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WOC 第18戦 シンガポールGP

フォールブレイク前の最後の1戦、シンガポールGP。
F1の舞台もいよいよアジアに移り、シーズンも終盤を迎えている。
OWCの記事を書き始めて3戦目となる今回、ヘッダーの写真を変えてみたがどうだろうか。お気に召したら、コメントなど是非してほしい。
それでは今週も、コース紹介からやっていこう。

マリーナベイ市街地コース

コース紹介

全長5,063km。23個のコーナーがある反時計回りの市街地サーキット。ここ数戦の中では、コーナー数が多いサーキットだ。周回数は61周
DRSゾーンは3か所。どちらかというと最初のDRSゾーン以外ではオーバーテイクは難しそうな印象だ。

ホームストレートとピットは公園の一部とのことで、グランプリ開催時のみ路面舗装されているとのこと。2019年現在、過去11年間のレースでのSC出動率は100%を誇っているようだ。

低速コーナーが多いシンガポールでは、熱ダレ問題が深刻化する。リアタイヤの消費が激しく、1周のタイムラップも2分近くかかることから、タイヤストラテジも重要なカギを握ってくる。ストレート区間が最大でも832m(DRS1)と極めて短いため、オーバーテイクはあまり見られない。
2時間打ち切りのレースとなることもしばしばあるようだ。

リアルF1ではturn13のエスプラネード橋の鉄骨が磁気を帯びているため、電子機器・センサー類への影響軽減の目的で磁気干渉の少ない素材を使用したり、磁気誘導の目的でミューメタル(ニッケル合金)で覆っているとのこと。
ゲームでも忠実に再現されているのか、シンガポールGPの時の回線落ち率もやや高いように見受けられる。

Group A

今週もRedBull勢をはじめ全7台が欠席となったGroup A。
やや、欠席率が高くなっているRedBull勢だが、ファイナルステージ進出を決めているからだろうか…。
先週のマイアミでファイナルステージ進出決定を逃した配信主のOWN_47は、10位入賞で出場権を獲得することができることが決まっているため、余裕が垣間見えた。
6-11位も大混戦は依然変わらず、筆者はおそらくこれは最終戦までもつれ込むであろうと予測している。

予選

今大会もショート予選。
最初にアタックしたのはxyz_eva01だったが、最終コーナーで回ったため、思うようなタイムが残せず。

Aston Martinは戦略に出る(?)トーをMONOQLO1998に使わせたように見えた。

McLarenのNakajimapokoti-nは時間いっぱい使って、1:38.187。

大きなクラッシュなどもなく、各車実力を出し切れた様子だった。

予選結果


決勝

フォーメーションラップに入ると、すぐに目を引いたのがタイヤ戦略だった。見事に分かれたのだ。

どうしても前を走りたいOWN_47や後方勢のソフトスタートは納得がいくが、zune-5やxyz_eva01のハード戦略には正直驚いた。摩耗の激しいシンガポールではあるが、1ストップなのかなと考えが回る。

そんな中、スタートした。

分かれたタイヤ戦略
斜めにグリッドについたKM_XXIII

LAP1

スタート直後、turn1で接触?があり、レースが乱れる。その間にOWN_47がジャンプアップし、一気に2番手まで浮上する。
1周目が終わるまでに中断にいたソフト勢がトップに躍り出て、ハード勢が沈んでいく構図となった。
ソフトタイヤは1周で10%程度摩耗するという脅威のデグラデーションをみせ、ソフト勢の雲行きを怪しくさせた。

LAP4

ソフトタイヤのデグラデーションがやはりひどい。1周あたり10%は正直前代未聞だ。turn13でOWN_47があわや大破リタイヤとなりかねないスピンをかます。P7へ転落した。この周でピットイン。ハードに変えた。

