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登場人物たち

1.はじめに

ここに登場するのは、みな、SKAROF魔法学園に登場する(もしくはセパテレート・エンジンの世界に登場する)キャラクターです。

別の世界や他の物語にのみ登場する人物は、別途記載します。

これは昔、自分のサイトを立ち上げていた時にキャラ紹介として使っていたもので、今はサルベージした形になります。

なので、ルビなどつたないところもありますが、ご容赦ください。

また、初登場のシナリオが書いてありますが、必ずしもnoteで書くとは限りません。

設定だけ持っていて、書いていない場合があるので。

エステル・マージュ

Estel Marge
Yggdrasill-type:BLACK
spell-type:精霊召喚師
from:北端都市 ケルン
first:---

memo
精霊召喚師の性質を持ちながら、黒の世界樹ユグドラシルのユグドラシル・ドライバに選ばれた。
並行世界又は他世界を知る人々には『焔王の魔術師ロワ・ド・フラムソルシエ』と呼ばれることが多い。
それは彼が焔の精霊王『根源たる焔の女王オルガ・セプト・ディーナ』を呼び出せることから来ているらしい。
精霊召喚師としての力はトップクラスで、彼らの王を疑似的に召喚することができる。
そしてユグドラシル・ドライバとしては異端なほど、黒の世界樹ユグドラシルから力を奪い続けている。
奪い過ぎれば、魔力が枯渇し世界のバランスを崩すと分かっているのにも関わらず、
イルヴァリスの幸福を求めるためだけに、力を使い続けている。
元々は捻くれた思考を持ちながらもあまり表に出さず、優しく精霊たちと仲の良い、
精霊召喚師の鑑のような性格だったのが、イルヴァリスを求め続ける間に、
随分と捻くれた面を表に露出させるようになってしまった。
それゆえ、彼の謎かけのような言葉は、時折人をイラつかせることもある。
随分と多くの世界を渡り歩いているため、いろいろな知識を蓄えている。
また、帰りを待ち続けていてくれるシュヴァッツアには、昔から頭が上がらない。

ユグドラシル・ドライバの力は、世界を超えて他の世界に渡ること。
そして、世界の境界を弄り、疑似的に時間を巻き戻すこと。
その際、エステル自身は時間の巻き戻りに影響されないが、
偶に魔術師の素養が強い人間は、巻き戻る前のことを覚えていたりもする。
また時間をループさせることも可能で、
とあるループした停滞する世界『ヴァルハラ』では、『北の魔女』と名乗っていた。
彼が気に入った人間には簡単に手を貸し、時には他世界への移住も手伝うが、
気に入らなければ姿も見せず、次の世界へと飛んで行く気まぐれ者。

イルヴァリス・エマンテーゼ

Irvaris Emantaze
Yggdrasill-type:WHITE
spell-type:結界師
from:第4魔術都市 カトル・デレーガン
first:---

memo
白の世界樹ユグドラシルのユグドラシル・ドライバで、享年19歳。
愛称は“イル”または“イルヴァ”。
エステルとは生前恋人で、彼自身はユグドラシル・ドライバとしての自覚はなかった。
しかし、とある事件を発端に、ユグドラシル・ドライバであることを知り、
結果、一時世界樹ユグドラシルを停止&再起動するほどの大惨事となった。
その際に彼は命を賭して世界を守り、この世を去ったのである。
それを嘆き、それに屈せず、半ば狂ったかのように力を欲し、
イルヴァリスを求め続けたエステルがどうなるか知らないままに。
かなりの天然系だが、基本的にネガティブな思考で物事を考える。
しかし時折確信犯な言葉を吐き、矛盾とも取れるような考え方をする。
他人から見れば意見がフラフラして心もとないような気がする言動が多いが、
彼の中では一本の筋が通っており、
それを理解してくれるのはエステルとシュヴァッツアだけだった。
家がシュヴァッツアの家の隣であり、そこそこの名門貴族の家柄に生まれたが、
本人はあまりその地位に頓着しておらず、
家督を継いでも今と変わらずに居られると信じていた。
…もしかしたら信じていたかったのかもしれない。

ユグドラシル・ドライバの力は、肉体の再生、破壊。
そして、森羅万象の力を借りて、強大な魔法を使えること。
世界の内側を司るため、此度は世界を守ったが、世界を破滅に導くことも可能。
また大抵の魔法なら扱えるため、
やろうと思えば、神聖魔術と混沌魔術の同時併用も可能。
しかし彼自身が力を使ったのは一度きり。
彼が何を思ったか、エステルと世界のために、自らを殺した時のみだった。

シュヴァッツア・レーデ・シュエリル

Suvetta Rade Shueliel
Yggdrasill-type:nothing
spell-type:nothing
from:第4魔術都市 カトル・デレーガン
first:---

memo
愛称は“レーデ”,“シー”など。
世界樹ユグドラシルとは一切関わりがないのにも関わらず、幼馴染と親友が関わってしまったため、
関わらざるを得なくなってしまった、不幸で幸福な女性。
エステルとは親友で、イルヴァリスとは幼馴染。
どちらも大切に思っているが、唯一エステルに宣言しているのは、
『必ずイルヴァリスに一番最初に出会うこと』である。
いくらエステルがイルヴァリスの恋人で己の親友でもそれだけは譲れないと豪語してる。
彼女の家は魔術師の名門で、跡取りである彼女にもそれを期待されていたが、
彼女には魔力が欠片もなく、半ば勘当のような扱いになっている。
それゆえ、一時期はエステルやイルヴァリスを妬んだ時期もあったらしい。
エステルとは性別を超えた親友で、イルヴァリスとの仲を一番に認めたのは彼女だった。
エステルがイルヴァリスと幸せな姿を見せてくれることが、
彼女の一番の願いで、祈りでもある。

