平和の森公園、第二工区の再整備、検討案について

8月30日の建設委員会で、中野区は平和の森公園、第二工区の再整備について、叩き台としてA案からE案までの5つを提案しました。

建設委員会の中で、区の公園課の担当者と来住議員のやりとりは以下のものでした。

来住議員「E案すなわち現状の草地広場を含めていじらないと言いますかね、すべり台等もつけないで現行のままであれば約9000万円が減額になるだろうというふうに想定をしているということでよろしいですか?」
担当者「委員おっしゃる通りでございます」

この答弁を聞いてE案は草地広場に何も手をつけない案だと認識していましたが、資料を見ると現行計画(A案)からの主な変更点としてE案の欄には「300メートルトラック及び100メートルコース廃止、バーベキューサイト廃止、草地広場のすべり台廃止」とだけ記載があります。

区がA案からD案で争点として取り上げているポイントは、以下の6点です。

・300mの陸上トラック
・100mの陸上トラック
・BBQサイト
・築山をコンクリートのすべり台に
・園路を広げる(4mから6mへ)
・園路をゴムチップ舗装

資料で争点になっていないポイントは以下の5つです。

・草地広場の中の照明灯
・園路の照明灯
・間伐
・つつじ等低木の伐採
・じゃぶじゃぶ池の拡張

つまり争点になってない事案はE案でも行われるというのが、区側の認識なのではないかということです。E案が現状のままの草地広場を守る案なのか。それとも、争点化されていないポイントは進める案なのか。区民に意見を募集する前に、区側はここをはっきりさせる必要があるなと思いました。
仮にE案が現状のままの草地広場を守る案ではなく、争点化されていないポイントは進める案だとしたら、かなり問題です。

◆草地広場の中の照明灯
草地広場を分断する照明灯は危険で邪魔です。自由に草地広場で走りまわれなくなります。

◆間伐
第一工区では、間伐と称してかなりの数の高木が伐採されました。現行の工事計画では、平和の森公園に唯一残された西側のまとまった樹木がかなりの本数伐採される予定です。間伐が適した本数なのか、疑問が残ります。

◆つつじ等低木の伐採
つつじ等の低木はどの程度伐採されるのか。

今の草地広場を壊すような、これらのことが、争点としてあがっていない検討案はもう一度つくりなおした方がいいと思いますし、E案は「今のまま」現状の草地広場を守る案として選択肢にしないと公平な検討案じゃないですよね?

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?