昨年末に、近所に引っ越ししてきた方がいらっしゃる。

車はハイエース、バイクはカワサキの大型や中型が数台。

この方は、相当なツウだろうなと
思っていたが、接点もないので
関わらないでいた。

ある日のこと、
所用で、ちょっと歩いて外出していた帰り、
青空の下で、カワサキのバイクをフレームとエンジンの状態にして
ガチャガチャといじっていらっしゃったので

このタイミングを逃すと声はかけられないだろうなと
エイやって話しかけてみた。

私「こんにちは、こちらはカワサキですね」

ご近所さん（以下、近）

「はい」

私「修理ですか、良いですね」

近「はい、不動車を買ってきて直しています」

車種はZRX400

私「エンジンも組めるのですか？」

近「はい、エンジンも腰下から組めます」

もう、かつての仲間も、
バイクから引退してしまったのに、
濃い目の御仁が、自宅から3メートル以内にお住まいとは・・・。

その日の私はジャージ姿だったのだが、

私「私も、実はドカティに乗ってまして…」

近「ええ、音は時々、お聞きしてます」

エンジン音だけで、
近所にバイク乗りが居るって確認する行為が面白なあ。

そして、こちらのご近所さんは
名古屋市のバイク店におつとめされていらっしゃるという
プロ中のプロだった。

バイクは、
まったく会話したことのない人でも、
お互いを知り合うときは最適だと思う。