ローリエ・ハムリタール

Lolie Humriterl
Yggdrasill-type:BLACK & WHITE
spell-type:セフィロト使い
from:北方の辺境の湖近くのエレメス
first:---

memo
エステルの悪友で、歴代ユグドラシル・ドライバの中でも存在しない、
両方の世界樹ユグドラシルと繋がりを持つ人物。
黒の世界樹ユグドラシルとは、エステルを介して繋がり、
白の世界樹ユグドラシルとは、自身の資質を利用して無理やり連結させたらしい。
謎の長命で、既に数百歳を超えている。
故に知識は豊富だが、感情の機敏に疎い面もある。
冷酷そうな風貌ではあるが、悪友を大変心配していて、
エステルもシュヴァッツアの次程には、ローリエを信用している。
エステルの気まぐれな旅路に付き合える唯一の人物であり、
そして常に神出鬼没で、エステルの力を借りて世界を渡っている癖に、
エステルに気取られないように世界を渡る辺り、策士でもある。
またエステルたちの中で一番客観的にエステルたちを見られる人物でもあり、
3人の関係を一番正確にとらえているのは、彼だけかもしれない。
また、彼は『幻影の創造主レヴリーズ・アストラル』とも呼ばれ、幻影の空間を作り出すことを得意としている。
『ヴァルハラ』と呼ばれた空間も、彼が悪友に請われ魔力で作りだしていたため、
はじめは彼の魔力で維持されていたが、彼らが去った後は、
空間に残った人間の微々たる魔力を、常に吸い上げることで維持されている。

ユグドラシル・ドライバとしては異端で、双方の力をエステルの1/3の力だけ利用できる。
複合的に扱えるため便利なように思えるが、その分負担も重く、
連続して世界を移動したり、巨大な魔力を扱うことはできない。
白の世界樹ユグドラシルのアクセスにはセフィロトという世界樹ユグドラシルの枝葉のような末端を利用している。
双方とも強引にアクセスしているため、あまりにユグドラシル・ドライバの力を使うと、
ローリエの存在自体が世界樹ユグドラシルに取り込まれてしまう危険性を孕んでいる。

エフェルタ・アウルトゥング

Efelta Aulltung
class:小等部6年4組
spell-type:錬成魔導師
from:異世界のティリス・エクリーダ帝国 首都
first:Twins〜of the world crying〜

memo
双子の片割れの天使と人間のハーフ、天然で少し無口な妹。
あまり人に要求を言うことはないが、ヴェクターやフェリーチェには、
多少我儘らしい我儘を言うこともある。
家族との再会がつい最近だったため、べたべたに甘やかされている。
が、本人にその自覚はない。
料理は覚えはじめなので、よくヴェクターの手伝いをして習っている。
そのうち一人で作れるようになって吃驚させるのが、今後の目標らしい。
記憶力が良いため、ご飯の献立を一か月前まできちんと覚えていたりする。
ただし、家族と再会する前の過去は意図的に曖昧にさせられており、
本人はそれを多少もどかしく思っていたりする。

遠距離からの火力重視の攻撃型。
ヴェクターを後ろから援護し、確実に一点集中で仕留めていくのが得意。
また父と同じで火力重視のため、一発で森を灰にするような攻撃も可能。
常日頃から背中に錬金術で創ったアサルトライフルに似た銃を背負っている。

ヴェクター・アウルトゥング

Vecter Aulltung
class:小等部6年4組
spell-type:錬成魔導師
from:異世界のティリス・エクリーダ帝国 首都
first:Twins〜of the world crying〜

memo
双子の片割れで天使と人間のハーフ。
冷静かつ礼儀正しく、誰に対しても基本的には敬語を使う。
エフェルタやフェリーチェには時折くだけた言葉づかいになることもあり、
フェリーチェには怒声が響く程である。
長い父子暮らしのため料理上手で、一家の料理担当。
長い間離れ離れであったエフェルタを溺愛しており、
彼女を傷つけるものを徹底的に排除する傾向がある。
空間認識能力と分析力に秀でているため、どんな辺境に放り出されても、
勝手に家に帰ってくることができる。

錬金術で作られた双剣銃を使い、俊敏性を活かした戦い方をする。
敵の懐に飛び込み、精霊の力の込められた銃弾を放つのが得意。
エフェルタが狙い易い位置を掴みながら動くのがデフォルトなため、
エフェルタ意外とペアを組むと俊敏性が落ちるらしい。
常日頃から制服の中に、双剣銃をベルトに挟んで持ち歩いている。

フェリエン

Felien
class:小等部6年4組
spell-type:言霊使い
from:異世界のどこか
first:SKAROF game

memo
自分がどこで生まれたのかも知らない、元神様。
神様として祭られるまで、どこで何をしていたかもしらないため、
現在一緒に暮らしているブリーズドだけが心の拠り所。
基本的におっとりした物怖じしない性格で、直感的に動くところが珠に傷。
親友兼護衛役は猫型アニマロイドのロイド。
長い間神殿に閉じ込められていたため、
賑やかなところが苦手で、人込みでは人酔いすることがある。

