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「パンダンリーフの扉を開く!2」ナシレマ

新大久保のバクテーの店「南洋叔叔肉骨茶」の、(バクテーは別にして)ご飯のおいしさが脳裏をいつまでもよぎり、自分で再現できないものかと、無謀なことを考えております。
店で教えてもらった鍵は「油ご飯」+「パンダンリーフ」
「油ご飯」に深くて広範囲な重みがありそうです。
そもそも、「油ご飯」を調べると、「ナシレマの意味」との説明があるのですが、「ナシ=ご飯」「レマ=ココナッツ油脂」であれば、油ご飯との意味合いも少し違ってきます。
もう少し調べてみると、ナシレマの基本は「ココナッツミルクで炊いたご飯」で、そこに、揚げた小魚、きゅうり、ゆで卵、ピーナッツの具を添えて、更にサンバルという南洋的に辛いソースで煮込んだ鶏肉等をオプションで加えた料理、ということですね。納得です。

ペナンの空港で食べたナシレマ


やっぱり、「油ご飯」はナシレマが基本で、他の料理には展開として使われるのですね。
であれば、基本から行きましょう。
ナシレマを作ってみます。

ご飯は今回もジャスミンライスにします。そしてパンダンリーフとココナッツミルク。本当は、それぞれの材料のありなしでの8パターンで試してみたいのですが、さすがにそこまでの酔狂もできずに、「ありありあり」で行きます。

家では圧力窯を使っています。便利!(保温ができないのが難点ですが)

次は「具」に取り掛かるのですが、本日は下記3点を調達しました。
「ブラチャン(蝦の発酵調味料)」として店で見つけられたのは「カピ」でした。「発酵臭がとてもキツイ」というお話があるのですが、そんなにきつくはなかったところが、物足らないか、家族向けにありがたいか!?

新大久保南洋叔叔肉骨茶の隣の「新大久保アジアンマーケット」で調達
左上から唐辛子(ありものの粉)、シュリンプペースト、レモングラス、ニンニク(ミキサーで細かくしたものを冷凍保存しています)、生姜、玉ねぎ(シャロット(小玉ねぎ。店にあったのですが家のありものを優先しました💦)

材料を適当な大きさに切ってミキサーにかけます。

本当はチキンのルンダン(サンバルソース煮込み)も作りたかったのですが、時間の都合で次回にして、今回はイカンビリス(ナシレマに添えられるサンバルソースの小魚)を家のありもので「なんちゃって」します。

イカンビリスにもココナッツミルクを加え、ゆで卵ときゅうりを加え、完成です。
ここでは色合いもあってミニトマトを追加しました。

しまった!ピーナッツを忘れました!!

さあ、出来栄えはどうだったのでしょうか?
「悪くはない」そんな感じでしょうか。個人的にはもっとサンバルソースを本格的にしてガツンとくるくらい辛くしたいのですが。

ともあれ今回は「油ご飯」です。ご飯にしたらどうしてもココナッツミルクの風味が表に出て、そこへの印象が強いのですが、炊く前はパンダンリーフのほのかに甘い香りがしっかりありました。
次回は、ジャスミンライスではなくいつも使っている日本の米に、そうだ、「ネギ油」を使って、ココナッツミルクもお休みしてみます。

一歩一歩、自分なりに「マレーシアご飯」の道を進んでいきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

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