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味わうとは…


11/24 夕方に子どもたちが集まってきました。
今日は鯵をさばく日ということで、緊張と期待の入り混じった顔つきです。
「本当に魚をさばくの?」「どうやってやるの?」「生きてるの?」などのおしゃべりが飛び交います。

今日のために私はスーパーマーケットと魚市場の情報に敏感になりました。
当日に鯵がないと困るので、あらかじめ数を仕入れておき、前日にもう一度確認。
当日の値段を確認して鯵を人数分より少し多めに注文しました。
当日、我が家の猫の目を盗み、冷蔵庫に鯵をこっそり入れることに成功しました。

何を買ってきたの??

鯵をさばくには包丁が必要です。
包丁の触り方、扱い方は一番最初に伝えます。
怖い物ではない、ですが注意して扱ってもらいたいです。
使い方さえちゃんと覚えたら、必ず生きるのに必要な道具になりますね。それではいざ!鯵をさばきましょう!

声が聞こえてきそうです

歓声と悲鳴に近い声が部屋に響きます。
鱗を取ったり、ぜいごを触ったり、、、

頭を落とすときはみんな微妙な顔です。
海で泳いでいた、あの水族館で見ていた魚の頭を切る、、、
でも私たちが生きるには「食べること」が必要です。
みんな思い思い、抱えて挑んでいる様子でした。包丁が得意な子、他の子がやったのを確認してからやってみる子、魚はやっぱり苦手〜と言っている子もいます。
それでも美味しいアジフライに向かって進みます。

衣を順番につけて最後は揚げ物、、
これも私だけドキドキヒヤヒヤですが、みんなできました。

なんでも挑戦したいのです!

最後はみんなでご飯とお味噌汁をよそい、手を合わせていただきます!
ふっくらした身と適度な塩味、サクっと、フワッと、口に美味しさが広がります。
「みんなで食べるとおいしいね!」自然に言葉が溢れます。

作るとは、、、
食べるとは、、、
生きるとは、、、
味わうとは?!

今回来てくれた子達はコロナ真っ只中に黙食を乗り越えてきた子どもたち。
「前を向いて一人で食べよう」「しゃべるな」「触るな」

今日はそんな食事とは比べ物にならない、賑やかな食卓です。

食事はただ、魚を味わうだけのものではなく、
・一緒に作った嬉しさ
・みんなと食べながら見えるお互いの顔
・楽しいおしゃべり などなど
これらが大切な美味しさのモトだと感じました。
今回のアジフライは季節も最高。
とてもおいしい会になりました。


記:soilネットワークパートナー
まめちゃんち主催まめ



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