言霊を発することはまだ苦手で、あまり意図的に使用することはない。
テレポート・未来読み…等は無意識に行ってしまうものらしく、
言霊とはまた別の術式を、体の中に埋め込まれているために発動するらしいことが、
最近、スカロフにやってきてから分かった。

凪 雨月

Uzuki Nagi
class:中等部2年1組
spell-type:陰陽術師
from:魔法学園都市 スカロフ
first:SKAROF game

memo
生まれてすぐにスカロフに預けられた、学園育ち。
陰陽の家系で由緒正しい血を引いているらしいが、
両親とは生まれてすぐに死別しているため、どんな系統の血筋なのか知らない。
学園に暮らす人の6割程度は知り合いで、顔が広い。
ヴィントとは悪友、アーバインとは親友。
言葉遣いは悪いが、一度やると決めたら投げることはしない性格のため、
教師やクラスメイトに頼られることが多い。
魂こん(肉体)は人間だが、魄はく(精神)は精霊に近いため、感知能力に長けている。
特技はウェイの居場所探し。百発百中。

鉄壁の結界を誇る陰陽術を操る。
結界師の次に結界が強いため、攻撃に転じる際も、結界を解いて行うより、
結界を小さく開けて、銃弾のような一点集中の攻撃をするのが得意。

ウェイ・ジャン・リー

Uei Jan Ree
class:中等部2年1組
spell-type:気功術師
from:天空のマキャジスト城内
first:SKAROF game

memo
巫とはずっとルームメイトでクラスメイトの相方。
天然ボケで、神出鬼没。唯一彼を見つけることが出来るのは、巫だけ。
しかし本来の姿は天空に住まう筈の『第一席の熾天使セラフィム』で、本来は神聖魔導使い。
齢数百歳を超えるはずの、天空の支配権に一番近い『慈悲』を司る存在。
巫がまだ幼く、精霊に近すぎて自我がない頃に巫と出会った…が巫は覚えていない。
リードリウスとは今でも上司部下の関係で、リードリウスはウェイに逆らえない。
アスターは同じ異界からの使者同士ということで、仲は悪くない。
人の感情に聡い面もあれば疎い面も多いため、巫曰く『天使だがただの天然ボケ』。

気功術は相手の肉体に触れるだけで動きを止めることもできるほどの腕前。
神聖魔導は本人が使用したことがないので、不明。
だが、『第一席』である以上、恐らくアスターと同等には強いと思われる。

アルヴァイン・マーセルロ

Arbain Marcelo
class:中等部2年1組
spell-type:精霊召喚師
from:古代都市 タトゥラ
first:SKAROF game

memo
軽くどころじゃないDVな恋人にだけドS少年。
基本的にノリは軽く友達も多い方だが、恋人であるエヴァンズが関わるとドS。
監禁・日常的な手錠・服従…その他、と非常にドS。
エヴァンズが死にかけるほどの傷を何度も負っているので、
エトラスに匙を投げられているため、自室に保健室と同等の医療器具がある。
…そして事態はさらにエスカレートしていることを誰も知らない。
エヴァンズとは中等部に入る時に出会い、それ以来同室で関係が続いている。
エヴァンズがDVもどきを嫌がらないので(むしろ切望している)、
誰もこの二人の血みどろの関係を止めることが出来ない。

優秀な精霊召喚師で、召喚時以外でも精霊が見える。
一度、精霊王を召喚しようとして失敗し、瀕死になったことがあるが、
本人は全く覚えていない。
攻防共に優秀な部類に入るが、どちらかというと攻撃重視。

マリス・カンツォーラ

Maris Canzola
class:中等部1年1組
spell-type:古代魔術師
from:海の近くのエレメス
first:

memo
口が悪く、教師である兄を憎んでいる弟。
生まれてから兄しか存在しなかった世界で生活していた癖に、
10歳前後から兄を憎み続けている。
兄と同じ古代魔術師であり、力量は兄より上。
友達にはつっけんどんな言い方でも、割と優しい面も見せる癖に、
兄に対してそれを適応しないため、友人らには兄弟だと思われていない。
時折エトラスに睡眠薬を出されるほど眠りが浅く、頭痛持ち。
(その影響で常に機嫌が悪くて口が悪いのかどうかは不明)

古代魔術を現代魔術に応用させて、一点集中攻撃に転じることが多い。
取り込む力が多いので、増幅する方が効率が良いらしいのだが、
彼はあまりに巨大すぎる力を行使すると、頭痛がするらしいので、
基本的に現代魔術に似せて、力をあまり取り込まない効率の良い方法を用いる。
(血と魔力のバランスが不安定で相性が悪いらしい by.保健医エトラス)

ファウストリア・ヴァルギス

Faustlia Vallgiss
class:中等部3年2組
spell-type:理者りしゃ
from:異世界の中心都市
first:夜色の破壊者

memo
世界に二人しか存在しない理者りしゃの1人。
愛称は“ファル”で、殆どの人がこう呼んでいる。
本当の両親とは生まれたときに死別、その後ヴィンセントに引き取られた。
15年間ヴィンセントに育てられたため、ヴィンセントを父と疑わず、
ヴィンセントが世界の全てであり、
ヴィンセントのために何もかも投げ出すことさえできるほど、ヴィンセント命。
学校では冷静な面しか見せず、氷のようだとも言われているが、
時折、ヴィンセントの店でバイトのようなことをしており、
その場に居合わせた人は、ファウストリアの変わりように吃驚するらしい。
好物はプリンなど、ヴィンセントが作るお菓子。

