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悪徳キャバクラ店の実態

前々回の記事で大宮の店舗に在籍していた事について触れましたが、当時働いていたL店は典型的なヤ◯ザ直営店で、昼職を始めてからも退店して縁を切るまでの道のりは大変でした。

今日はそこに至るまでの出来事について書いてみようと思います。ちなみに、L店およびその系列店は店名を変更したり移転したりを繰り返しながら、現在も大宮で営業を続けています。

これから大宮駅東口エリアで在籍店を探している方や派遣に行く予定のある方は、このような悪質店舗に引っかからないようにどうかお気をつけて下さい。(ちなみにDMなどで聞いて頂ければコソッと教えます…笑)

あの記事の通り、高い寮費とペナルティーの数々とその他の諸事情(これは改めて別の記事で書きたいと思います)で毎月ほとんど手元にお金が残らず、さすがにこの生活をずっと続けていける自信がなかったので半年ほど夜一本で暮らした後に昼職を決めました。

何件か面接を受けたもののほとんど不採用となってしまい、とりあえず夜とかけ持ちなので月給の安さに関しては妥協して、歯科衛生士の資格を生かして正社員として働けるクリニックに就職しました。

その後は週5日クリニックで働きながら週2〜3ペースで夜出勤し、もう少し安い物件を探して引っ越す為に地道に貯金を始めました。正規雇用の今なら収入に見合った物件を選べば審査にも通るし、給料から寮費が引かれなくなれば単純計算で夜の収入を毎月プラス7万円取り戻せると思ったから。

しかし、週2〜3日の出勤で寮費分を稼げても昼職との兼ね合いで半月に一度のイベントに出勤できなかった事も重なって、罰金が課せられる事が以前よりも多くなりました。イベント開催期間は毎回3日間設けられており、1日も出勤できないと指名ゼロのペナルティーとは別に1〜2万円の罰金が追加されました。

それでも、毎週これだけ出勤していれば7万円を切るはずがない。自分で手帳につけていた勤務時間や指名・ドリンクバックの数を見て確信していました。ところが…

昼職を始めて最初の夏季休暇は7日間あり、その年は特に暑かった事もあり"避暑"と称して涼しい地元に帰省していました。もちろん、在籍店には"今週は出勤できない"と連絡済み。

そして、夏季休暇を終えて大宮に戻ってきた日の夜にとんでもない事が起こりました。

23時過ぎ、在籍するL店の代表とグループの取締役と呼ばれる男(前歯がなく見るからに怪しくてヤ◯ザな風貌)が寮に押しかけてきたのです。家のチャイムが鳴ってインターフォンの画面を覗いた所、怪しい風貌の男が"れいさん?店に出勤してほしいんで一度出てきてほしいんですけれど"と話し出しました。

"代表もいる…だけどこの人は誰?シフトなら日曜日までに出せばいいんだよね?"とビクビクしていたら、その男が信じられない発言をしてきたのです。

"れいさん居ますよね?出てきて頂けないなら合鍵を持ってきているので今から開けますよ"

店を飛んだ訳でもないのに合鍵で無理矢理開けようとするなんてヤバくないですか?

確かに私が住むのは店が借り上げた部屋ですが、大家でもないのにこのように合鍵でドアを開けようとする手段に出るなんて…下手したら日頃何もない時でも部屋の中を確認されたりしていないかと考えてゾッとしました。

仕方なく"すいません!今ちょうどトイレに入ってた所で…"と適当に言い訳をしてドアを開けると、オーナーから"れいちゃん、昼職始めたのは知ってるけど最近あまりにも出勤が少なくて寮費とペナルティーで給料がマイナスになってるんだよね"と言われました。

確かに、ときどき週2〜3回出勤できていない時もあった…だけど、自分では週2〜3回でシフトを出していても店側から出勤調整をかけられていたのだ。

指名数や売上が少なくて出勤調整が入るのは致し方ないけれど、それでイベント開催期間に出勤できなくてペナルティーを課されたり寮費を給料で補えない状態にされたりするのってどうなの?それでも私は少なくとも毎月7万円稼げるくらいは出勤している。それなのに高額なペナルティーを次々と課して給料がマイナスになっているなんて…手帳に残した出勤の記録とも合わない。どうしてだろう?と疑問しかありませんでした。

ただ、実家の親も含め周りの大人には水商売をしている事は話していなかったしこれ以上の大事にしたくなかったので、ひとまず店側の言う通りにしました。

出勤調整がかかって希望のシフト通りに入れないとコンスタントに週2〜3回出勤が出来なくなる為、週5〜6日希望を出して"この中で週2〜3日指定して下さい"と頼む事にしました。お陰で、店の定休日以外は昼職の他には何も予定が立てられない状態になりました。

店からは"マイナス分がまだ残っている"と言われ続け、客を呼んで一晩で10万円以上の売上を出した月でさえ給料を1円も貰えませんでした。

この話は長くなるので、今日は一旦ここまでにして続きは次回また更新します。

#水商売 #キャバ嬢 #夜職 #悪徳店

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