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わたしなりの世界の愛し方

2022年9月のペルー出張中の休日、
首都リマのバランコ地区、
というところに行ってきました。


ボランティアのガイドさんによって
運営されている「ウォーキングツアー」
というものだったのですが
 

最初に
ガイドさんと参加者の皆で
自己紹介をしたんですね。


どこから来たかと、趣味は何か。
 

ある人はドイツから
ある人はメキシコから
ある人は食べることと走ることが
またある人は芸術鑑賞が趣味で。

 
一言、二言発声しただけなのに
それまで見ず知らずの人たちだったのに
急に親しみが湧いてきて
不思議な感覚でした。
 

そして、ガイドさんは

「わたしは友達を作ることを愛している。なぜならそれが世界を知るのに最も簡単な道だから」

というようなことを言っていて(たぶん)

わたしね、
こんな仕事をしながら
世界の出来事に
あまり興味がないんです(爆)

ニュースを見ても心が揺れない。
自分の現実とつながっている
実感が湧かないんですね。


だけど、
今の開発コンサルタントの仕事や
旅行を通じて20か国くらい
数日から数か月単位で滞在して


友達とまでは言えなくても
顔と名前が思い浮かんだり
ふと懐かしくなる面影があったり 


そうすると
ちょっとだけ「世界」が
「自分事」に近づく。


知らない国の知らない出来事が
〇〇さんのいる国の出来事
になっていく。 


めちゃくちゃ地道で
気が遠くなるけれど
わたしなりの
世界への興味の持ち方で
世界の愛し方。


ガイドさんの

「わたしは友達を作ることを愛している。なぜならそれが世界を知るのに最も簡単な道だから」

少し通じるところがあるかも?
と思って、嬉しくなったのでした。


みほ

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