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ハンジソンのコンビの話③(3RACHA編)

続きです。

ちょっと間が空いてしまいました。アリカリハン、コンゴンズときたら最後は3RACHAでしょう!ということで

ハニビニ(ハンとチャンビン)

ここはまあ「兄弟」ですよね。異論はないでしょう。特にハンにとっては一番「実の兄」に近い存在じゃないかなあと思います。ごはん食べてるとき口も拭いてくれますし。

もはやヒョン通り越してオンマ……(そして何故か毎回居合わせるアリラン)

別に実のお兄さんに似ているというわけではないと思うんですが、家庭内で弟として長く生きてきたハンはStray Kidsという共同体でも最初は弟みたいな振る舞いをしていたんじゃないかなあと思うんですよ。年下はアイエンしかいないし、アイエンもまあ友達みたいな感じなので余計に。
そんなとき何だかんだで世話してくれたのが3RACHA時代から付き合いのあるチャンビンだったのかな?と思います。チャンビンとの打ち合わせに遅刻したらチャンビンが冷たくて(実際は忙しくてテンパってただけ)その場で号泣してしまったというガチ弟エピソードが最近発掘されましたが、これ結成当時とかではなく2022年の話なんですよね……。もうこれハンにとって「兄さん」ではなく「兄貴」なんですよ。わかりますかね?TwoKidsRoomでも兄貴って訳されてたし。ていうかハニビニTwoKidsRoomが今まで一回しかないの何かのバグじゃないですか?早く最新版が見たいです。

(「お前が一番好きなチャンビン兄貴だよ」←この世に生を受けたときに言われたい言葉ナンバーワン)

で、逆にチャンビンは意外とドライなんですよ。チャンビンといえば常に弟たち(主にヒョンジンとスンミンとアイエン)にちょっかい出しまくりのイメージがありますが、ハンが触ろうとすると逃げてしまうんですよね……ハンにも触らせてあげて……。

(音楽番組で初めて1位を取ったときにチャンビンがやっとハグしてくれたことを一生擦り続けるハンジソン……)

これ

でもまあチャンビンの方が年上といえどキャリア的にはハンの方が長いし、作詞などもハンより後にやり始めたのかな?ハンが初めて作詞をしたのが12,3歳くらいという話でそんなに早くからやってたの?と言っていたので。ポジションも被っているので入社したばかりのチャンビンにとってはもしかしたら「先人」という感覚だったのかもしれません。
ハンはハンでどえらい新人が入ってきて、ラッパーとして天狗になっていた自分が打ちのめされた的なことを言っていましたし、チャンビンの存在は純粋に脅威だったのでしょう。そんな二人が競合として潰し合うのではなく、お互い切磋琢磨してスキルを高め合い、同じグループに選ばれたというのは奇跡だなあと思います。もしかしたら「年下の先輩」「年上の後輩」というパワーバランスがちょうど良かったのかもしれません。ジャニーズJr.の世界ですね……(そうね……)

ジャニーズJr.(概念)

そんなチャンビンのラップは重厚で割と王道ですが、それに対してハンは軽快でちょっと変化球じゃないですか?この王道と変化球というのはリノとヒョンジンのダンスの関係に通じるものがあるんじゃないかなと勝手に思っています。(そろそろ「イミンホのコンビの話」もするべきでは??)
あと歌になると一転してチャンビンが優しくてハンがパワーがあるのも良いですね。は〜ハニビニの対称性、永遠に語れる……。

♥KidsRoomでチャンビンに選ばれてめちゃくちゃ嬉しそうなハンに対してチャンビンのやっちまった感よ……でもチャンビンの貴重な「ツン」を引き出せるの、ある意味凄い関係じゃないですか?これからもよろしくお願いします。

次で最後です〜!ようやくここまで来ました!

