人事として大切にしている考え方①

2007年に新卒でメガベンチャー企業の採用担当となって以来まもなく12年経ちます。振り返りの意味でも大事だなと思っていることをつらつら書きます。
現在3社目でスタートアップ企業で人事責任者を任されていますが、恵まれたことに1社目2社目も理念やバリューを大切にする企業で働くことができ、いい経験をさせてもらっているな、と感じています。現職のことは、まだ入社して2ヶ月ということもあり、外部公開できるまでの形にできていませんが、いずれ公開していきたいと思います。

さて、私が人事として大切にしている考え方がいくつかあるのですが、まずはこちらの2つです。

・人事戦略と事業戦略は車の両輪
・人事である前に1人の「人間」である

どれも諸先輩方か教えていただいたことですが人事の仕事を通じてつながりを深く感じています。
ひとつひとつカンタンにですが、説明させていただきます。

・人事戦略と事業戦略は車の両輪

何が言いたいかというと2つあって、バランスとりましょうということと、そもそも人事戦略は何のためにあるかといえば、事業成長のためにあるべき、という2つです。事業成長に紐づかない制度(例えば極端な話で従業員にとっては働きやすくなる制度だが成果が落ちる)は悪ですし、事業成長にしか向いていない会社も人が離れていき、結局は成長鈍化させてしまうと思っています。
なので制度設計する際は以下の点に気をつけています。
・理想の状態をイメージする
・ターゲットの選定をする(どんな社員かのイメージを明確に。ターゲットの1つに必ず「会社」を入れる)
・社員、会社双方にメリットをつくる

・人事である前に1人の人間である

ここでお伝えしたいのは、3つです。

・人事というだけでなく、ビジネスパーソンである前にひとりの「人間」として誇れる仕事をしたい、ということ。
・どんなにテクノロジーが発達しても人が介在する以上、ロジックではたどり着かない答えが存在する。それを解決するのが人事の役割。
・人間が介する以上、仁義や人情を前提に考える

特に採用業務にあたっている方は、能力を評価し内定を出しているもののその学生のキャリアを考えると入社してもらうことがベストな選択ではない、一方で会社から求められている成果との板挟みを感じたことがあると思います。そういうときの自分の意思決定基準はこれです。

また、第2段はそのうち書きたいと思います!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?