見出し画像

ロシア旅のすすめ~水の都サンクト・ペテルブルク~

皆さんは、ロシアといえば何を思い浮かべるでしょうか。どことなく、ミステリアスで冷たいイメージがありませんか。わたしは、6月末の3日間、サンクトペテルブルクへ短期旅行をしてきました。ヨーロッパ諸国とは一風変わった美しい街並みや、地元の人々の温かさに感動し、ロシアへの印象が180度変わりました!!ヨーロッパに拠点を構えたからには、一度訪れてみましょう。次の記事では、自力で観光ビザを取得する方法も解説したいと思います。

見処・食べ処

王家の富を象徴するエルミタージュ美術館

アドレス:Palace Square, 2, Sankt-Peterburg

ロシア帝国時代の首都として栄えていたサンクトペテルブルクには、大聖堂や宮殿など歴史的建造物が数多く存在します。中でも、最も有名なのがエルミタージュ美術館ではないでしょうか。創立は1764年、エカテリーナ二世が、美術品を親しい人々に見せるために作ったといわれ、続く歴代皇帝も、王家の威信をかけ、各国から名作を収集しました。

豪華な装飾が施された、色鮮やかな宮殿は、非常に迫力があります。なんと学生は、国籍問わず無料で入場することができます。わたしは窓口でドイツでの学生証を提示しました!

画像1

館内はあまりにも広く、丁寧に鑑賞したい人は、数日に分けて行くべきかもしれません…。館内にいくつかカフェもあり、休憩を挟みながら、とにかく歩き回りました。迷子になりやすいので、館内マップは必須です。こちらの大階段は良い目印にもなります。

画像2

宗教画鑑賞のワンポイントアドバイス青と赤の布をまとっている女性は、聖母マリアです。女性が描かれている絵画を見たら、服の色に注目してみましょう。

ルカス・クラーナハ《林檎の木の下の聖母子》

画像3

一般チケットの場合は事前に予約することもできます。リンクはサイト情報の欄にまとめています。ガイドツアーに参加するか、などで価格が変わってくるので、最新情報はサイトで確認しましょう。学生は窓口での証明が必要です。開館30分前には既に列ができていました。

血の上の救世主教会

アドレス:St. Petersburg, Griboedov emb, 2, Russia
入場料:大人250ルーブル 

画像4

少しぞっとする名前の教会を紹介します。彩度の高い色使いと、まるいタマネギのような屋根をしているのが特徴的ですね。ロシア正教会独特の風景といえます。

中をご覧下さい!!

画像5

写真では伝わりづらいですが、壁画がつぶつぶとしているのがわかりますか?全て、非常に小さなタイルを並べて描かれたモザイクアートなんです!!!絵と絵の隙間さえも、余白なく、タイルの装飾で埋め尽くしています。まさに途方もない作業ですね。職人のただならぬ執念を感じました…。

文学カフェ

アドレス: Nevsky avenue, 18, Sankt-Peterburg

画像6

ロシアの文豪、プーシキンドストエフスキーが通ったといわれる、文学カフェ(Литературное кафе・リテラトゥルノエカフェ)でお茶をしました。紅茶をジャムと味わうのがロシア流でしょうか。クラシックな雰囲気で緊張しました。食事もあり、代表的なロシア料理のビーフストロガノフはここで楽しむことができます!ネフスキー通りという、最も賑わった大通りにあり、観光客が絶えないので、アクセスは非常にわかりやすいです。

安くておいしいロシアのファストフード

画像7

ブリヌイというロシア式クレープを、気軽に楽しめるのが、テレモック(Tepemok)というチェーン店です。マクドナルドのようにどこでも見つけることができると思います。小腹が空いたら、近くのテレモックをググってみましょう。

おかず系の具と、デザート系の具があり、ランチにもおやつにもおすすめです。生地が厚くもちもちしていて、日本人の口にすごく合うなと思いました!また、この赤いスープボルシチといい、見た目に反して、とてもやさしい味でした。赤カブから出る色味だそうです。

日本を愛するロシア人たち

サンクトペテルブルクには、日本が大好き、というロシア人が意外にもたくさんいるようです。こちらで出会った日本人の友人に、ラーメン屋鯛焼きカフェに連れて行ってもらいました。本格的で大満足でした。店員さんは”いらっしゃいませ””召し上がれ”と日本語で接客してくれました。とても癒やされた時間でした。

タイヤキカフェ

アドレス:Pereulok Brin'ko, 3, Sankt-Peterburg

Yarumen 麺屋政宗

アドレス:Malaya Morskaya Ulitsa, 9, Sankt-Peterburg

あたたかい人々

わたしは現地で留学中の日本人と会い、彼の案内で市内を観光したのですが、交通や宿泊などは基本的に一人でした。ロシアのSIMカードを買わなかったので、WiFiの拾えない箇所では、まったくスマホが使えない状態でした(苦笑)。

そのため何度も現地の人々に助けてもらい、無事に旅を終えることができました。例えば、電話を貸してくれたり、傘に入れてくれたり、間違ったバスに乗り込もうとしていたところを、引き止めてくれたり…。

ロシア語はまったく分からないので、英語身振り手振りでなんとか伝えると、相手も一生懸命に返してくれました。

サンクトペテルブルクは景観も勿論素晴らしいですが、人々の温かさのおかげで、この旅が素晴らしいものになったと思っています。

スパシーバ!(СПАСИБО/ありがとう)は覚えていきましょう!

*注意:警戒心は常に必要です。スリが多いのでパスポートや貴重品は肌身離さず携帯しましょう。また安易に人に付いて行ってはいけません。

サイト情報

サンクトペテルブルクの主な観光地のチケット購入やツアーの申し込みができるサイトです。日本語で、ユーロ表記です。筆者はすべて現地で入手しましたが、前もって準備したい方は、こちらを活用するのもありだと思います。https://www.getyourguide.jp/church-of-the-savior-on-spilled-blood-l3775/

アクセス

フランクフルト空港プルコヴォ空港(サンクトペテルブルク)まで、ルフトハンザ航空の直行便を利用

およそ3時間

空港からバスに乗り、市内へ

*白タクシーのドライバーが勧誘してきますが、バスまたは正規のタクシーを利用するようにしましょう。空港のカウンターから正規のタクシーを予約することができます。

最後までお読みくださり、ありがとうございます。

次の記事では、時間に余裕のある方が、自力でビザを取得できる方法を解説します。旅行代理店にビザ取得まで依頼すると楽ですが、時間に余裕のある方には、ぜひビザセンターまで出向いて欲しいと思います!

ハイデルベルクコミュニティでは、Facebookやインスタグラムでも情報を発信しています。興味のある方は是非ご覧ください。↓↓
https://www.facebook.com/groups/225158061757282/?ref=share

Instagram ↓↓
https://www.pictame.com/user/heidelbergabenteurer/12067394523