はじめに

へいやと申します。普段はYoutubeで色違いポケモンのレイドを自動で回したり最速攻略ならびにRTAをしたりしております。安心してください。色違いポケモンの配布はすべてGTS産ではなく、不正なものではありません。(剣盾産は乱数ですが）
対戦の配信は普段の配信の視聴者と層が大きく異なっていることを考えて配信しておりません。が、瞬間90位程度に行ったり、大声で言えない某所で1860までいったりする程度にはダブルをやっております。PJCSもバルドル氏の構築から着想を得た電気カマスジョーイルカ雨で最初の450名には上がれたりするので自称中堅層を名乗っております。5月はボロボロでレギュC引退しました。

そんなこんなで大御所の方から「ダブルは構築記事が無さすぎる」というクレームが来ていたので弱小な私も試しにレギュレーションDで使っていた構築をまとめようと思ったので筆をとらせていただきました。レギュレーションD自体は8月に30試合ほどやりまして25勝5敗1710?で着地している程度の実績です。とある場所では7月から累計1500試合で60位。

※さきにどんな人向けの構築かお伝えすると「初見殺し」「CTS」「BO1」に特化したパーティ好きの人向けの構築になっています。オフ会はもちろん、WCSのようなオープンシートBO3ではとてつもなく弱いパーティです。
私自身オフ会や大会の本戦出場経験も乏しく、予選突破・ランクマに特化した構築に慣れてしまっており、作るものすべてがドッキリ系になっていますので、こんな構築もあるんだー程度に読んでいただけると幸いです。

構築解説(ラブトボルトガチクレセ+ウインディバレル）

上が実際にランクマでも某所でも使っていた構築です。
コンセプトはシンプルで

ラブトロスで盤面破壊してガチクレセで詰める

ことを意識しています。ランクマは相手の並びだけである程度想像して選出を出さないといけないのを逆手にとって所謂びっくりテラスや持ち物で予想外なところから相手を返り討ちにするように動かしました。あとはラブトロスといえば馬鹿力みたいな印象が多いらしく、突っ張るサーフゴーが多いという面でも認知度を逆手に取ってる部分もあると思います。

基本選出：ラブトロスボルトロス＋ガチグマクレセリア

基本はラブトロス＋ボルトロスを選出し、1ターン目から相手の調整を崩すように動きます。
想定初手はかなり試したので覚えてるだけのパターンを列挙します。

・初手猫だまし要員
テツノカイナやゴリランダーが出てきた場合、ラブトロスで霊テラス
猫だましはどちらも無効なので怪電波怖い顔で相手を破壊するか相手に怪電波打つかは構築を見て判断。猫騙しで止められると思ったら全然止まらないので初手から破壊できることが多いです。

・初手トルネロスウーラオス
ウーラオスを削ることを最優先するため、ムーンフォース＋10万をラオスに集中。スカーフならどちらかが生き残って倒せるし、not追い風ならかなりおいしく倒せる。謎に水テラス切ってくれる。追い風襷のケースは結局出くわさなかった。

・初手トルネロスサーフゴー
おそらくトリル警戒で出てきた並び。追い風ゴールドラッシュしてくれるのでこちらも怖い顔(S2上昇)大地の力でサーフゴーを倒すムーブに。ラブトロスの前で居座る鋼タイプが多いこと多いこと。

・初手ハバカミイーユイ
ハバタクカミがブースト発動しようがS2上昇ラブトロスは抜けず、イーユイが地面弱点のままであれば一撃で倒せることが多いので怖い顔をラブトロスに打って上から大地の力で倒します。メガネムンフォだったりテラスタルムンフォでラブトロスが沈む可能性もありますが、悪タイプを持つイーユイは怪電波を通せずきついので最優先で倒します。ほか4体のうちヘイラッシャとシャリタツがいる場合は基本構築から分岐するので別項目に。

・初手アルマイエッサン
後述するが、ボルトロスでエレキフィールド貼ってワイドフォースの威力を下げつつクレセリアバック。あとはアルマ方向怪電波+クレセリアみかづきのいのりで2ターン目お茶を濁して怪電波の成功可否でトリル+ガチグマ下げだったりクレセ方向怪電波ラブトロスバックだったり。