チャニハニ(ハンとバンチャン)

🥔🥕

正直に申し上げると、ここが一番「深淵」です。チャニハニは深淵、はっきりわかんだね。なんせハニビニと違ってTwoKidsRoomも2回ありましたし……。ハンが2回対談したのはバンチャンとリノだけなんですよね。これ誰と対談したいか事前に回答してるらしい?のでどちらかが(あるいはどちらも)もう一回やりたいと言ってたらいいなあと思いました。

本当は今回↑の2KidsRoomの番が来る前に書きたかったんですが、このシリーズを始めたとき既にチャニハニの番が終わってたんですよね……でもそのお陰でバンチャンが未だに朝ハンに起こしてもらっていることが判明したので良かったです。

バンチャンさん、マンネの顔してませんか???(マンネ顔警察)

MBTIだとバンチャンがENFJでハンがISTPとまったく逆なんですよね。最近のMBTI診断の動画でも二人の違いが如実に現れていて面白かったです。特に「料理を手伝って皿を10枚割ってしまった人」と「遊んでいて皿を1枚割ってしまった人」はどちらが悪いかという質問で手伝った方を選んだハンが完全に人でなし扱いされていて笑ってしまいましたが、それに対してバンチャンは「10枚もどうやったら割れるんだろう?と感心してしまう」的なことを言うんですよ。「遊んでいる方が悪い」とどちらが悪いかで争うのではなく、10枚割ったことは別に悪じゃないよ、という論点を持ってくるのには感嘆しました。この考え方は見習いたいですね……(←ハンと同じ方を選んだ人)

このように問題に対するアプローチが真逆なので、3RACHAの楽曲制作においても互いの弱点を補い合えるのかもしれません。二人とも不思議と意見は合うようなので、結果は同じでもそれに至るプロセスが違うのかなと思うと興味深いです。あと恐らくハンのプロデュース能力はバンチャンによって鍛えられたんじゃないかな?と思います。バンチャンもショーケースで他の練習生をプロデュースすることはあっても、プロデュースのノウハウ自体を教えることはなかなか無かったのではないでしょうか。もしかしたら他にも伝授した練習生たちがいて、その中で生き残ったのがハン(とチャンビン)だったのかもしれません。

この発言、凄くないですか?つまり自分の能力をツールとして使役してほしいということですよね……サーヴァントか??これはハンの揺るぎない自信とバンチャンへの深い信頼がないと出てこない言葉だと思います。

↑あ〜しがいっちゃん愛した鯖(Eternal構文やめ〜や)

元担

そんなバンチャンの右腕であるハンですが、SKZ CODEのキャンプ回ではここぞとばかりに早朝のご飯支度のパートナーにバンチャンを選んでいます。甘えられるチャンスがあれば絶対逃さないハンの「弟み」を感じました。

女児みたいな頭しよって……

しかもほとんどバンチャンが料理してましたし。なんだかんだで自分が率先してやってしまうバンチャンといい、横にくっついて大人しく見ているハンといい、「プロデューサーユニット3RACHA」という舞台を降りたとき、兄と弟、もしくは父と子のような姿を見せてくれるのかなと思いました。

***

せっかく3RACHAでまとめたので3RACHAとしての話もしましょう。
昭和生まれの私にとってプロデューサーといえばジャニー喜多川や秋元康などの大御所や、小室哲哉やつんく♂、中田ヤスタカといった自身もプレイヤーとして実績のある人間というイメージがあったのですが、昨今のK-POP界ではセルフプロデュースをするアイドルも増えていると聞きます。
3RACHAもその一席にありますが、彼らは初めからヒットメーカーとして起用されたわけではありません。JYPの練習生時代からその名を馳せていたとはいえ、「商売」としてのプロデュース業はデビューしてからが初めてではないでしょうか。アイドルとして一年生なら、プロデューサーとしても一年生だったわけです。

昔の曲から最新の曲まで新旧取り混ぜて聴いていると、アイドルとしてダンスや歌、パフォーマンス等が向上していくのと同様に、プロデュース能力もまた進化していくのだなと感じました。それに触れることができるのは新規STAYとして非常に冥利に尽きます。
もちろん進化の過程において水から陸地に上がれば二度と海には帰れませんし、二つの足で歩くことを選べばもう四つ足で走ることはできません。次は何を得て何を失うのか?それも含めて「アイドルがプロデュースをすること」という命題に寄り添っていきたいと思います。3RACHA、新しい世界を見せてくれてありがとう!


おしまい

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