見出し画像

2023年のメタバース(ウラカタLTレポート)

※本記事は2023年2月22日に行われた人数限定のイベント「ウラカタLT」でのクラスター株式会社 取締役COOの成田暁彦さんのご登壇内容のレポート記事です。その他の登壇レポートは本noteの最後にまとめていきますのでぜひご覧ください。

本記事の登壇者

クラスター株式会社 取締役COOの成田暁彦さん

ご経歴

新卒で株式会社サイバーエージェントへ入社し12年半在籍。ネット広告営業を経験後、新規事業(子会社)立ち上げ2社を経験。その後、株式会社CyberZ(子会社)で広告部門の営業統括及び、企画マーケ部門、海外支社(SF/KR/TW)の責任者を兼務。2019年10月より当社に参画し、ビジネス、アライアンス、マーケティング全般を管掌。2020年9月より取締役就任。

https://corp.cluster.mu/company/

メタバースの事業構造

メタバース・プラットフォーム「cluster」を運営するクラスター株式会社。メタバースはWeb3の文脈で目にすることの多い枠組みです。同社は「Web3とメタバースは直交した概念」という捉え方をしています。メタバースは事業としてどのような特徴があるでしょうか。

成田さんは、メタバースはWeb3の中でも事業構造が明確であるという点に特徴があると指摘されます。具体的には「デバイス」「プラットフォーム」「コンテンツ」。メタバースに関連する事業はこれら3つに整理できます。

clusterはこれら3つのうち「プラットフォーム」と「コンテンツ」を提供する役割を担っています(多様な「デバイス」から利用することができます。)。日本の市場ではプラットフォームの上に「コンテンツ」を載せる事業者の市場が活況です。

端的な整理をいただいたため、私たちの理解がぐんと深まりました。

cluster上に存在する多様なコンテンツ

cluster上に存在するコンテンツは多様で、まずは非常に多くの法人イベントが実施されている点が特徴として指摘できます。

ポケモンやディズニーといった大型IPを使ったイベントや、渋谷区公認の「バーチャル渋谷」といったイベントはメディアでも話題になり、多くの方が目にしたことがあると思います。

もっとも、cluster上でクリエイティブを展開できるのはもちろん大型IP等の特権ではありません。clusterは活発なUGCの場として機能しています。

clusterにおいては、ユーザーの誰もがオリジナルのアバターやワールドをアップロードすることができます。バーのカウンターに座って横で喋ったり、麻雀を行ったり、様々な発想でメタバースが利用されています。また、法人イベント同様、ユーザーイベントも非常に多く行われています。

あとがき

個人的にも五反田で生活するエンタメビジネスパーソンとして非常に注目していた企業です(クラスター株式会社の本社は西五反田にあります。)。本当に楽しみにしていたLTでした。非常に面白かったですし勉強になりました。

ぜひ皆さんもclusterを体験されてみてください。実際に体験してみるとそのポテンシャルをより具体的に感じ取ることができると思います。現在なんと4万を超えるワールドが生まれているようで、プラットフォームとしての強さを感じます。詳しい数字はぜひ2022年7月7日に創業7周年を迎えた際のclusterのプレスリリースをご覧ください。とてもワクワクする内容です。

また、クラスター株式会社の代表取締役CEO・加藤直人さんによる以下の本も大変勉強になりました。この本で展開される原理原則から始める思考は、実際のclusterの実装等からも窺い知ることができ、これからの展開を非常に期待させるものになっています。おすすめです。

この他にも多くの面白い登壇が行われたウラカタLTのまとめ記事は以下からご覧ください!

「ウラカタLT」は人数限定で定期的に開催しています。ぜひイベントページをフォローして最新の開催案内をお待ちください!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?