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算命学で見るStray Kids⑧(アイエン編)

とうとう最後のメンバーになりました。算命学で見るStray Kidsシリーズ第8弾、アイエンです。イエニ誕生日おめでとう!間に合ってよかった!このシリーズを始めたときは着地点が全く見えなくてどうしようかと思っていたのですが、何とか形にすることができました。それでは行きましょう。

I.N/アイエン
本名:ヤン・ジョンイン(梁精寅)
生年月日:2001年2月8日
血液型:A型
国籍:韓国
家族構成:父、母、兄、弟
マスコットキャラクター:フェネック

Stray Kidsのマンネ(末っ子)アイエン。日本の媒体でも自己紹介のときは必ず「スエッコアイエンデ〜ス」と名乗ってくれます。ありがとうね。
メンバー唯一の21世紀生まれで、2月生まれなので本来であればコンゴンズと同学年ですが、家庭の方針で一つ下の2001年生まれの学年に入ったそうです。(韓国では早生まれの子に対してそうすることがよくあるらしい。ちなみに早生まれ制度自体は2009年に廃止)
釜山の出身で、地元の高校を中退して芸能人がよく通うソウル公演芸術高等学校(日本の堀越みたいな感じかな?)に入り直しています。ヒョンジンも同じ高校で、ヒョンジンが卒業するまでは毎日一緒に通っていたとか。だからそういうの……ほんと……ほんと…………

(デビュー当時高校生だった三人組。これ一番びっくりしたんですけど制服姿でメディアに出るんですよね。それにしてもすごい色である……)

メンバーやSTAYからはよくイエニと呼ばれています。最初イエニが誰なのかわかってなくて、ずっとリノの本名だと思ってました。(イエニとミンホ一文字も被ってない……)そんなアイエンですが、顔自体は綾野剛に似ているので割と覚えやすかったです。釜山の綾野剛……

(かっこよすぎません???好みの分かれる方だとは思いますが私は好きです)

ポジションはスンミンと同じボーカル担当で、とても澄んだ声をしています。トロット(韓国の演歌)が好きで、動画でたまに歌っていることも。で、前回書いた通り私はスンミンが最年長リーダーだと勘違いしていたのですが、アイエンも割と落ち着いて見えるので上から2番目くらいでリーダーを支えるサブリーダー的存在かな〜?とか思ってました。毎度思い込みが激しすぎる。でも綾野剛は……参謀ポジやろ……(?)

ほんとそう

見ての通り色白で切れ長の涼しい目をしているので黙っているとちょっと冷たい印象を受けるアイエンですが、

(CHEESEのイエニ一生好き)

笑うと目が無くなってとてもキュートな顔になります。その愛らしさを赤ちゃんともちもちのパンに例えてアギパン(赤ちゃんパン)とも呼ばれています。だから呼び名が!!!多い!!!!!

更に剛の者は本名のジョンインで呼んだりもするのでもう何がなんだか……ちなみに芸名のI.NはJEONGINのINから取っているそうです。

チャンビンも何故かアイエンのことをヨンボクと間違えるし……(隣に本物がいるのに……)

しかも2回。4年目やぞ!?

で、これも驚いたことなのですが、というかK-POP界隈に来てから驚くことばかりなのですが、

マンネをベロベロに可愛がる

んですよね。ジャニーズは最年少という概念自体はあっても、せいぜい最年長と合わせて爺孫と呼ばれるくらいだと思うんですが(ほんとか??)K-POPではマンネというポジションはかなり重要なんだな、と思いました。気を抜くとすぐ兄たちが群がってくるんですよね……。

どうしてもアイエン本部長とチューしたい社員たち……(マンネは序列一位なので一番偉い役なのである)

このツッコミ可愛すぎる

(あといつも思うんだけど字幕の煽りスキル地味に高くない?)

マンネオントップというアイエンの曲まであります。そこまで行くともうキャラソンの域なのよ……。

やりたい放題である

そんな兄たちの暑苦しい寵愛を毎日?受けながらも、本人は至ってフラットです。思慮深く控え目で、自分からは滅多に甘えてきません。まああれだけ構われてれば甘える暇もないのかもしれませんが……。あとリノほどじゃないけどたま〜に毒舌になるんですよね。上にも下にも実の兄弟がいるので、男社会でのさじ加減が上手いのかなと思いました。

でもやっぱりリノヨォンには勝てん……

(これが貼りたかっただけともいう)

そろそろ命式を見ていきましょうか。この流れももう最後かと思うとちょっと寂しい。

ちょっと算命学から話が逸れるんですが、アイエンは庚寅月壬寅日生まれで日支と月支がどちらも「寅」なんですよね。アイエンの本名の「精寅」はもしかしてここから取ったのかな?と思いました。ただそもそも韓国の人にとって虎(寅)というのは重要な生き物らしく、名前にもよく使われるようなのでただの偶然かもしれませんが……。ちなみに文在寅大統領も名前に寅が付きますが命式に寅は入っていませんでした。(調べたんかい)

話を戻しましょう。アイエンの日干はみずのえです。「陽」の「水」で「海」や「湖」を表します。癸が純度の高い清水であるのに対し、壬はその中に様々なものを内包しています。

壬…陽の水/海
果てしなく広がる大きな海は、ゆったりとした大きな心を持つ人。自由を愛し、いつも夢とロマンを求め、型にはめられることを極端に嫌う。知恵があって物事の本質を掴める人でもある。欠点は、環境に流されやすく、また周囲に波乱を巻き起こす傾向があること。