ブレーキがあと少し遅ければリタイアだっただろう

LAP6

本日初のリタイアはNakajimapokoti-nだった。映像がないのでよくわからなかったが、自己申告によると、自主リタイア。リアウィングにダメージを受け、ペースが上がらなかったとのこと。ピットでのリタイアのため、SCは入らなかった。レースに影響が出ないようにしている点は、さすがである。

この時先頭は、ソフトタイヤのmizuki-n-1201だが、摩耗が厳しいのかレースペースを落としているように見えた。

LAP8

後方にいたソフト勢もここでピット。そろってハードへ。
ミディアムスタートのtsmkazukiもウィングの破損でピット、ソフトへ変更した。

LAP9-10

ここまでソフトタイヤで粘っていたmizuki-n-1201がturn9でスピン。
これで、ソフトスタート勢すべてがタイヤを交換した。併せてKM_XXIIがピットに入りミディアムからハードに変え、翌週にJust_A_way_AKIRAが入ったことで、アンダーカットに成功した。
tsmkazukiはソフトタイヤで追い上げるも複数回の警告を受け、合計6秒ペナルティをもらってしまう。さらにOWN_47のライオンブロックにあい、というより自称「立ち上がり世界一」を抜ききれず、デグラデーションのひどいソフトのおいしいところを使い切ってしまう。

LAP13

ペースのいいOWN_47がdeviltail6に追いついた矢先だった。turn9で接触。tsmkazukiはここで漁夫の利で前に出る。
OWN_47はこれが審議対象となり、警告が言い渡された。

LAP14-15

KM_XXIIの快進撃が止まらない。5ラップ走ったハードで新品ハードのMONOQLO1998を抜き去ると、翌周にはxyz_eva01を抜き去ってしまう。コメント欄では、「スパのフェルスタッペン」と呼ばれる始末。速すぎた…。

LAP20-21

zune-5がここでピットイン。これでKM_XXIIがトップに躍り出た。
これを皮切りに、2ストップ戦略のdeviltail6、xyz_eva01がピットイン。その後も続々と続いた。

そして入ってきた情報。「何人かガス欠するぞ!」
というのも、ここまでSCが1回も入っていないのである。
レースがフェアであるばかりに起こりうる、新たな懸念材料だった。

LAP23

OWN_47のペースが上がらない。xyz_eva01にオーバーテイクを許し、なおもMONOQLO1988にも追いつかれる。ここでピットインし、タイヤとウィングも交換。燃料切れになりそうな車を狙って、プレッシャーをかける作戦に出た。

LAP30-31

燃料切れがついに来た。Just_A_way_AKIRAがガス欠を示す点滅を開始。
その他複数台、点滅が始まるが、何とかフィニッシュ。
OWN_47とtsmkazukiがぶつかるアクシデントもあったが、とりあえず完走した。

ガス欠
tsmkazukiのミスで巻き添えを喰らったOWN_47
優勝したKM_XXII
決勝結果


Group B

珍しくGroup Bをリアルタイムで見られなかった筆者。OWN_47のアーカイブを見ながら書いていく。どうも、聞いた噂によると返金級のレースだったとか…。

予選

始まるや否や、、、
age「最悪、決勝雨なんだけど。終わったー。」
予選こそドライなものの、決勝はインタースタートが予想されるために、気が抜けない予選となった。
オープニングトークで特級フラグ建築士OWN_47の「雨降らないかなー」がまさかの的中することに…。
そして、McLarenのKNR_TakuSappAimがまさかの、欠席。

この日早かったのはpilot_LECで1:36.628。
そして、2番手に食い込んできたのはgure-puruo。
前回ポイント獲得に至らなかったOjisan_09SPは4番手といい位置につけた。

予選結果


決勝

LAP1

正直言って、この周回を書かないれレースがないようなきがしているが…。
MayoPika_UnChuが早々にレースリタイアとなり、即SCとなる。
ドライバーズランキングで14番手につけているMayoPika_UnChu(レース前)。クライマックスシリーズへの出場が怪しくなってきてしまった。
haaaa12dolfinはスタート直後に4番手まで順位を上げて、出場権獲得に1歩前進した。