理者りしゃのみが扱える魔具のひとつ、『断罪なる消滅の杖ヴァニッシュ・ロッド』を扱う。
一瞬にして対象を消すことができたり、力は絶大だが、コントロールが不得手で、
時折、地下演習場でヴィンセントと訓練している様がみられる。
だがその気になれば、世界さえも滅ぼせる力は驚異以外の何物でもない。

エーリゼン・ヴィエガー

Eezrin Viegar
class:中等部3年5組
spell-type:精霊召喚師
from:寂寥せきりょう都市 ゼファナ
first:SKAROF game

memo
明るく元気に学園銃を走り回る、学園きっての『報道委員』。
『報道委員』はスカロフで発行される新聞のひとつを受け持つため、
普通の部活や委員会よりミスが許されないが、何故か人気は高い。
中等部では人気者だが高等部に弟と幼馴染がいるため、早く高等部に行きたいらしい。
本来なら弟の方が1歳年下のはずだが、幼馴染の永久的な魔術の副作用で、
年齢が逆転してしまったのを、昔は複雑な心境で受け止めていたが、
今ではそれすらもからかいの種にして、楽しんでいるようだ。

一応精霊召喚師ではあるが、間違って悪魔を召喚してしまうほど、
力はあるのにコントロールに欠けるらしい。
あまり魔法に頓着していないようで授業さえなければ、魔術を使うこともないらしい。

アスター・ヴィ・セルトリア

Aster Vi Celtlia
class:高等部2年2組
spell-type:黒魔導師
from:地界の首都セント・デルバ
first:SKAROF novel

memo
温厚にして笑顔の光る、学園に影響力を持つ生徒。
学園長と取引をしているとの噂もあり。
しかし学園に在籍中、まともに授業に出ていない。
日中の殆どを特別区の荒れ果てた実験室で過ごしているため、
どの黒魔導師よりも黒魔導師らしいと言われている。
実は地界のアスタロテ『公爵』が本名であり、軍務を統括する旅団長でもある。
軍務を放り出して大地に住んでいるため、
実験室には時折地界から彼の部下がやってきては、仕事の催促をしている。
また彼の肩に時折止まっているウォーバードのリムは、彼の腹心の部下であり、
どうやら仕事の催促等に現れているらしい。
何故か、転校当初からピアノッテに甘い。

黒魔導師としては、一撃必殺の大技が得意。
特別区に現れる魔獣たち位のレベルなら、一瞬で灰燼と化すレベルだとか。
また魔族なので、混沌魔術も使用可能。
ただし使用しているところを誰も見たことがないので、力は未知数である。

ピアノッテ・ストラヴォスキー

Pianotte Storavofskie
class:高等部2年2組
spell-type:ルーン使い
from:貴賓都市 ズナーク
first:SKAROF novel

memo
高等部2年から転校してきた、スカロフでは珍しい中途転校生。
スカロフに来るまでは虐待を受け、迫害されてきた所為か、
初対面の人には必ず怯える。
しかし、女の子にはまだ怯えが少ないようで、
初対面からマリアとは親しさを見せた。
教育をあまり受けてこなかったのか、勉強が苦手。
びくびくしているので、実技系の授業は苦手かと思えば、
本人曰く、唯一誇れるのがルーンらしいので、実技は得意。

スカロフでも珍しいルーン使いで、全てのルーンを暗記しているのが強み。
ただ持久力や俊敏性が乏しいので、実戦では攻撃よりも補助に向いている。

マリア・テアセ

Maria Tease
class:高等部2年2組
spell-type:白魔術師
from:西方の森のエレメス
first:SKAROF novel

memo
無口でいついかなる時も冷静さを保つ少女。
天使崇拝の家庭に育ったため、いつでも十字架を手放さない。
また偶然にも聖紋をその身に宿しているため、
幼少の頃から天使…リードリウスと一緒に過ごしていた。
そのリードリウスとは現在、天空と大地での遠距離恋愛中。
実家にそれがばれて勘当されたため、中学入学時にスカロフへやってきた。

回復系が得意な後方支援系でありながら、
白魔術師しては珍しく杖ではなく、身につけている特殊な十字架を巨大化させて戦う。
金属製の十字架での打撃は結構痛いらしい。

ヴィント・トリル

Vint Tril
class:高等部1年6組
spell-type:陣使い
from:音楽都市 エイオン
first:SKAROF novel

memo
ジプシー族生まれの調子の良い悪戯小僧。
陣とトラップをこよなく愛すため、日課はトラップ。
彼のトラップは殆どが2つ上の綾織を倒すことのみに向けられており、
基本的に一般生徒には被害がないため、周りにはそこそこ受け入れられている。
音を伴わない運動は苦手で、勉強はそこそこできる方。
また、その破天荒さから、女性徒には割と人気がある。
小等部からスカロフに居るため、長い付き合いのウォルコットとは悪友で親友。
マリアにはその破天荒さが気に障るのか、良く『イカレウサギ』と呼ばれている。

ステップで陣を描く術式のため、俊敏性にはそこそこ定評がある。
ただし打たれ弱いので、実技授業は苦手。
そのため合同授業中に油断して、マリアの特大十字架で殴られて気絶していることも。