・初手アルマ+水ウーラオスorランドロス(+イエッサン)
上記の発展系でスカーフとんぼで弱保起動してくるやつ。これもクレセリアバックだが、怪電波打ち込むことが多かった。怪電波電磁波警戒で素引きイエッサンだった場合は相手がお上手ということで。

・初手ハバカミ（推定メガネ）とかヒードランとかドレディアコータスとか
雑に。怪電波もしたいし怖い顔もしないといけない相手がいる場合は一旦クレセリア下げ+特殊相手に怪電波してました。ヒードランの場合はほぼこれ。

・初手ヒスイヌメルゴン
とにかく積まれるとめんどくさいので倒されるの覚悟で怪電波＋ムーンフォースで倒しに行きます。倒れたらDに振っておらず、耐えてたてこもるとかしたらラッキー。裏がガチグマなので赤まで削るのをとにかく最優先。

・初手クレセリア（+カイナ、ガチグマ）
ガチクレセに出してくるか！となりますが、見かけたのでこの場合はラブトロスをガチグマに、ボルトロスをクレセリアに下げてトリルただ乗りする目的で交換します。ラブトロス方向にドレパンが飛んでくることはまずないのでほぼ安全に着地できます。
隣がガチグマのパターンが一番悩ましくて、相手視点ガチグマ守るが安定。だからやんちゃしよ（ﾑｷﾑｷっていう経験値のあるプレイヤーなのか読めないので結構辛いです。裏にガチクレセがいるのでクレセリアを一撃で倒せるのにかけて怪電波ムンフォをクレセリアに打ってH振りだけのクレセリアならラッキー。ダメでもクレセリア＋ガチグマに下げて強引にトリル相乗りします。（ラブトロス方向に攻撃が来るので出てくるクレセリアが大ダメージで倒れますが）
運よくうまくいったケースは怪電波C2上昇ラブトロスのムーンフォースで相手クレセリア耐えトリル、2ターン目ゴーストテラス切りでからげんき透かしてC4上昇ラブトロスのムンフォでガチグマを消し飛ばした試合が数試合だけ。

・その他
全部のパターンを書ききれていない気がしますが、問題ないなと思ったらラブトロスに怪電波してマジカルシャインで盤面破壊してました。一時騒がれていたトルネ+レジドラゴもラブトロスを使っていたおかげで逆に倒しやすい構築となっておりました。

対パオカイ,パオ水ウーラオス選出：ウインディモロバレル＋ガチグマクレセリア

このパーティを見てすぐパオカイ(パオジアン＋カイリュー）筆頭にきつくない？と思った方がいたらその通りでとにかくパオカイの並びがきつすぎます。同時にたいていの人は初手パオカイで来てくれる（記録した試合で81%ほど初手）のでウインディモロバレルの初手でどちらかの動きを止めに行きます。
ヒスイウインディのおかげで相手のカイリューは神速ではなくじだんだorモロバレル方向へ飛行テラバーストで拘ってくれるのでどちらが倒れるにしろクレセリアのトリルが貼りやすくなります。あとは頑張る。ガチクレセのパワーがやっぱりすごい。
パオ水ウーラオスも同様。ただこちらの場合はWSC効果もあってか初手からアグロされることが少なく、挑発持ちが増えて様子見してくれることが多くなったのでウインディをクレセリアに下げてモロバレル粉。挑発なければおｋ、あっても問題なし。次ターンはクレセリア方向に攻撃を集中されることが多かったのでサイチェンで強引に受けたり挑発見せたからトリルせんやろに賭けて水テラストリルしたり状況に応じて2ターン目以降で盤面構築していきます。

対寿司選出：ラブトロスボルトロス＋ガチグマモロバレル

寿司構築といっても私が当たった寿司はハバタクカミイーユイヘイラッシャシャリタツの並びの場合が多く、この並びを想定。ハバカミの枠がトルネロスでトルネ追い風＋イーユイみたいなのも出てきますがほぼこの並びで出て来たので脳死で動いてます。
初手イーユイを怖い顔S2上昇ラブトロスの大地の力で破壊。ハバカミの攻撃は禍がなくなるのでたいていは耐えます。メガネムンフォで消し飛んでもいいです。とにかくイーユイを倒すのを最優先。ハバタクカミ+ヘイラッシャになるのでハバタクカミ方向を攻撃（10万だったり電磁波警戒なのかヘイラッシャが守ってくるので）。トルネロスなら大地で拘ってるので10まんボルトをトルネ方向に、大地をヘイラッシャに。
あとはさっさとどっちか倒れてほしいので適当に10万大地を重ねてモロバレル出し。鋼テラスならお手上げだが会ったヘイラッシャ全部草飛行だったのでクリアスモッグして助かりました。この並びのみテラスタルはウェーブタックルのダメージを下げるためガチグマで確定です。

