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日本語講師向け生徒のカルテと進捗管理

Preply日本語講師のへびです。座右の銘は濡れ手で粟、できるだけ楽に仕事をしたい、正直、できれば何もしたくない!働かないためならどんな努力も惜しまない、むしろ心血を注ぐタイプです(?)

今日は、日本語レッスンを楽にするためにわたしが実践していることを共有します。怠け者の先生向け。いい先生用じゃないので、熱心な先生は心が汚れる前に閉じるボタンで退避してください。

1 カルテをつくる

トライアルレッスンのとき、ルーズリーフを1枚用意して、日付のほか、名前や住んでいるところなど聞き取ったことを書きます。レギュラーの生徒さんになったらアルファベット順に綴じます。レッスンのときに(忘れないほうがいい)新しい情報があれば追加していきます。

自分が読めればヨシ!しかしたまに自分でも読めない
ペットの名前は絶対にききます。

2 テキストを使う


けっこう長くやってきたので、自分がやりやすいレッスンパターンが決まってきました。私が(楽したいから)勧めるので、生徒さんの7割以上が「げんき」1or2を使っています。
どこまで進んだかは、レッスン最後にchatボックスに書いておきます。

GENKI1のP311(漢字)を実施済、次回はP149からやります。

進捗管理はこれだけ。 Where were we?を言わなくてもよくなります。レッスン前の準備はカルテとテキストの該当ページを開くのみです。同じテキストでは同じレッスンをします。生徒さんによって違うのは進む速度だけです。

「げんき」以外の生徒さんでも、できるだけテキストとなるものを使うようにします。最近レッスンをはじめた、N1合格者でワンランク上の接客用語を勉強したい生徒さんには、この中から一冊を買ってもらいました。

Kindleは画面共有で見せられるので便利です

3 宿題を出さない、約束しない、そしてあえて忘れる


宿題は百害あって一利なしです(真剣)

年のせいで記憶領域が減ってきました。レッスンの最初に「前回の宿題を見せてください」を言い忘れないために貴重なメモリを使えません。レッスン外に時間を取るのはいやなのでそういう約束もしません。「次は〇〇を勉強しましょう」が必要なときは、そのままchatボックスに書いておきます。

若いとき「休みの日は仕事のことを忘れて楽しむ」の意味が、いまいちピンときていませんでした。忘れようと思っても忘れられないし、本当に記憶から消したら仕事にならないし、どうせ月曜日は出勤しなきゃならないんだから、スムーズに仕事にかかれるように段取りを頭に入れて、むしろ、試したいことや調べたいことなどを意識して用意して、自分なりに月曜日を辛く思わない工夫をしていたと思います。

つまり、仕事中心の生活だったわけです。でも、今はもう仕事をがんばったりしてはいけません。仕事はサブで、楽しいことがメインの生活に自分を解放するときです。それで、なんというか、最近、「忘れようとして忘れる」ができるようになってきたんです。若い時はネガティブなことをいつまでも覚えていて悔い、悲しみ、怒りに心が支配されるときがありました。単に脳が不活発になっただけかもしれませんが、今は、忘れられるんです。ほんとなのよ。

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