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人生は砂漠を渡るがごとし

毎日毎日、同じ日々が続くと「まるで砂漠を横断してるみたいだな~」と思う時があって。

「どうにかして、この状態を打破しないと!」と思うのだけど、なかなかキッカケがつかめなくて。結局、昨日と同じコトを繰り返しちゃうっていう。


全然関係ない話なんですけど…

「砂漠」っていうと、昔、教科書に載っていた小説で。「夜、外に出てみると、辺り一面が砂漠だった」みたいな内容の作品があったんです。

確か、主人公が船乗りか何かで、船に乗って旅をしてたんだと思います。そうして、夜中に目が覚めてみると、周りが1面砂漠になっていて、「これは、夢なのかな~?」と思って、地面に降りてみると、確かに砂漠だったっていう。

月の美しい夜でした。

翌朝、目が覚めてみると、砂漠は影も形もなくなっていて、「アレは一体なんだったんだろう?」って不思議に感じるっていうお話。

確か、有名な作家が書いてた小説だったと思うんですけど、記憶があいまいなので、全然違ってるかも知れません。


砂漠というと、もう1つ印象的な作品があって。正確には、砂漠じゃなくて砂丘なんですけど。

昆虫採集にやって来たある男が、砂丘に掘ってある穴に落っこちちゃって、穴の底にある家で、女と一緒に生活を始めるっていう内容。

穴の中には、毎日毎日、砂が落ちてくるので、砂かきをしないと家が埋もれちゃうんですね。

で、最初は砂かきの仕事が嫌で嫌で、「どうにかして、この穴から脱出してやる!」って試行錯誤してた男なんですけど、最後は余裕で脱出できる状況にありながらも、「ま、こんなとこ、いつでも出られるか」って、穴から出るのを拒否して生活し続けちゃうんですね。

「どんなにつらい状況でも、慣れてしまえば、天国に思える」ってのがテーマなんでしょうね。

これは、安部公房の「砂の女」って小説です。

noteの世界で輝いている才能ある人たちや一生懸命努力している人たちに再分配します。