見出し画像

【2024年度入学】神戸大学工学部 電気電子工学科 編入体験記 ※不合格

こんにちは。hechiMaです。
本日、神戸大学の受験を終え、編入の勉強が終わりました。お疲れ様でした。
神戸大学の編入体験記を書いていきますので、よろしくお願いします。


受験前日

明石高専に通っている友人の家に宿泊しました。
そのため地元の京丹後市から3時間ぐらいかけて来たので、ほぼ勉強してないです。夜にちょっと過去問を解いたぐらい。

すごくいい家でした…家族愛って感じ。うちの家族とは大違い。

受験1日目

知っての通り、神戸大学の受験は1日目が筆記試験、2日目が面接というスケジュールになっています。
朝は9時スタートのため、6時に起きて支度をしました。友人が送迎までしてくれてもう最高のコンディションで望むことができました。ありがとう。
神大までの坂を登るのは最高に暑いですからね…

学科共通である数学と物理は全員同じ部屋で受けました。数学の回収時にちらっと教員たちが漏らした数字によると、受験者数は111人。まー多いですねー。神戸大学は一般の大学生や大人も編入試験を受けることができるので、その影響もあるのでしょう。

数学

まずは数学の試験でした。9:00〜10:30の90分間です。
例年通り、線形代数から大問2つ、微積分から大問2つという問題構成でした。過去問を解いた感じ、とても90分で解ききれる量じゃないと感じていましたが、案の定ダメでした。

内容はこんな感じです。

2次正方行列A, Bが与えられている(値は忘れました)。
①A^2、B^nを求めよ。
②Aは実対角化可能か判定せよ。可能ならば、対角化行列Pを示せ。
③Bは実対角化可能か判定せよ。可能ならば、対角化行列Pを示せ。

線形代数_大問1

次の命題を証明せよ。成り立たないならば、凡例を示せ。
①u1, u2, u3が線形独立のとき、u1+u2, u2+u3, u3+u1は線形独立である。
②u1とu2, u2とu3, u3とu1が線形独立のとき、u1+u2+u3は線形独立である。
③u1, u2, u3が線形独立のとき、u1,u2,u3どれにも属さないベクトルuを用いて、u1-u, u2-u, u3-uは線形独立である。

線形代数_大問2

①f(x,y)=(x,yの3次式)の極値を求める問題
②ラグランジュ使って極値を求める問題

微積分_大問1

①a使って重積分の値を表す問題
②立体z=(x^2+y^2)/2a を 平面z=yで切り取った立体の体積Vを求める問題

微積分_大問2

解ききれませんでした。
今やるとわかるんだけどなぁ………。

物理

数学の回答回収にアホほど時間かかったので、11:20〜12:20で60分でした。
これも例年通り、大問1が力学、大問2が電磁気学でした。

振り子で吊るされている球Aが、床においてある球Bにぶつかる問題。小問4つぐらい。

物理_大問1

①球の電界、電位、静電容量、静電エネルギーとか求める問題
(誘電率が場所によって違うやつとか同心球とか、何種類かパターンがあった)
②無限長直線電流の磁界求める問題。
③正方形の中心の磁界求める問題。

物理_大問2

割と解けたんじゃないかなーと思います。

電気回路

電気電子工学科の人だけ別室に移され、13:20〜14:00で40分の試験でした。ここで35人と判明。去年は7人取ってるらしいので、5倍ぐらいですねー。熊本もそれぐらいだったな(希望を持ちたい)。
過去問は大問1つでしたが、2つになってて焦りました。一応解けたけどね。

RL直列回路において、
①Rでの電圧実効値を出せ
②電圧と電流の位相がpi/4ずれているときの角周波数を求めよ。
③ωが十分に大きいときのRの電圧を求めよ。
④ωが十分に小さいときのRの電圧を求めよ。

電気回路_大問1

RLC回路において、
①回路方程式を立てて素子にかかる電圧Vを求め(どんな回路だったか忘れました)。
②時間が十分に経ったときの電圧Vを求めよ。
③時間t:-2→8[s]でのVの変化をグラフに表せ。

電気回路_大問2

覚えてないところが多いですがだいたいこんな感じです。まぁ解けたんじゃないかな。

手応え

数学:7割
物理:8割
電気回路:9割
ってとこです。勉強量にしてはまずまずじゃないでしょうか。凡ミスやらかしてますけどね。

受験二日目

1日目を乗り切った時点でもうすでに受験終了モードに突入し、友達の家でぐーたら過ごしてました。ちょっとは仲良くなれたのかな。

というわけで9時頃起きて、昼飯を食べてから神戸大学へ向かいました。鶏白湯食えなかった…

面接

13時スタートでした。なんと来ている人を数えてみると24人。減りましたねー。名大の合格発表があったからその影響でしょうか。何にせよ自分としては嬉しいです。

2グループに別れ、3人ずつ呼び出されて部屋の前で2名待機、1名が面接、という感じで進んでいきました。
雰囲気は終始和やかでした。優しそうな人たちで何よりです。面接官は質問官が4人、タイムキーパーが1人、という感じでした。

募集要項には“口頭試問”と書いてありますが、ただの面接でした。
こんな質問されました。

①志望動機は?
②単位互換がうまく行かなければ留年ということもあるけど、それでも大丈夫?
③電気回路の手応えどうだった?
④物理の手応えどうだった?
⑤併願校どこ?結果は?
⑥高専では何の研究してるの?

順番もこんな感じだったと思います(これ書いてる1時間前に聞かれたんだから覚えとけ)
そこまで合否には関係ないんだろうなっていう雰囲気でした。気負わず行きましょう。

最後に

これで僕の編入体験記は最後になります。
お読みいただきありがとうございました。
この半年間、色々考えて色んな人と話してたくさん学びが深まったと思っています。来年以降編入試験だという方々も、決して価値のない時間とは思わず、やれるだけがんばってください。

言いたいことは色々ありますが、まとめておくとこんな感じです。

  1. 科目に囚われず、早めに受験校を決めること。

  2. 1校目は本命にしないこと。落ちたらメンタルやばいから。

  3. 仲間を作ること。環境を整えるのが何より大事です(ガチ)

  4. メリハリつけること。そのために適度に休み、趣味の時間も作ろう!

  5. 過去問をまず解こう!YouTubeに過去問解説してくれる人もいるから、そこで傾向を掴み、勉強計画を練ろう!

これぐらいですかね。仰々しくてすいません。
特に3つ目の環境については、ほんとに大事やと思ってます。集中できる場所を見つけて、一緒に勉強を頑張れる仲間をつくってから、編入の勉強を始めるとすごく効率的にできると思います!
皆さんが志望校に受かりますように!!(受かってないやつが言うセリフじゃない)

結果

不合格でした。だっさいね。タヒねよ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?