対ハギギシリ型トリル選出：ウインディモロバレル＋ガチグマクレセリア

対パオカイと並びは一緒だが、ハギギシリ+イッカネズミのパターンがちょっと面倒だと思ったので立項。初手威嚇を入れてアグロねずみざん＋ウェーブタックルもケアしつつ岩雪崩+胞子で初手様子見。トリルアタッカーがコータスの場合はクレセリアで水テラスを切ってトリル返ししつつS50族のガチグマで上から殴るような動きをしたりしなかったり。

苦手構築（盤面）

初手ラブトロスで相手を瀕死に追いやるのが大前提なのでそれができなかったら全部きついです。覚えてるだけ列挙すると…
・H全振りイーユイ
・切る必要がなさそうなのにゴーストテラスに突然なるイーユイ
・切る必要がなさそうなのに電気弱点に自らテラスタルするサーフゴー
・猫だましがあるのにしないで突っ込んでくる炎テラスタルカイナ、ゴリラ
・10万耐えてくる草ウーラオス∧ラブトロス方向に水流連打
・素早さ操作が間に合わない挑発搭載トルネロス+イダイトウ雨
あとは対面が噛み合わないときついのが
・ヤレユータン+とんぼ返りイッカネズミ+霊獣ラブトロスorコータストリル
・不意に来る毒ディンルー天然ヘイラッシャ欠伸ステロ　
ボルトロスの怪電波でCを下げても采配で実質無意味な火力を押し付けられてしまうので安定して戦えた記憶がないですね。
ディンルーヘイラッシャも毒テラスするしないが全く安定しない択なので基本ヘイラッシャに集中しますが、守るとヘビーボンバー合わせられて沈むこともしばしば。

ポケモン詳細

ガチグマ＠かえんだま
性格：勇敢　特性：こんじょう　テラス：ゴースト
H252 A252 ※S0個体
まもる　からげんき　じしん　シャドークロー

ー何も考えずHAに。シャドークローの枠はビルドと迷ったが、ゴーストテラスにした時のダメージ期待だったり、ハバカミ単体を殴る用だったり色々考えてシャドークローに落ち着きました。相手の格闘や猫神速、ミラーからげんきを透かすためにテラスタルはゴーストに。ゴーストテラスを切るタイミングが割と重要で、トリル下で猫だましをして止めようとする輩が結構いるのでここぞという時まで取ってることが多かったです。

クレセリア＠ぼうじんゴーグル
性格：慎重　特性：ふゆう　テラス：みず
H252 D252 B4
サイドチェンジ　みかづきのいのり　トリックルーム　マジカルシャイン

ー基本はトリル貼ってみかづきのいのりするか、ガチグマが狩り切れなかったポケモンをマジカルシャインでミリ削るのが仕事。カミイーユイ寿司には出さない。水テラスはパオ水ウーラオス、処理しきれなかったカミイーユイ、C2上昇サーフゴーのような並びに対してトリルを強引に決める時に切ることが多かったです。メンタルハーブと悩みましたが、モロバレルを厚く見たかったのでゴーグル採用。

ラブトロス＠こだわりメガネ　
性格：臆病　特性：あまのじゃく　テラス：ゴースト
H36 C252 S220
マジカルシャイン　ムーンフォース　だいちのちから　サイコキネシス

ーパーティの始動要員。とにかく奇襲をかけて相手の構築コンセプトを破壊するためだけのポケモン。
H実数値170までのサーフゴーを大地の力で確定1発
H実数値136までのイーユイを大地の力で確定1発
H実数値221のD無振りモロバレルをサイコキネシスで85.9 ~ 101.3%
C2段階上昇で
H実数値227のD無振りクレセリアをムーンフォースで94.2 ~ 111.4%
H実数値187のD無振りヒスイヌメルゴンをムーンフォースで94.6 ~ 111.2%
素早さは化身ランドロスを抜いておきたかったため169調整。
残りは雑にHPに。
玉だったり襷だったりなら守るも入って動かしやすかっただろうが決定力が目に見えて減るのでメガネでとにかく削ることを意識。
テラスタルは火力向上のフェアリーや相手の水氷に耐性持てる水鋼等考えたが、1ターン目に行動保証できるゴーストに着地。

