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技術士事務所の仕事部屋(第13回)

先日、半導体の後工程や実装に関係するセミナーを行いました。

セミナー準備期間の事と、セミナー当日に感じたことなどを備忘録として記録の意味で残します。今後、突然セミナーで講演を行うことになった方へ参考になれば嬉しいです。

ことの始まり

LinkedInに登録していますが今のところは転職する気はないので、届くメッセージの9割以上は転職に関する内容ばかりなので無視またはお断りしています。そんななか、丁寧なご挨拶とともに繋がり申請がありました。

届いたメッセージには、私のnoteの記事を引用してセミナーの講師をして欲しいというものでした。そのあとに企画書と共に提案された時期はそれほど忙しい時期ではなかったので了承しました。

企画内容はこんな感じ(概略)

  • タイトルは『半導体後工程:パッケージング・実装技術の基礎と最新動向(仮)』  *後日、(仮)は消えました。

  • ZOOMを使って自宅などからオンラインで講演を行う

  • 講演時間は休憩込みで4時間弱

  • 謝礼予想額は、参加者人数により変わる(大体これぐらいの提示はあり)

  • セミナー実施最低参加人数のは2人から(だったと思う)

資料(原稿)作成

講演時間が休憩込みで約4時間とけっこう長い。前の会社でプレゼン資料の枚数について聞いた時には、1ページを1分で話すと言われた記憶があった。

計算すると、
4時間=240分=240ページ
3時間半=210分=210ページ

え〜と、200ページを超えるネタはネタ切れで無理。
ならば2分で1ページとすると半分の120ページくらいになる。それなら何とかなるかと作成に取り掛かった。

トータル120ページくらいの資料はゼロから作り始めるとけっこうな時間が掛かる。以前、自分が作成した noteの記事(以下)をそのままとはいかないまでも8割以上活用することで実質1ヶ月半くらいで完成できた。

一年から二年前の記事ですが、我ながら書いていて役に立ちました。

えらいよ!自分』と褒めました。


小道具購入

普段、ZOOMセミナーを聴講者の側で聞いている時の環境は、iPad だったりMacを外部モニターに繋いで見ていました。音声はブルートゥースの小さなスピーカーをMacに接続しています。

ところが、講演者側になるとカメラとマイクが必要になります。

購入したのがこれらの機器

マイクはブルートゥース接続のマイクも考えたんですが、良いお値段がするので有線のラベリアマイク。それと、USB-Cに接続することを考えてUSB-Cとマイクジャックのアダプターも。(届いたセットを見たらUSB-Cアダプタがついていた)


カメラは外部モニターの上部に取り付けることが可能であることと、ミニ三脚にも取り付けられるUSB-C接続のカメラを探した結果こちらにしました。

このカメラにはマイクがついているので普段のオンラインミーティングではカメラのマイクを使っています。

ZOOM接続テスト


数週間前にセミナー会社の担当者さんとZOOMの接続テストを行った。最初のテストではZOOMの設定で音声とカメラがミュートになっているのに気がつかなかった。この時は、一旦、外部モニターと外部カメラからMacを分離してスタンドアローン状態にしてひとまず接続ができることを確認しました。(実は焦りました)

セミナーの一週間前にもう一度、接続テストを行って当初の環境(外部モニターと外部カメラとラベリアマイク)で接続して問題ないことが確認できた。
(やれやれひと安心)

セミナー本番


最終的に16名の方に参加していただけました。
最初の1時間は話すスピードが早めになり聞きづらかったかもしれません。休憩を挟んだら落ち着いた。少し話すスピードを抑えてゆっくり目に変えたら若干時間が足りない感じの進行状態になったので、あとはこの調子のまま進めていきました。

Q&Aも含めて、終了時間ピッタリで終わることができました。

対面では前の会社の社内や顧客や出張先で対面で講演したことはありましたが、オンラインで講演したのは初めてでした。オンラインでの講演はネット環境が整っていれば聴講する側も講演する側も楽にできる点は非常に良いのですが、色々と感じた欠点もありました。

オンラインセミナーの欠点

  • 聴講者の表情と反応が見えないので、雰囲気やざわつきが感じられない

  • アドリブで小ネタを入れるタイミングがわからない

  • オンラインは質問をされにくい

  • 名刺交換ができない

  • 講演後、参加者の方と内容に関して会話ができない

  • 講演に関係ない、ちょっとした会話ができない

これらについては企業に属しているときはあまり気にしていませんでした。

独立してみると講演後の名刺交換やちょっとした会話から発展する新たなビジネスチャンスの種子に気づくことが減ることはちょっとどうかな?と感じました。

あと数回、同様のセミナーを行いますが、オンラインだけでなくオンサイトでのセミナーなどの企画ができれば上記のジレンマが解消するかもしれません。

それでは、


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