綾織・ラフェステ・黒上

Ayaori Lafeste Kurokami
class:高等部3年4組
spell-type:錬成魔導師
from:第五魔術都市 ナヴィ・デレーガン
first:

memo
魔術都市で育ったけれど、魔術が苦手な黒上家24代目当主。
黒上家は代々宝剣『朱慧しゅけい』と『蒼救そうぐ』を有し、そのうち『朱慧しゅけい』は綾織が持っている。
宝剣を所有することが当主の証ではあるが、現在『蒼救そうぐ』は喪失中。
恐らくは綾織の従兄弟であり、幼少時を共に過ごしてきた佳南かなんに奪われたと思われる。
黒上家は古い時代に英雄と呼ばれた『篠宮空彌しのみやくうや』の末裔で魔術都市の長の家系。
本人はほんわりした性格でありながら、戦闘時は鋭い視線を持つ。
そんな二面性にも似た性格は幼少時からの訓練で鍛え上げられたもので、
現在もいつか旅立つ時のため、修業は欠かさない。
東方の独特な文化で育ったため、都市独特の着物や浴衣などを着用する。
また、よくヴィントの対戦相手に選ばれるが、9割9分綾織の勝利で終わる。
勝手ばかりだが、本人は反省が多いらしい。

魔術は苦手なのでなく、『朱慧しゅけい』を介してでないと暴発するだけ。
そのため常に『朱慧しゅけい』を持ち歩き、寝るときでさえ肌身離さず持っている。
その宝剣から放たれる切っ先は鋭く、一撃が重い。
また武具は一通り使えるが、やはり一番使用しやすいのは『朱慧しゅけい』だとか。
直接攻撃力はスカロフ内トップクラスの重い剣を振るう。

ウォルコット・グレイバー

Wollcot Greyber
class:高等部2年1組
spell-type:錬金術師
from:魔法学園都市 スカロフ
first:SKAROF novel

memo
学園生まれ学園育ちの、学園の物知り博士。
錬金術に関しては素晴らしい頭脳を発揮するものの、
それ以外はダメダメな典型的な紙一重。
ヴィントのトラップ道具の殆どは彼が開発したもので、
偶に失敗作が混じっていることもある。
また時折、黒い表情を見せるほどの策士でもある。
制服を脱がずに錬金術に熱中することもあるせいか、制服の消耗が激しいのだとか。

錬金術師と言う特性上、錬金術による道具でのみ攻防が可能で、
制服の中には4○元ポケット並にたくさんの道具が仕舞いこまれているらしい。
怒らせると凶悪な爆弾が降りかかってくるなどの、数多の黒い噂を持つ。

リード・スプマンテ

Lide Spmente
class:高等部1年1組
spell-type:魔獣使い
from:軍事都市 ファナスト
first:

memo
もはや滅んだ軍事都市の生き残りで、魔獣と心を通わせる少年。
戦争孤児として孤児院に預けられたあと、軍事都市そのものが滅んだため、
孤児院も滅んだが、森の翁と呼ばれるフォー・ウォーリアに助けられた。
黄金色のフォー・ウォーリアは“森の翁”と呼ばれる存在で、
リーデはグー爺と呼んでいる。(本名不明)
その後、ミュウと言う魔獣に乗ることで足を得、
生活のほとんどをミュウに頼るという生活をしている。
中等部から学園に入学してからも、森の翁他、仲のいい魔獣たちは
学園内に移住しては、リーデの世話を焼いている。
基本的にぽややんとしたド天然の優しい子で、それ故に
心を通わせることができるのでは、と先生方には考えられているほどである。

リーデの特殊能力であり、厳密には魔力が源の力ではないため、
正式には“魔術師”ではない。
しかし理事長は孤児であることと、魔獣とともに居られる場所の提供として、
この学園に招いたという経緯がある。
ちなみに能力としては、魔獣と会話ができるということのみであり、
魔獣使いとしての力は、ほぼ友人たちである魔獣の力である。
極めれば、大量の魔獣を召喚し、都市を壊滅することも可能ではあるが、
本人にその気がないため、戦闘力としては低い。
むしろ彼自身は友人らに助けられてばかりで、召喚することは稀。

エヴァンズ・シルファレル

Evanz Syllpharel
class:高等部3年2組
spell-type:ブラッド・ペイン
from:歓楽都市 マルダ
first:

memo
血を流し続ける稀なるブラッド・ペインの操り手。
アーバインの恋人で、基本的には穏やかな笑みを浮かべた紳士。
歓楽都市で育ったせいか、性別にこだわりはなく、
更に血が流れ続けることを隠し続けるほどの、本心を見せない性質。
特殊な魔布で作られたガーゼを腕と指に巻き続けており、
はずせば即座に血が流れる。
最近は更にアーバインのDV一歩手前の打撲痕などがあるため、
首や胴体にも包帯が巻かれていることが多い。
だが本人はそれを幸せと感じているため、救いようがない。
高等部生徒会副会長で、よく放課後は生徒会室で仕事をしている。
…そこにアーバインが乱入することも多々あるらしい、とは
生徒会長ベリル・ケルヌンノスの弁。

血が流れ続ける体質故にブラッド・ペインという術式を操る。
血文字で術を発動する術式故に、血が足りなくて動けなくなることも。
アーバインと組んで実技授業を行っていた頃は、
攻防バランスとれた良いペアだったらしい。

