部屋に入ろう」となんとか言い聞かせて、リビングへ。スマホで娘の動画を見せて、どうにか泣き止ませることに成功(最近、よく自分の動画や写真を見たがる)。
しかし、「ちょっと見ててね」と私が離れようとすると、「イヤよ、ママいてー」とやっぱり泣きそうに。「わかった。そばにいる!」と、しばらくベッタリだった。

やっぱり離れていると、私もいつもより甘くなってしまう。
「~したいのね。いいよ、やろう」「~欲しいの? じゃあ、取ってきてあげる」「わあ、できたね。可愛いね!」などなど。
しかし、やっぱり就寝前のトイレや寝室の布団には素直に行ってくれないので、次第にイライラが増し、普段どおりに「はよ、~しようや! いいから早く!」と言っている私が。
「あー、こうして日常に戻っていくんだな」と実感したのだった。

翌朝の保育園もどうかなあとは思ったものの、保育園はすっかり慣れて楽しく通ってくれている様子なので、いつもどおりに家を出た。

この二日間で感じたのは、一人は楽だけどやっぱり寂しい。娘と(夫も)一緒だと、何かと大変だけどやっぱり楽しい。
きっと、「楽と寂しくない」を両立させるのは難しいんだろうなと思った。ずっと独り身であれば別だけど、一度娘や夫のいる状況を経験すると。

そして、楽なのはもちろんいいんだけど、一人になるのがあまりにも久々すぎてその楽な状況に違和感を覚え、寂しさのほうをたっぷり味わってしまった今回。
気分転換のため、たまーに今回のような時間をもらえるともちろんありがたい。……うん、今の私には「たまーに」くらいがちょうどいいかもしれないな。

だけど、今回の「一人で夜、ガラガラのセリアを特に用もなくふらふら歩いた時」や、「娘のいない寝室で一人で眠る時」の空気は今の私にとっては新鮮で、おそらく歳を取っても忘れないだろうなと思う。

お読みくださってありがとうございます!