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漫画を描くこととリプライをもらうことへの二、三の話

漫画描いてると色んなコメントやツイッターリプライをもらう。好意的なものを送ってもらうこともあれば鬱展開でつらい、や、一度だけ「この展開は嫌い二度と読まない」というのをもらったこともある。色々な受け取り方がある。私自身は自分が描きたいと思ったものを書いているけれど、読み手の人は私と同じ人生を歩んだり嗜好を持っているわけではないので、感じることはその人の自由だと思う。

でも今日もらったリプライは違った。

「途中からの展開が私の好きなものではありません。描きなおしてもらうことはできないでしょうか」

描きなおす。その人一人のために。私が描きたいと思って書いたものを。web漫画のメリットは『誰にも咎められず自分の好きなものを描ける事』だと思ってる。でもそれさえも許さない人がいるという事。その人がこっちに向かって要求を投げつけてくる事。誰かが他人の書いた漫画作品を私物化しようとしているという事。全部がショックで、夫にその事を話しながらもう少しで泣きそうになった。

読み手の人に言いたいことはただ一つ。

『その作品がもしもあなたの気に入らないのなら、そっと離れなさい』

そうすればあなたは誰かを傷つけずに済むし、その作品をうっかり間違えて捻じ曲げてしまうこともない。


もしも私がその人の言う通り書き直したとしたら、その作品はもう私の作品じゃないし、私の作品じゃないものを私は書くつもりは、無い。

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