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【TIMES】2022年7月20日 1時41分 夏の土用 / 秋への季節の変わり目 Change of Season (Summer to Autumn)

【TIMES】2022/07/20 01:41

地球暦が「土用入り」をお知らせします。
夏の土用 / 秋への季節の変わり目 Change of Season (Summer to Autumn)

地心黄経度117度、日心黄経度297度

The eighteen-day period will start before the Start of Autumn (18 degrees to go until the Start of Autumn)

* * *

北半球は夏から秋へ、季節の変わり目を迎えます。

夏の土用 7月20日~8月6日までの18度

土用は季節と季節の間の大切なとき

夏の終わりの約18度間は「夏の土用」です。夏の土用は一年の中で最も暑さ極まる「大暑」のころ。

古くは一年の中でもとりわけ気が乱れやすい「裏鬼門」の時期と言われてきました。というのも、胃腸の疲れによる食欲不振や消化力の低下、それにともなう体力の消耗、長引く風邪や微熱、だるさなどの出やすい時期でもあるからです。

夏は自然界のエネルギーが高く、不摂生してもいいだろうと、養生不足になりがちな季節でもあります。そのツケがどっと出てきて、夏バテになりやすいのも「夏の土用」です。東洋医学において胃腸の力、消化力はそのまま気力に直結すると考えられて

おり、夏バテを防ぐためには「何を食べるか」ではなく、「よく噛むこと」「素食にして腹八分目に控えること」など、食の基本に立ち戻って「消化器官を助けること」が肝要です。

外気が暑いからといって内臓まで冷やすと胃腸は弱り、気力体力ともに減退します。それは、消化と栄養補給、気力づくりなどの働きをつかさどる「脾」が弱っている証拠。脾の気を補う「甘み」を持つ季節の野菜は、かぼちゃやとうもろこしなど。食欲がないときは、それらの自然の甘みに塩けを足すと、吸収がよくなります。

また、麹の発酵と糖化を活かした玄米甘酒・雑穀甘酒は、江戸時代までの夏の風物詩。ブドウ糖や果糖のような単糖は胃腸に負担をかけますが、甘酒の甘みは体内ですぐに働くグリコーゲン。夏バテや暑気払いにテキメンの栄養補給飲料です。

「盆と正月が一緒に来る」とはよく言いますが、本来のお盆は夏の土用付近(※月の満ち欠けによって毎年変わります)、正月は冬の土用付近の時期です。「暑さ極まる夏の土用」「寒さ極まる冬の土用」は、一年の中の二つの大きな折り返しの時期であり、人々はこの節目に合わせて仕事の手を休め、集い合い、挨拶を交わし合ってきました。この風習は今も、「お中元」と「お歳暮」、「暑中見舞い」と「年賀状」という形で残っています。

土用付近の新月前(水無月末日)は夏越の祓(なごしのはらえ)呼ばれる行事が行われてきました。この行事は、上半期の間に身にまとわりついたケガレを落とす行事で、これから先、正月前(冬の土用付近)までの下半期の健康と厄除けを祈願するものです。

2022年の4回の土用はすべて18日間

2022年度 土用の季節

春土用:4月17日~5月4日     18日間(太陽黄径27度)
夏土用:7月20日~8月6日     18日間(太陽黄径117度)
秋土用:10月20日~11月6日 18日間(太陽黄径207度)
冬土用:1月17日~2月3日     18日間(太陽黄径297度)

PHOTO:ACクリエーター:ぴぴふぉとさん



暮らし方で具体的に気をつけること


■秋バテをしないための身体づくりを

太陽の光が最高潮に達し、受け取った熱が実りにつながる夏の土用。この時期は昔から、秋バテをしない身体づくりのための策があれこれ練られてきました。最も有名なのが、鰻を食べること。現代でも「土用丑の日」となると、毎年テレビで話題になったりスーパーには幟が立ったりします。「う」の付く食べ物が夏の土用にいいと言われ、鰻のほかに、きゅうりなどの瓜科の野菜、梅干し、うどんなどを食す風習が今も残っている地域があるようです。

■足浴のすすめ

夏の冷えは意外と深刻。冷房や冷たい飲み物などで身体は冷えているのに、自覚がなかったりします。お風呂に浸かってみて「あ、冷えていたんだな」と感じることもしばしば。入浴するよりももっと効果的に血を全身にめぐらせることができるのが、足浴です。夏はとりわけ足がだるくなるので、ぐったりした夕方の足を、ほんの10分ほど熱めの湯に浸してみましよう。全身に血がかけめぐっているという実感と、じんわりかく汗でリフレッシュできます。

ハッカ油やレモングラスなど、すっきりするアロマオイルを数滴たらすとさらに効果的です。

■旅の計画を立ててみましょう

夏の土用を過ごし、暑さのピークを過ぎるころには、北海道のあたりから秋の知らせが届きます。夏が暑いせいでめっきり秋らしい秋が短くなり、完全に空気が入日れ替わるころには、もう冬の気配が漂ってくるといった年も珍しくありません。そんなとき、心の栄養剤である旅に出てはいかがでしよう。秋の旅の準備を夏の土用の計画に組み込んで、早めに計画を立てておけば安心です。旅は人を成長させ、考えを柔軟にさせ、生きる力を養ってくれます。

■読書の秋の準備を

春から夏は、思っていることを伝えたり、発信したりするのにふさわしい季節。一方秋から冬は、心に浮かんだことを書き留めたり、じっくり物事を考えてみたり、ゆったりとした時間の中で振り返り、考え、書くといった作業がはかどります。読書の秋に向け、読みたい本、気になる本をまとめてみましょう。秋の夜長にいつでも読めるよう、取り寄せておくこともおすすめ。新たなジャンルの本一冊まぎれ込ませてみるのも、いい刺激になりそうです。

引用 : 書籍『春夏秋冬 土用で暮らす』(主婦と生活社)
テキスト : 冨田貴史 / 植松良枝

土用期間の時空間情報


122 | 2022.07.20 土用 1:41 水無月下弦 23:19 地球と冥王星の結び
123 | 2022.07.21 水星と土星の開き
124 | 2022.07.22
125 | 2022.07.23 大暑 5:07
126 | 2022.07.24
127 | 2022.07.25 火星と木星の結び
128 | 2022.07.26
129 | 2022.07.27
130 | 2022.07.28 水星と海王星の開き
131 | 2022.07.29 文月新月 2:55 水星と木星の開き
132 | 2022.07.30 水星と火星の開き
133 | 2022.07.31
134 | 2022.08.01
135 | 2022.08.02
136 | 2022.08.03
137 | 2022.08.04
138 | 2022.08.05 文月上弦 20:07
139 | 2022.08.06
140 | 2022.08.07 立秋 21:29

季節の波に乗ろう!

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