私がアイエン(とスンミン)を実際より上のポジションだと勘違いしていたのは、もしかしたら水性の落ち着いた雰囲気にあるのかもしれません。壬は癸ほど淡白ではないものの、高温の人か低温の人かと言われたらどちらかというと後者じゃないかな?と私は思います。ごく稀に荒波のごとく怒るときもありますが……。

(JYP西遊記で「卵を守る」というミッションを与えられたもののリノに秒で奪われてしまったアイエンが、リノのミッションの番で「5分待って……」と命乞い(?)をするリノに「あんたは5分も待ってくれなかっただろうが!!!」とブチ切れるシーン)

主星はハンと同じ戦いの星である車騎星しゃきせいですが、アイエンは更に東と西にも車騎星があります。ただでさえ猪突猛進な車騎星なのにそれが3つもあったらどんだけ狂戦士バーサーカーやねん……と思ってしまいますが、実際は真逆の現象が起きます。車騎星が3つあると繊細さが増して野生の勘のようなものが発達し、引き際や勝負どころがわかるようになるのです。普通の車騎星と違っていつも走っているわけではなく、ここぞというときに爆発的な力を発揮し、危機管理能力も抜群です。SKZ CODEのキャンプ回で早朝にすっぴんで集合写真を取るときも「みんな顔大丈夫?」と心配していました。笑

(しかしアイドルはたとえ大丈夫でなくても撮らなければいけないのである……)

そしてアイエンといえばやはり練習生時代のジョーカーの逸話は外せません。昔、スキズ結成前に練習生同士で自由に組んでステージを披露する課題があったのですが、その時アイエンはバンチャンのチームに入り、ハロウィンのコンセプトでジョーカーの仮装をしたそうです。アイエンを主役に据えたそのステージは大変好評で、周りから一目置かれるきっかけとなったとのこと。観客を入れない内輪の試験だったので、STAYのみんなにも見て欲しかったとバンチャンは話していました。
アイエンは幼年期にあの世の星である天馳星てんそうせいが来ています。あの世には時間の流れがないので、「いま、この瞬間」に現世の王ですら叶わない力を発揮することができます。車騎星3連の勝負勘も相まって、見た者の心に刻み込まれるようなステージだったのかなと想像します。見てみたかったですね。

(去年のハロウィン企画でジョーカーのセルフパロディをするアイエン。スキズほんまそういうとこ……)

先ほど天馳星があの世の星と書きましたが、あの世とは「無意識界」に分類される星です。幼年期にこの無意識界の星が来ているのはアイエンだけなんですよね。他のメンバーは皆「有意識界」の星からスタートしています。バンチャンとスンミンが赤ちゃんの「天印星」、リノが王様の「天将星」、チャンビンが大人の「天禄星」、ヒョンジンが老人の「天堂星」、ハンとフィリックスが青年の「天南星」……と現世で生きる人間の形をしています。天馳星のアイエンだけが肉体を持たない別次元の存在なので、何かと気になる存在なのかな、とか思ったり。(蛇足ですが動物占いは晩年期の星を動物に置き換えたものです)
あと不思議なことにアイエンってただ可愛がられるだけのマンネではなく、結構みんなから頼りにされているんですよね。ヒョンジンが悩みを相談したり、バンチャンが深い話をしているというのは意外でした。アイエンは主星も東も西も同じ星なので、裏表がなく、安心して話をすることができるのかな、と思いました。あと今はみな壮年期に入っているので、少しずつ役割も変わってきているのかもしれません。

そして、アイエンのもう一つの特徴として、天馳星の次に天胡星てんこせいが2つ来ています。天胡星は病人の星です。この世の最後の時代であり、もう身体は動きませんが、その精神性は頂点に達しています。それが2つ揃うと、赤ちゃんの星の「天印星」のように可愛がられ、周囲の人間を惹きつけるようになります。人は死の間際に赤ん坊に戻るのかもしれません。
アイエンがV LIVEでJYPに入社した経緯を話していたことがあるのですが、塾の先生に勧められてたまたま釜山で行われていたオーディションを受けたそうです。

そこで1次は合格したものの、2次で落ちてしまいました。ところが半年後にJYPから電話がかかってきて、「また釜山でオーディションをやるからもう一度受けられるか?」と打診があったそうです。しかしそのオーディションを受けた後も「前髪が長くて目が見えないから切ってきてもう一度見せて欲しい」と言われ、その通りにしたところようやくJYPに入社できたそうです。オーディションを受けることを勧めた塾の先生もそうですが、もしかしたら審査員の中にもアイエンの才能と可能性に魅せられた人がいて、何度弾かれてもどうにかして入れてあげたい、と思ったのかもしれません。

このシリーズではずっと過去の出来事に焦点を当ててきましたが、最後にほんの少しだけ未来の話をしたいと思います。
2022年は壬寅の年です。同じ干支を持つアイエンにとっては、大きく飛躍できる可能性を秘めた年でもあります。長く辛い冬を終えた雪解けの海は、もしかしたら今までとは全く違う景色になっているかもしれません。船はまだ万全ではないかもしれないし、時には向かい風の日もあるでしょう。それでも、久しぶりの航海を楽しんでほしいなと思います。漕ぐのに疲れたら、代わってくれる仲間がいますから。

(アイエン編 終わり)

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