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【胡乱登山ガイド】間もなく開山20周年 長野の名峰「五代山」に登りませんか

おことわり

・五代山の読みは「ごだいさん」となります。
・『実在するが実在しない山』の登山ガイドです。参考になりません。
・詳細は記事内リンクをご確認ください。

はじめに

長野県東部に広がる名峰・五代山。
来たる2020年の1月で開山から20年を迎えます。
今なお多くのファンを誇る五代山の魅力や登山時のポイントを一緒に見ていきましょう。

登山前の準備

平成山脈のなかで最も古くから登られてきた山であり、また1月がメインシーズンであるためか、「本格的な装備が必要では」「パーティを組んだ上で登らないといけないのか」などという質問を頂くこともありますがその必要は特にございません。ただし、下に示す入山証を必ず用意しておいてください。(下記以外の入山証でも問題は特にありません)  またバイク等での登山はおやめ下さい。


五代山序盤の見どころ

 鳴海連峰以降の山々と異なり登山口周辺と9合目以降に万年雪が残るのが五代山の特徴です。登山口から2合目手前まではやや雪深い景色が広がりますが、初心者の方でも登りやすいようにガイドがしっかりとついています。また、登山口周辺の詳細な解説も追加されていますので一度登頂された方もぜひご確認ください。
 2合目を越えた直後には「神崎が丘」と呼ばれる小高い丘があります(EPISODE11〜EPISODE12)。五代山の登山ルート開拓に大きく貢献された神崎昭二先生の名を冠するこの丘は序盤の名所であり開けた風景の美しさから登頂者の間でも愛されるポイントになっています。

3合目中腹とキノコ狩りの名所

3合目中腹には休憩地点が設けられています(EPISODE17)。ここまでの道のりを1度振り返っておきましょう。ここから4合目までは「キノコ狩りの名所」として地元住民に広く知られていますが毒キノコもよく生えているため十分に注意してください。(EPISODE18〜20)また、4合目(EPISODE20)は山深い中でも陽射しが差し込み、フォトスポットとしてよく知られています。是非カメラを持っていきましょう。

屈指の急峻「6~7合目」

6合目の手前(EPISODE29)から五代山はその表情を少しす変えてきます。2度目の休憩地点(EPISODE31)まで登ると、五代山の持つ様々な表情が見えてくることでしょう。そして、ここから7合目(EPISODE35)までは五代山屈指の難所が続きます。殊に30mを超える壮絶な鎖場を越えた7合目の景色は、五代山の猛々しさを讃えた岩場が広がっています。単に「美しい山」とだけは説明できない五代山の一面は、是非その目でお確かめください。

山小屋「ポレポレ」と山頂手前の雪原

9合目を越えた直後に、最後の休憩地点にして五代山唯一の山小屋「ポレポレ」があります。最後の難所に挑む前に是非立ち寄り、登山者達から「おやっさん」と呼ばれるマスターこだわりのコーヒーを楽しむのも五代山登頂の楽しみの一つです。
「ポレポレ」を越えてからすぐに、五代山最後の難所にして名所の一つともされる大雪原に入ります。自然の美と恐ろしさを体現した雪原にも、ちゃんとガイドが用意されています。足元と前方を確認しつつ、注意して進みましょう。

五代山の頂

五代山の頂上(EPISODE49)は、眼下の大雪原と青空とを見渡し、更に遠方の太平洋を望むことのできる五代山最大の名所になっています。ここまでの長きに渡る道のりを締めくくるにふさわしい爽やかな絶景をお楽しみください。

近年発見された五代山系の山について

2015年、五代山と津上岳の近くで一種の造山運動が確認され、五代山と津上岳の双方の特徴を併せ持つ山が発生している事が分かりました。この山は発見者の氏名から「井上山」もしくは「白倉ヶ岳」との名称を付け、敢えて五代山と分ける動きもあります。

まとめ

平成山脈最初の山であり、他の山にあまり見られない独特の植生でも知られる五代山。是非登頂し、その遥かなる絶景をお楽しみください。
(文責 胡乱社団法人五代山観光協会 ヒトシ)
(最後まで悪ふざけにお付き合いいただきありがとうございました)




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