LAP4

SC中にAI走行による追い抜き違反など、いくらか順位が入れ替わったが、そのままレース再開。
Traveler-Shun7がリスタートで6番手に後退すると、maguro61とNocon7782がやりあい、Nocon7782が壁に激突。大破こそしなかったが、ウィングを失う。

maguro61とNocon7782の接触シーン

LAP8-10

SSS123sss321321がここでソフトに変更するギャンブル。
しかし、これは正解のようでレーシングラインが乾き始め、続々とピットに入ってくる。
gure-puruoはハードに変え、逃げ切りをはかる。しかし、雨上がりでタイヤが温まらなかったのか、レースリタイア。再びSC出動となる。

LAP13

リスタート直前でSSS123sss321321がリタイア。
同じくしてwonder02boyもリタイア。
これで、半数がリタイアしてしまう状況になった。

LAP17

雨が上がっても、スピン祭が終わらない。
turn18でTraveler-Shun7がスピン。ウィングを失う。
続けて、SW_GENOMUがリタイアしたことで、3度目のSC。
haaaa12dolfinがピット入り口をまたぎ、ペナルティを受けながらもハードに変更し、ストラテジ的に優位に立つ。

ウィングを失うTraveler-Shun7

LAP20

リスタート直前特級フラグ建築士が言った。
「maguro61とhaaaa12dolfinが接触しなきゃいいですけどね。」
半ば現実となる、多重クラッシュが発生。
リアルならレッドフラッグ🟥になりそうな大事故だった。

特級フラグ建築士が起こした多重クラッシュ

LAP26

spider_yu-kiが今日も魅せる!
Traveler-Shun7のわずか1秒後ろにベタ付けでついていた。
そのTraveler-Shun7がpilot_LECに追いついたことによって、優勝争いに火が付く。

熾烈な優勝争いの幕開け

LAP31

ファイナルラップ。
Traveler-Shun7に3秒ペナルティが付き、spider_yu-kiに2位の可能性が出てくる。厳しくなったミディアムだが、残していたERSを開放して、タイム差を縮める。
少しでも引き離したいTraveler-Shun7はpilot_LECをプッシュ中のturn14で大破。
これで、spider_yu-kiが2位、ニコラス枠age0507seedも3位表彰台。
地元(?)のhaaaa12dolfinは悔しくも4位。しかし、ファステストラップを記録した。

俺たち発動
優勝したpilot_LEC
リアルF1では見られない異色のポディウム
決勝結果


総評

OWN_47とhaaaa12dolfinのファイナルステージ出場権が確定したシンガポールGP。しかし、そのレース内容は対極であった。

Group Aは依然として、SCの出動が少ないクリーンなレースの印象だ。
ドライバーズランキングはtsmkazukiとxyz_eva01が8位タイとなって、面白い状況になった。10位もzune-5が5ポイント差でつけているので、まだ何が起こるかわからない。

対するGroup Bは雨の影響もあったが、SC3回出動という荒れたデスレースになった。その中でも、生き残ったage0507seedやspider_yu-kiは流石と言わざるを得ない。たとえ速くなくても、生き残りしぶといバトルをすることで大量ポイントを獲得した両者。
age0507seedはドライバーズランキング16番手。spider_yu-kiは9番手に急浮上し、出場権獲得ラインに入ってきた。

次戦は日本GP。鈴鹿でのレース。
F1 22ではまっているOWN_47の鈴鹿セッティング。視聴者参加型で勝利したwashi2929が鈴鹿ではんいよいよWOC初ポイント獲得となるのか。
ハンガリー以来のノーポイントに終わったGroup BのMcLarenチームの逆襲はあるのか、注目していきたい。

それでは今週もこのあたりで筆をおこうと思う。

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