ビルッゼ・サテオン

Bliezde Thetelion
class:高等部2年3組
spell-type:魔法詩使い
from:異世界のどこか
first:

memo
フェリエンと共にこの世界にやってきた異邦人。
魔法詩使いという特殊な術式を用い、フェリエンと異世界を放浪していた。
また機械弄りの技術があるため、よく修理に駆り出される。
フェリエンとは兄と妹のようで、恋人のような、よく分からない関係。
フェリエンの不安定な力を熟知し、彼女の暴走を止めるのは彼の役目。
基本的に冷静で言葉数が少なく、もっぱら良く一緒にいるアニマロイドの
話を聞いてばかりで、彼が話すことは至極端的。
アニマロイド曰く「つまらない」人間。

詩を紡ぐことで発動される術式で、音と律、それから意味を理解し、
言葉を吐くところまでは他の術式と大差ない。
しかし言葉の意味や文字列順序など、現存する魔術と違うところが多々あり、
現在この世界でこの術式を扱えるのは、彼のみ。
またこの術式そのものが一子相伝の術式で、
この世界の魔法詩使いの家系はすでに滅びてしまったのも、要因の一つ。
彼自身はモノを変質させる術が得意で、彼が常に身に纏っている魔法布は
彼が両親から譲られたもので、それを変質させて使うことが多い。
また錬金術とは違う技術で作られた杖を持ち、それを力の増幅器として使用。
しかし基本的には必要ないので、スカロフでは寮に置きっ放しなことが多い。

イリーシャ・ホフマン

Ilysya Hohman
charge:実技 魔法史
spell-type:黒魔導師
from:第1魔術都市 パルパ・デレーガン
first:SKAROF novel

memo
高等部2年2組の担任で、黒魔導師のためアスターと一番接する教師。
おっとりとした性格で、生徒からの人気は高いように見えるが、
基本的にスパルタなので、鬼な先生として生徒には認識されている。
第1魔術都市で唯一存在した魔法樹『サプテロット』から削り出した
自分の身長と同じくらいの杖を媒介として使用している。
ルシエとは幼馴染で、二人ともこの学園への就職を幼い頃から希望していた。
しかし魔術都市の都市長の娘であったことから、
学園に入学することはできず、魔術都市の魔法学園を卒業後、
スカロフへとやってきたらしい。

黒魔導師ながらも、補助系の術を各種操ることができるため、
恐らく白魔術の要素を多少持っていると思われる。
攻撃は凶悪無比だが、アスターに軽くいなされているあたり、
恐らく人間レベルでは強くとも、人外レベルではない。

エトラス・セッテ

Etlas Sette
charge:保健医
spell-type:白魔導師
from:工業都市 ガフェンダー
first:SKAROF novel

memo
セッテは母親の旧姓らしく、本名はエトラス・ウェンダルタ。
2歳年下の実の弟と20年弱会わずに離れていたのを今でも気にして、
弟には限りなく甘い…が殴り合いもする。
ゴスロリ趣味で、自らの仕事着もゴスロリ風にアレンジしている。
ゴスロリは好きだが、女装はしないという微妙な感性の持ち主。
衣装は変でも性格は割とまともで、白魔導師としても強い。
初めて会う人には一瞬引かれるが、そのうち好かれる典型型。

白魔導の呪文列を彼なりに変化させた、彼独特の呪文を扱うのが特徴。
特に輸送と回復を一遍に行える魔導は、完治も早く、スカロフ内でも評判が良い。

ルシエ・ガートン

Lcie Garton
charge:魔法理論
spell-type:黒魔術師
from:第1魔術都市 パルパ・デレーガン
first:

memo
イリューシャとともにスカロフへやってきた教師。
魔法理論の教師だが、体力づくりと称しては実技授業に
勝手に入り込んできて、勝手に担当教師とバトルしている。
彼女もスカロフ学園出身者ではなく、第1魔術都市の魔法学園卒業者。
魔術要素が生まれつき低く、訓練を重ねて魔術師になった努力の人。
今はイリューシャと魔法学園に就職するという夢が叶って、
順風満帆の日々らしい。
先天的素養がモノを言う、魔術師の中では異端の存在でもある。

力が弱いため、基本的には肉弾戦に魔術をプラスしたような戦い方を好む。
不意打ちなどに魔術を使用するのが得意で、魔力が低い分、小技を多用する。

マーリス・テーベリア

Marlas Tievelia
charge:教養
spell-type:黒魔導師<カード使い>
from:???
first:

memo
元魔楽器エスプリフェと呼ばれる特殊な媒介を扱う魔術師だった教師。
しかし今は盲目となり、特殊なカードを介して魔術を使うようになった。
またその頃一緒にいた“姉”と呼んでいた人物とは死に分かれ、
多少機械じみた冷静さを持つ青年へと成長してしまった。
そのため同僚のグリナムと同じ魔楽器エスプリフェを扱う者にしか心を開かない。
物静かな青年だが、授業のときは端的に口を開き、要点が纏まっているため、
別に生徒の評価は低くはないが、取っつきにくいので高くもない。

一枚のカードを投げて魔力を発動させる場合もあれば、
何枚かを組み合わせて使用することもある。
また一応は媒介でしかないので、カードなしに魔力を使うこともできるが、
その場合魔力を制御しきれなく場合があるため、原則使用しないことにしているらしい。

