先月ユノの誕生日にアップされたボカロ曲のカバー「それがあなたの幸せとしても」がとても良かったのでここに残しておきます。
この曲、浅学にして今まで存じ上げなかったのですが（一応ボカロ文化は知ってます）（何ならメルトをリアルタイムで聴いてた世代です）ユノはどこで知ったんだろうか……。何にせよ、原曲もとても素敵な曲です。

特に歌詞がいい。たとえ明日が辛くても、静かに眠ることが幸せだったとしても、それでもあなたには生きていてほしいという願いがタイトルに込められています。そこにひとつ線を引いて幸せにしようとしてくれる、英雄の詩です。
で、アップされた動画を再生する前は韓国語バージョンで歌うのかな？と予想していたのですが、なんと日本語で歌ってくれました。「KPOPアイドルが日本語でカバーすること」も「KPOPアイドルがボカロ曲をカバーすること」も結構思い切った判断だと思うのですが、日本以外のATINYやHeavenz氏のファンの方にも受け入れられているようで安心しました。
ユノはライブの日本公演や日本の番組でもかなり流暢な日本語を喋りますし、リスニング力も高い。きっと、歌詞の意味もしっかり掴めているだろうと思います。そして自分の誕生日にアップする曲として選んだということは、ユノにとって特別な曲なのではないでしょうか。
なんかユノってみんなの彼氏だの何だの言われてるけど正直私にはよくわからなくて、WINとかDJANGOとかGuerrillaの雄叫び（みん彼に雄叫びをやらすな）とかメチャクチャ怖いし、穏やかそうに見えて意外と負けず嫌いで好戦的なのも怖いし、リアル弟・末子ばかりのATEEZの中で数少ない長子長男だからか他メン全員から凄まじい信頼を寄せられてるのも怖い。

どっちのキャプテンにも一番最初に欲しいと思われてるの怖すぎる。まあ私がメンバーだったとしてもまずユノを選ぶと思いますが……（そうですか……）
だから私も勝手にユノは大丈夫なんだろうと思っていました。信じられないようなハードスケジュールでも本人なりにうまくやってのけているのだろうと。何の支えも必要としない、畏怖すべき英雄なのだと。
でも、今回のこの「それがあなたの幸せとしても」のカバーを聴いて、やっぱりユノも生身の25歳の青年なのだと感じました。ユノがいちリスナーとして初めてこの曲を聴いたとき、きっと何かしら感じ入るものがあったのだろうと思います。（それが何であるかは断言しません）そして、僕の中にはこの曲がありますということを私たちに教えてくれた。もちろん歌詞に込められたメッセージがATINYへの救いになればという気持ちもあるとは思いますが、私にはどちらかというと「僕がこの曲を必要としていることを知っていてほしい」という叫びのように聞こえたのです。

静かな眠りのあとにやってくる、朝の光と目覚めの幸福をユノが少しでも感じることができますように。

終