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カブの旅【完結】

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初めて買ったバイク、中古のスーパーカブ110のログ。 *2022/12に新車に買い替えたので完結しました。お読みいただきありがとうございました。
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カブの旅 目次

目次第1話「カブが欲しいか?」 第2話「契約」 第3話「納車」 第4話「初走行」 第5話「初ツーリングは松島へ」 第6話「衣装替え」 第7話「亘理へツーリング①」 第8話「亘理へツーリング②」 第9話「風防」 第10話「青葉城趾」 第11話「肉そば 藤七」 第12話「大崎八幡宮」 第13話「浮気」 第14話「七ツ森湖」 第15話「渡りカブ」 第16話「気温3度の佐世保バーガー」 第17話「仙台大観音」 第18話「定義山」 第19話「転倒」 第20話「カブにミシュラン」 第21

カブの旅 最終話「さよならは言わない」

 キーを回す、エンジンをかける——最近はセルスイッチが故障したまま直していないので、キックスタートで火を入れる。後方確認する、ギヤをローに入れる、アクセルを捻る。  それらの一挙手一投足が、これで最後になる。  僕とカブは、とあるバイク屋に向かって走っている。  僕も、そしてカブも無言だった(*忘れているかもしれないけど、というか僕も忘れかけていたけど、一応このシリーズでカブは喋る設定である)。  話すこともなく、その必要もない。僕らにはもう言葉なんていらない。  なにせこ

【カブ散歩】 海、快晴、夕暮れ。

早速バッテリー交換しました。他の部品も交換したので工賃込みで12000円くらい。購入時から(その前からかも)交換してなかったので寿命でしょうね。約4年使ったとして月250円の支出。やはりカブの維持費は誤差ですね。早急に対応してくれたバイク屋さんに感謝です。

バイクKindle本第二弾「スーパーカブ110のススメ」発売しました

Kindle出版(KDP)でバイク本第二弾を発売しました。 今回はスーパーカブ110本です。 僕はこちらのマガジンで書いている通り、4年前にAT限定小型二輪免許を取得して中古のスーパーカブ110を購入しました。 それ以来乗り続けてきてわかったメリットやデメリット、また費用などをまとめたレビュー本になります。 スーパーカブ110の使い勝手に特化してここまで詳細に(約16000字に渡ってあれこれ書きました)評した本はないと思うので(あったらすみません)、購入や買い替えを検討

カブの旅 第43話「伊保石公園」

めちゃくちゃ気持ちがいい時、上記の『イリヤの空、UFOの夏』の冒頭文を思い出す。 今年の夏はおかしなもので、めっぽう暑かったと思いきや、それ以降は暑いどころか晴れもせず、曇りや雨ばかりの日々が続いた。それはこっちの地方だけかもしれないが、その梅雨が再びやってきたような陰鬱な天気は、さすがのヒキコモリストの僕でさえ、「次晴れてて暇な日があったらカブのエンジンをぶん回して走りにいくぞ」と思わせた。 そしてようやく晴れたこの日。しかし猛暑日とまではならない適度な天気。 日差しと

カブのセルスイッチが逝って、キックスタートで始動するようになってしばらく。結論、全然いけますね。そんなに手間じゃなく、「何が何でもセルスイッチに戻りたい!」とは全く思いません。

キックだけでもすぐ点くのでそんな手間ってほどでもないし、とりあえず最低限の維持費で乗れるだけ乗る感じでいきますかね。だめなら買い替えればいいとして。とか言っててずっと乗れてる可能性も高そう。カブですしね。

カブ、セルスイッチで点火するにはさらに直さなければいけないらしく修理は保留に…。というのも部品代で○万円するので、であれば直さず後の買い替え費に回した方いいかなと。車体自体結構古いので今後のメンテ費も考えると。とりあえずキックでは点くこともあり。

カブのバッテリー逝ったかもしれない…。またセルスイッチ無反応になってしまった。キックでは始動したけど。まあ購入後3年以上バッテリーは無交換だから、そろそろ寿命なのかもしれない。修理ですかね。

雨で湿気ってるせいか最近点火スイッチの反応が悪い。昨日ついに全く無反応だったので、初めてキックスタートしたら一発でかかった。キックナイス。しかしやはり車体が古いと点火スイッチなどもかかりにくくなるんですかね。#スーパーカブ

カブの旅 第42話「七北田ダム——バイクに乗りたい時とは」

 なんだか身体が湿っているなあ。  そんなふうに感じると、無性にバイクに乗りたくなる。  そう思うのは、梅雨時で湿気が高いから、というわけでもない。同じような日々が続いて新鮮味が足りず、マンネリしていると、どうも身体の中の空気の循環が滞っているような、そんな気がしてくる。だから窓を開けて、風を入れたくなる。つまりは風を浴びて空気を入れ替えたい、湿気を逃したい欲求が生まれるわけだ。  だからバイクで走りたくなる。なるべく風を浴びるのが目的だから、信号が少なく、止まらないで済む

雨の日のスーパーカブの装備

スーパーカブはチェーンカバーやレッグシールドがあるので雨の日に乗るのにも便利だ(まあその点はスクーターでも同じことが言えますが)。 雨中にバイクに乗るのは傍目からすると大変そうだが、実際に乗ってみると案外大したことない。レインウェアさえ着れば、頭部と顔面はヘルメットで守れるから、濡れるという被害はほぼない(ちなみにレインウェアは明るめの色をおすすめしたい。夜間の雨は視界が悪いので)。 なので個人的には雨で混雑する電車などに乗るよりは、雨に打たれるバイク移動を選んでいる。

【エッセイ】便利すぎてカブから乗り換えられそうにない問題

上記の通り、スーパーカブ110(中古のJA07)を購入してから3年半ほど経過した。基本的に近所の足代わりなので走行距離は大したことないが、その分結構な頻度でエンジンを回している。 購入した当初は免許取り立てで、まだバイクにどれだけ乗ることになるか、そんなに使うようになるのかわからなかったが、今では生活必需品とさえ言えるレベルに位置づいている。 そう、生活必需品だ。買い物にも使うし、雨の日でも乗る。ホムセン箱を付けたカブは荷物を運ぶのに便利だし(店に赴くにも小回りが効いて楽