グリアム・カンツォーラ

Griam Canzola
charge:教養 術式
spell-type:古代魔術師
from:海の近くのエレメス
first:

memo
マリス・カンツォーラの年の離れた兄。
両親はグリアムが幼い頃に死んだため、兄弟二人で身を寄せ合って生きてきた。
血筋で魔力を扱う古代魔法の使い手で、それ故に両親が殺されたため、
自らの使う古代魔法に助けられながらも、憎んでいる。
だが基本的にはお兄ちゃん気質でお節介焼きなところが多く、
気がつくと大事なものが増えて、自分の力も憎めなくなってきている。

古代魔術は“魔術”なので(詳しくは魔術の系譜参照)
周囲の魔力を自身に取り込んで使用するものだが、その力は魔導師に匹敵する。
実はユグドラシルの循環するパイプの役割をする部分に穴を開けて、
力を取り込んでいるようなものなので、力が強大なのはある意味当たり前。
血統で力が使用できるのも、大昔のユグドラシル・ドライバが
血統を白のユグドラシルに設定して死んだためである。
そのため、現在のユグドラシル・ドライバでないと解除・更新は不可能。

エスタフィリア・ノアール・ヴァルキリアン・ルクセンブルグ

Estaphelia Noir Valkillean Luksembrug
charge:魔法理論
spell-type:???
from:ルクセンブルグ国
first:Queen Of Fia

memo
百歳以上も歳を重ねた魔女。
とある事件でこちらの世界へ来てから、学園長に誘われるままに教師になった。
同じく教師のロードデスロワとは犬猿の仲のような恋人のような関係らしい。
エスタ、フィアなどと呼ばれるのは良いが、
ロードデスロワのみが呼ぶ『エリィ』という呼び方はどうも気に喰わないらしい。
元の世界では由緒正しい王族であったが、こちらの世界に来てから、
ロードデスロワに魔力を全て取られてしまったため、魔法が一切使えない。
典型的な女王様気質で、病弱。しょっちゅう主治医に怒られているらしい。
気位は果てしなく高いが、気に障ることさえしなければ、生徒たちには中々に友好的。
そのため割と生徒には人気のある教師で、
上から目線もスカロフの生徒たちにすれば個性と取られるらしい。

ロードデスロイ・フラン・ヴィオレット

Rodudethroi Fran Vioret
charge:世界史、黒魔導
spell-type:黒魔導師
from:ルクセンブルグ国
first:Queen Of Fia

memo
エスタフェリアと同じく、百歳以上も歳を重ねている。
とある事件を自ら引き起こし、こちらの世界に来た。
その後、エスタフェリアと共に、学園長に誘われるままに教師になった。
エスタフェリアとは、一方的に搾取する関係であったらしいが、
こちらの世界に来てから変化しつつあるとか。
エスタフェリアとは従兄弟で、元婚約者。
莫大な魔力を有していて、教師の中でも1,2を争うほどだとか。
エスタフェリアを唯一『エリィ』と呼んでは足蹴にされる人。
自分からエスタフェリアとの関係を改善する気はないらしい。

黒魔導師としては異質なほど古代魔術に似た呪文列と、
独特な組み方で百年以上を生きる貫録を見せている。
力の大部分をエスタフェリアから搾取した魔力に頼っているので、
媒介となっている彼女が遠くにいると、全力を出せないという欠点がある。

フェリシエ・アウルトゥング

Feliche Aulltong
charge:魔法薬学、錬金術
spell-type:錬金術師
from:異世界の魔界
first:Twins〜of the world crying〜

memo
飄々とした薬学をメインに扱う錬金術師。
薬学がメインだと公言して憚らないのに、双子の武器だけは彼自らが作る。
また元にいた世界では魔族という種でありながら、
この世界では天使として存在している。
双子の母親には微妙な感情を抱いているため、未だにあまり話したがらない。
双子を溺愛しているものの、冷静に実力を理解しており、
何かあれば平気で二人っきりで山の奥地だろうと、戦艦がひしめく戦場だろうと、
放り投げるほど、二人に対して信頼もしている。
学園内での実技授業に使われる人造魔物ホムンクルスは、殆どが彼の作品。
余談だが、料理が壊滅的で、双子の監視がないとパンを焼くときでさえ、
オーブントースターを破壊する腕前。

彼の薬は薬効が強く、保健室にもよく置かれている一級品。
実戦では錬金術で作った短機関銃を両手に持ち、火力重視の戦い方をする。
異世界で魔族だったため、こちらの世界でもやはり魔族に近く、
多少の混沌魔術が使えることが、最大の強みである。

ガードメット・バークイン

Gardemet Berquein
occupation:スカロフ魔法学園都市 理事長&創設者
spell-type:未来予知
from:軍事都市 R.B.カリグラ
first:SKAROF novel

memo
スカロフ魔法学園都市の創設者で、現役の理事長。
顔の半分を覆うほどの大きなサングラスを常にかけていて、
顔色はうかがい知ることが出来ないが、人当たりがよく好人物。
サングラスは特別製で、自身の持つ力である“未来予知”を多少緩和できるもの。
基本的に世界中を飛び回っては、幼い(若い)魔術師を集めては、
学園に誘っているため、学園には滅多にいないのが現状。
無類の金持ちで、先祖代々の金と自身が成した巨万の富で学園を築きあげた。

ヒトやモノを見るだけで未来を予測することのできる力を有している。
これは自身の魔力によるものなのか、それとも別の特殊能力なのか、
本人にも分かっていない。
ただ魔力波を見ることができるので、どちらかというと魔力よりの力の様である。

