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僕が持っている唯一のおもしろい話をします。

今日は、ふと思い出した、僕が持っている唯一のおもしろい話をします。

といいながら、友達に「おもしろい話があってさー」て話し始めるやつはおもろくない奴だなと思ってます。なので、タイトルはなかったことにして昔の出来事を聞いて下さい。

約10年前、当時僕は、茨城県下妻市で仕事をしていました。仕事は残業が多く、だいたい帰るのは夜の10時頃。遅い時は12時を過ぎることもありました。

夜遅くに帰る時には、疲れていて自炊をすることなんて出来ません。なので、帰り道であるセブンイレブンでほぼ毎日、発売しだした冷凍のエビピラフ(袋のまま、レンジでチンして食べられるやつ)を鬼のように食べていました。

後、お会計のとき、小銭をいい感じに出して500円とかおつりをすっきりさせる、誰もが経験するお金のマナーは苦手でした。逆に小銭多くなっとるやんっ、て時もありました。

その日も、帰り道に車でお決まりのセブンイレブンへ。深夜ですので、店員さんが一人、「いらっしゃいませー」と礼儀正しい声。僕は、いつも通り、買いもしない雑誌コーナーを通り過ぎ、飲み物コーナーに突き当たり左へ曲がり、深夜で少し商品の少なくなったパンの陳列棚へ。

財布を見ると1万円札と、小銭246円が入っていました。僕は「あー、1万札崩したいな」と。
買い物には、鬼のように好きなエビピラフではなく、カロリー多めのおにぎり(ツナマヨ)と500キロカロリー超えの菓子パン(ピーナッツパン)をカゴに入れ、レジへ。



店員さんは若めの青年。名札には「研修中」と。

青年は、右手に持った、名前のわからないピッとする機械で、二つを読み取る。

少し疲れたような声で、「246円です。」と。


僕は、あたかも小銭がちょうどなくて申し訳なさそうな声と表情で演技をして、1万円札を置く。


そして、僕の苦手なお金のマナー発動です。これは自律神経のごとく、無意識で発動です。


「あっ、小銭あったよなー、」と思いながら、

ごそごそと、46円達をテーブルへ置く。

「あっ、200円もあるじゃん、」と思いながら、

200円を置く。

・・・

研修中「1万と、(小銭を一つずつ、手に入れながら)246円のお預かりです」

僕「(頷く)」

研修中くんは、レジにお金を入れながら、

研修中(疲労あり)「お返しが、1万円です。」

・・・

・・・

・・・

二人で「えっっっww・・・ww」

・・・

・・・

1万円がお釣りで返ってきました。

僕にとって初めての経験です。恐らく、研修中(疲労あり)も初めての経験でしょう。

僕「すいません!なんかお釣りで1万円て。初めてやっちゃいました。」

研くん「いいえ・・ww」

・・・

セブンイレブンを出たとき見上げた夜空はなんともいえない曇り空で、僕の疲労はやや増しました。

大丈夫か、俺。


くすっとしてくれたら、嬉しくて歓喜の舞をします。

それでは。


よかったら、チョコレートを買おうと思っていたそのコインで支援を。嬉しくて歓喜の舞をします!頑張ってnote書きます。