見出し画像

パルステップ体験日記まとめ〜2年後の今の子供たち〜

2020年5月28日に偶然見ていたテレビのニュースで【パルステップ】が話題になっていました。新型コロナウィルス により休校が続いたことで、今、学校に行きづらくなっている子供たちのために、東京都新宿区では【パルステップ】が導入されるそうです

ITを使ってどこでも誰でも学び働ける社会の実現に向けて
活動しているテレワーカーの高橋ゆきよです。

実は、我が家の子供たちはパルステップリリースの時から使わせていただいています。当時、ツールの内容や体験した感想を記事にしていたのですが、先週くらいからアクセスが増えてきていました。不思議に感じていたのですが、今日のニュースで、「なるほど!」と謎が解けて、タイミングってあるんだなと。

我が家は息子は高校2年生ですから使えなくなりましたが、娘は今も利用させていただいています。ということで、2年前のパルステップ体験日記まとめと、あれから2年がたち我が家の子供たちの変化についてご紹介します。

私が書いていたパルステップ体験日記はこちらです

感想は人それぞれだと思いますが、当時の我が家にとっての体験はこんな感じでした。

どんなにいいツールでも使い方次第

5回にわけて体験日記を書いているのですが、その後、どうなったのかを書いていなかったなぁと気づいたので少しだけ振り返ってみようと思います。

その後、いろんな経験があったのですが、変わらず大事だと感じていることは、パルステップがあれば、あとは子供たちにさせれば大丈夫というツール任せではダメだということです。

私の子供たちはパルステップとの関わりは真逆になりました。

息子の場合は、担任の先生がパルステップも活用しながら息子とのつながりを大事にしました。その結果、中学3年生の頃、9月に高校進学を決意し、自ら学び卒業間近にはパルステップの学習を使える期限まで使い倒しました

現在は、通信制高校2年生で、日々の学習やレポート提出を1人で取り組めるようになり、将来への夢を語り、そのために必要なことを息子のペースで考えています。

一方、現在、中学2年生の娘はというと、当時、小学生の頃パルステップを導入してもらいましたが、パルステップをつながりとしての活用することが担任の先生には対応が難しかったようで、娘の学習のみとなりました。

最初はボットとのやり取りを楽しんでいましたが、学習につまづいた瞬間、使えなくなり、現在は、ほぼ使えていません。そのため、私と先生との出欠や健康観察のやりとりのみです。

そのため、中学生になった娘は、自分が大丈夫と思えるテキストを購入し、できた分の写真を撮り、私が学校の先生へ連絡するという方法でなんとかつながっています。

お分かりのとおり、使い方を間違えれば、どんなにいいツールでも使えないのです。これはパルステップのみなず、全てのオンラインツールに共通することだと言えるでしょう。

大人のオンライン=学習のためだけとしての認識が強くなるために、このようなことが起きているのだと思います。そうではなく、ITはあくまでも人と人とをつなげる道具なのだということを意識していれば、ITツールは本来の何十倍も、何百倍もの効果を発揮する、最強のツールになるのではと思うのです。だからこそ、使う大人の力量が問われていると感じます。

今、子供の気持ちに寄り添うために必要なこと

最後に、2018年7月に公開された、大阪医科大学LDセンター竹田契一先生へのインタビュー最終回の動画をご紹介します。

子供が学校に行きたがらないとき、「なんとか励まさなくちゃ」「学習を遅れないようにしなくちゃ」と大人が良かれと思っていろんなことをしていると思います。でも、もしかしたら、それはこの状況に不安な子供たちに追い討ちをかけているのかもしれません。

何が子供たちの気持ちに寄り添う方法なのか。竹田先生からの言葉から考えてみてはいかがでしょうか。


ひとり親でも、不登校でも、学ぶことや働くことを諦めないでやっていることをシェアするための活動費として使わせていただきます!