見出し画像

活動記録 算命学鑑定モニター募集を終えて 

序文

2023年1月から3月まで、(ほぼ)フォロワーさん限定のような形で算命学の鑑定モニターを募集していました。ご応募いただいた方の鑑定がすべて完了しましたので、活動記録として残しておきます。

ご応募いただいた方々へのお礼

まず、普段やり取りのないTwitterやInstagramのアカウントへメッセージを送るのはとても勇気が要ったかと存じます。本当にありがとうございました。実は、お渡しした鑑定書は一人ひとり背景のデザインが違います。私の中で混同しないためにそうしていたのですが、皆様の命式や使用しているアイコン、やり取りなどからイメージして作りました。内容も含めて皆様との共作だと思っています。何か感じ入るものがあれば幸いです。

鑑定中に思ったこと

(応募者の個人的な内容には触れていません)

今回DM・メッセージ機能を使って鑑定を行ったのですが、お悩み相談ではなく必要事項だけを回答していただく形だったので、応募者の背景が一切分からない状態でした。分かるのは生年月日(年齢)と性別だけ。その情報だけで相手のライフスタイルを推察するのは不可能です。18歳だからといって学生とは限らないし、28歳だからといって仕事をしているとは限らない。38歳だからといって結婚しているとは限らないし、48歳だからといって子供がいるとは限らない。対面やメール鑑定等ではそのあたりの情報を聞き出しながら的を絞っていくのだと思うのですが、今回の私のやり方ではそれができませんでした。
そして、実は算命学は「仕事」「結婚」「親子」の要素が非常に重要です。その人の意識が親、社会、子、配偶者、そして自分のどこに向いているかを見るからです。ですので親はそのまま、社会は友人、子は下の世代全般とみなし、配偶者は無視しました!!いやそこもちゃんと見てはいますがあえて触れてはいません。(ちなみに自営や経営サイドであれば配偶者は発注先や支援者・秘書などに置き換えられます。恋人は配偶者ではなく社会に属します)
自分の勉強のための無料モニターとして難易度を下げたつもりが、逆に上がってしまったのは誤算でした。しかし何にも紐づかないその人自身とじっくり向き合えたことは良かったと思っています。


算命学を始めたきっかけ

ご応募いただいた方から、算命学を学ぼうと思ったきっかけなど気が向いたら教えてください〜と仰っていただきまして(ありがとうございます)自分の中でまとまったので書いてみます。ストーリーとして成り立つよう再構築しているので半分フィクションのつもりで読んでいただけると助かります。


コロナ禍よりも前の話です。
当時私は転職して新しい会社で働いていました。その職場がどうもおかしい。おかしいというのはそのままの意味で、建物がまるで「異空間」のようなのです。私は霊感の類はまったく無いのですが、そんな私でもなんかここ変だな……といつも感じていました。
人間関係についても同様です。私は割とどこに行っても周囲と仲良くやっていけるタイプなんですが(多分)その職場では私が何を言っても「は、ぁ…………」みたいな感じで手応えがまったく無く、誰と話していても幽霊を相手にしているようでした。まだ客先からの「上の奴出せやゴルァ!!!!!!」というクレーム電話のほうが生気を感じた。(……)
いや全体的に鬱っぽい環境だったったんじゃないの?とか、何かやらかしてるからみんな冷たいんじゃないの?と思われるかもしれませんが、そういう感じではないんですよ……。何というか、周囲に対して常にテレビの中継みたいな距離感とラグがあるのです。
そういう居心地の悪い職場環境な上に、プライベートでも色々なことが一気に重なってしまい(すみませんこれは割愛します)気がついたら心身ともに

"ここにいるようでいない"


みたいな感じになってしまいました。深淵を覗くとき、深淵もまたこちらを覗いているのである。また、それが直接の原因ではないんですが、結局仕事も辞めることになってしまいました。

で、体の調子が悪いなら体のお医者さんへ、心の調子が悪いなら心のお医者さんへなんですが、これはどう考えても現代医学の範疇ではないと感じたので、占いに行くことにしました。
ちなみに占いはむか〜し一度だけタロットをやってもらったきり(しかもあまり覚えてない)だったので、今考えるともしかしたら「呼ばれていた」のかもしれません。
占ってもらう相手に特にこだわりはなく、家の近くで都合のいい日に行けるところにしました。ただなんとなく東洋系がいいなとだけ思った記憶があります。