ウインディ（ヒスイ）＠こだわりスカーフ
性格：いじっぱり　特性：いかく　テラス：草
A252 S252
いわなだれ　フレアドライブ　にどげり　しんそくorテラバースト

ーにどげりは割と本気で採用しています。にどげりは襷パオジアンを確殺するためだけに入れました。上から倒すためにスカーフ採用。
H無振りパオジアンをにどげりで113.5 ~ 134.1%(2発）
その後にどげり固定で腐ってもパオジアンさえ処理すればどうにでもなることが多かったので。とはいえ、某所でも上位レートでも初手カイリューだけ動かしてパオ守るというのが多くなった時期があったので岩雪崩+モロバレル胞子が多かったかも。下がった後対面したパオに対してにどげりは意外と刺さった。この中だとしんそくテラバースト枠が正直余った。水ウーラオスを上から殴ったりモロバレルに邪魔されないよう草にしてはいるが切った回数は片手で足りる気がする。

モロバレル＠ゴツゴツメット
性格：のんき　特性：さいせいりょく　テラス：みず
H252 B252 D4 ※S0個体　A31なのは秘密
いかりのこな　きのこのほうし　かふんだんご　クリアスモッグ

ーどこにでもいる普通のモロバレルですはい。守るやリーフストームではなくクリアスモッグにした理由は数を戻しつつあった寿司屋意識です。いかりのこなで相手のパオジアンや水ウーラオス等の攻撃を受けることが多いため物理受けに。テラスも同様。クリアスモッグにしたことでトリル下で威嚇ループでAを下げられまくったガチグマに対してクリアスモッグを打つことで強引にAを取り戻すムーブもできたので守るだったりリーフストームよりはクリアスモッグでよかったシーンが多いです。

ボルトロス＠隠密マント
性格：臆病　特性：いたずらごころ　テラス：あく
H244 BD4 C84 S172
10まんボルト　こわいかお　かいでんぱ　エレキフィールド

ーエレキフィールドもネタではなく本気で採用しました。いたずらごころの宿命で相手のイエッサン♀が非常にきついです。同時にグレンアルマがいた場合は初手グレンアルマ+イエッサンできてくれることが多かったので初手ラブトロス→クレセリア、ボルトロス→エレキフィールドで相手のワイドフォースを受けつつ、怪電波も通るようにしました。クレセリアを出した後だと（ガチグマが見えているので）トリル警戒でイエッサンがこの指をしないことが多いので怪電波でアルマの火力も下げるなどで対処しました。
あとはキノコの胞子ケアになったりするのでたまにかゆいところに手が届きます。
かみなりあらしではなく10まんボルト採用は水ウーラオスを確実に倒すため。
ラブトロスと並べて初手から破壊するために隠密マントを採用。テラスタルは相手のトルネロスの挑発ケアで悪に念のためしている。ケアするよりも味方怪電波怖い顔したほうがバリュー出たので意味ないし、切ったのもイエアルマのワイフォ受けるためだけに切ったことが一回あったぐらい。

終わりに

今回このタイミングで構築記事をまとめた理由ですがこの構築はもう「使わない」からです。というより「使えなくなった」が正解ですかね。
ゴリランダーがグラススライダー習得したりオーガポンの存在によって上から壊されたりすることが容易に予想できるので、今月は一切ランクマに潜らないと誓ってこちらに供養の意味も込めて書かせていただきました。初見殺し前提なのでゴーストテラスとか隠密マントが知られたらその時点できついですしね。

不慣れなnoteに構築記事にと読みづらい箇所が多々あったかと思います。
あまり使うことがないかと思いますが、ここをこうすると読みやすいなどアドバイスありましたら何なりとご指摘ください。

10月から始まるレギュレーションEも構築は考えていて試運転をすでに始めてますが、70試合勝率7割程度維持してるのである程度やれるのかなという印象を抱いています。まぁ初見殺し満載なのでWTFとかCTS bullshitとか捨て台詞吐かれまくってますけど。

使い飽きたらその構築もいつか書いていければと思います。