リードウス

Readlius
occupation:能天使エクスシアの中隊長
spell-type:神聖魔法
from:天空のマキャジスト城内
first:

memo
かつてウェイの部下であった能天使エクスシアで、マリアの恋人。
遠距離恋愛のため、時折仕事をサボったりして大地に降りてきてはマリアと会っている。
乱暴な口調と適当な服装を上司に怒られているらしい。
だがウェイのことはそれなりに尊敬しており、未だに指示があればなるべく聞き入れる。
聖紋によって呼び出されるには位が割と高いが、
マリアの強い力に呼び寄せられた挙句、天空の出口から墜落したことにもよる。

天使なので神聖魔法使い。だが魔法はあまり得手ではない。
能天使エクスシアなので原則剣を持ち、下位の天使軍を率いている。
特に権天使アルハイ剣士部隊を率いることが多いため、
彼自身も術より剣を得意としている。
マリアの持っている十字架は彼が特殊な術を掛けたもので、
彼の得意とする属性付与エンチャント魔法で構成されている。

ヴィンセント・ヴァルギス

Vinsent Vallgiss
occupation:カフェ「ワールド・エンド」のマスター
spell-type:理者りしゃ
from:異世界の辺境の町
first:夜色の破壊者

memo
世界に二人しか存在しない理者りしゃの1人。
のほほんとカフェのマスターをしているが、裏では情報屋をしている。
義娘のファウストリアに甘く、そして歪んだ愛情さえ垣間見せる。
理者りしゃではあるが、本人は現役を引退したといってはばからないため、
力を使うことは滅多にない。
こちらの世界に来るときにとある契約を切ったため、力が低下しているという噂もある。
フェリーチェとは似た者同士で、よくカウンターで話をしている姿を見かける。
また情報屋にしては、学園の内部や裏事情に関して知り過ぎている節もあり、
変わり者の多い学園内でも、最も心を読めない人物の1人である。
カフェを経営しているせいか、料理が得意。
理者りしゃのみが扱える魔具のひとつ、『残酷を司る祝福されし剣キュレル・エンド・オブ・ソード』を扱う。
全力を出すところを見たことのある人がいないため、能力は不明。
時折、地下演習場でファウストリアの相手をしている様がみられるが、
コントロールが絶妙なのか、力の欠片しか見せない。

アージェ・ウェンダルタ

Arge Wendalta
occupation:旅人 現在兄の家に居候中
spell-type:nothing
from:工業都市 ガフェンダー
first:エンピレオ

memo
保健医 エトラスの実の弟で、現在エトラスの家に3人で居候中。
前は狂人厚遇都市 ノーギスにて、カウンセラーをしていた。
スカロフの中でも珍しい無能力者で、故に兄に勝てた試しがない。
恋人と友人との3人で旅をしていたところ、兄から連絡を貰ったため、
友人の療養も兼ねてスカロフに居候として滞在中。
本来なら厳しい入学制限があるが、その辺りは兄がそれとなくどうにかしたらしい。
時折、兄の仕事の手伝いとして、小等部などの面倒を見ていたりする。
基本的には温厚で優しい人柄だが、元が短気で退廃的な人物のため、取扱注意。
さらに暴力的な面もあったのだが、現在それは専ら恋人にだけ揮われている。
いつ出て行くとも決めていないため、なし崩し的に居着きそうなのが、目下の悩み。

インフェル・バヤージュ

Infel Vayerz
occupation:旅人 現在恋人の兄の家に居候中
spell-type:nothing
from:狂人厚遇都市 ギーノス
first:エンピレオ

memo
アージェとマリヤと共にスカロフへやってきた旅人。
一応ギーノスの管理権を有しており、有事の際にはその権力をすぐに行使できる。
ただし基本的には父親に管理権を委譲している状態にあるため、
仕事を持たない旅人でいられる。
3人はその権限とエトラスの裏口手続きによってスカロフに入り込んだ。
自殺願望があるが、アージェが“今は”は安定しているため、彼も安定している。
お互いに引きずられやすいため、二人きりは危険。
死ぬ時はお互い一緒にと決めているため、マリヤをエトラスに託すよう、
インフェルとエトラスの間で密約が交わされている。
基本的に楽天家&大の甘党、手先は器用な方。
最近はマリヤと共にエトラスの手伝いとして、
小学生の子供たちの相手をしたり、書庫の整理などを行っている。

マリア・デ・ステファン

Mariya de Stefan
occupation:旅人 現在保健医の家に居候中
spell-type:nothing
from:歓楽都市 マルダ
first:エンピレオ

memo
エトラス家居候の1人。
前はL.S.C.Sという狂人指定を受けていたが、記憶を喪ったことにより、
指定が外されてしまったため、アージェが旅路に連れてきた。
記憶にはないが、数年来のアージェの親友で、今より根暗な性格をしていた。
現在は押し込めていたものが解放されたのか、酷く無邪気で開放的。
記憶を思い出す事を自身が拒んでいると、エトラスは経過を観察して言ったらしい。
時折小学生と遊ぶ姿も見られ、アージェは複雑そうにその姿を見ているらしい。
また学園内では珍しい無能力者で、特例許可の1人。
一応エトラスが主治医であるが、心の問題が多いため、治療は困難。
今は、アージェとインフェル、それからエトラスを家族のように思っている。

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