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ポートフォリオあれこれ

こんにちは Helgaです。

25卒の就活ムードが徐々に出てきましたね…
専門学校の学生さんは、ポートフォリオやデモリールの準備で忙しい時期でしょうか?

私は普通の4大を出て、とにかく働かなきゃなと、適当な就活*をしただけなので、正直なところ皆さんの大変さは分からないのです、すみません。(*最初の会社の話)

とはいえ、ここ最近はポートフォリオを拝見する機会も多くなったので、見る側(非アーティスト職)からの意見として、こんなことに気をつけてみては?という提案をいくつかメモしておきます。

人のアドバイスを読むと、なんだか具合が悪くなっちゃいます…という人はここでやめときましょう!笑

いきますよ…


1.強いカードを揃える
ポートフォリオを構成している作例は、出来栄えの良いものを上から順に、必要最低限の点数で構成する。特にデモリールの編集が冗長だと、最後の方は見てもらえません。

こんな作例を入れていませんか?
・初めて作った思い出の課題(よくできているなら良い)
・なんとなく捨てがたい作例(「もったいないな」と思う時は、大抵サンクコストバイアスがかかっているので、第三者に意見を聞く)

2.制作時の思考プロセスを書く
どのジャンルでも、メインの作例に関しては、どんなリファレンスを集めたか説明したり、こだわった表現、課題へのアプローチについて説明すると良いかもしれません。

今はDCCツールが発達しているので、見た目の出来栄えだけで評価がしづらいためです。

3.自分の目指す業界、ジャンルに対してアピールする
実写VFX、ゲーム、アニメ、CM...  目指す会社・ジャンルに対して、一番「刺さる」作例を入れるとよいでしょう。

その業界、ジャンルにおいて「これを見て落とす人はいないよ」というものを逆算して作ればよいのですね(簡単に言うなよって感じですが)。これは次のモチーフの話に繋がる話でもあります。


モチーフの選び方が全て

専門学校の中には、静物デッサンを行う学校もあるので、耳にタコかも知れませんが、伝えたいことやアピールしたい技術に相応しいモチーフを選ぶことができるか、自主制作ではこれが一番大切な気がします。

九州のとある学校だと、静止画課題は生徒が集めたお手本を先生が見て、制作を許可しないと作り始めることができないと聞きましたが、3ヶ月かけて作るものが明後日の方向を向いたものだと、徒労になってしまうので、とても理にかなっているなと思いました。

自分で課題設定をし、それの答えとなるモチーフを選び表現する、この一連を見ることが、その人の技術を測るのにもっともシンプルな方法だと思っています。

おしまい

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