占い師さんは年配の女性でした。そこで算命学を始め九星気学や易など総合的に見てもらいました。
そしてわかったのが、

私が天中殺の年に転職(と引っ越し)をしていたこと



です。
天中殺!!聞いたことあるぞ!!!
天中殺の時期は自分の「枠」が外れてしまうので、新しいことを始めるのに適していません。思いもよらない行動や言動をしてしまったり、所謂「魔が差す」的なこともあります。
要するに当時の私の環境は「本来私がいるべき場所」ではなかったのです。それが天中殺でうっかり迷い込んでしまったのだと。(このへんは易なども使っていたので全部が全部算命学の解釈ではないと思いますが)
もちろん私が気がついていないだけで、職場で私の仕事ぶりや態度など至らないところがあって不和が生じていたのかもしれません。相性などもあるでしょう。それはプライベートでも同じです。
でも私は天中殺のことを知ってものすごく腑に落ちたし、ほっとしたのです。非科学的だろうが何だろうが「なんかここ変だなあ」「なんか私おかしいなあ」に対する出口を示してくれたので。

とまあそんな感じで話はまとまり、あとは開運法などを聞いて終わりました。
私は算命学上結構な偏りがあるので、足りないものを補うためにこれとこれとこれを毎日やってね、と言われました。で、次の日からやってみたのですが……

めんどくせ〜〜〜〜〜〜🤦‍♀️



えっこれ本当に毎日やらなきゃいけないの……?そもそもどういう理論なんだっけ……?何か色々言ってたけど全部は覚えてない……でも天中殺の仕組みは非常に納得がいったし自分でもちょっと勉強してみようかな……?と思ったのが算命学への第一歩でした。(あと気がついたらすっかり元気になってた)(やっぱり職場がクソだった)

いやこれ前半の職場のくだり全然いらなかったかもしれない。要約すると「色々あって占いに行ったら開運法がめんどくさくて自分で勉強してみた」だけなんですよ。ほんと自分の話をするの得意じゃなくて……。書くことで形が固定されてしまって、そこに入り切らなかったことが消えてしまいそうになるのも怖い。でも今回はいただいた質問に答えてみたいと思ったので、お見せできる形に整えてみました。自分の中で整理もできたので書いて良かったです。
何はともあれ算命学は非常に水が合うようで、何の引っかかりもなくスルスルと吸収できます。他の占星術やタロット等も一応触ってはいるんですが、こっちは全然頭に入っていかないんですよ……。関係あるかはわからないんですが母方が寺の家系なので(傍系も傍系ですが)そういうのもあるかもしれません。いやまあ仏教は占いを禁じてるんですけどね……でも私みたいな子孫が一人くらいいてもいいんじゃないかな……わかんないけど……。あと占い師さんがその母方の、亡くなった祖母に少し似ていたというのもあります。お元気ですか。開運法全然やってなくてすみません。いつかまたお話できたら嬉しいです。(ここで私信すんな)


今後の展開について

正直、何も考えてません!!!(いつもそう)
最初はここで経験を積んで、いつか何らかの仕事になれば……と思っていたのですが、終わってみてこれでお金を得るということにピンときませんでした。というかビジネスとして携わろうとすると私めちゃくちゃ効率化してしまうと思うんですよね……依頼者の基本情報とプログラムで算出した鑑定結果をAIに読ませてその人に合った文章を出力するとか……(もうやってる人いるかも?)それはそれで面白そうなんですが、私が占いにおいてそういう方面を追求していくのはなんか違うなあとも思っています。
かといって面と向かった悩み相談なんかも正直「う〜ん……」という感じです。私、「飯食って体動かして寝てりゃなんとかなりますよ💪😁」とか言っちゃいそうで……(最悪)まあ、今のところ私はそちらの道ではないのかもしれません。でも食事と運動と睡眠は大事ですよほんと。それができなくなった状態まで来ているというのは正直占いでどうにかなる話ではないと思います。
算命学の勉強自体はこれからも続けていきますし、行き着く先は陰陽二元論や五行思想、そして老子や荘子などの諸子百家にまで及ぶので、それだけでもう一生楽しめるくらいのボリュームです。(?)そうやって続けていれば、また何かしら私がやるべきことが見つかるのではないかと思っています。


以上です。また何か思いついたら企画したいと思います。ありがとうございました。

楡ゐすか 拝

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?