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出演アーティスト紹介 - “Edge: Detection 2023 with Dolby Vision®”

こんにちは。Hello1103のyukakoです。
“Edge”開催の概要に続き、今回は出演アーティストの紹介をします。


前回の記事はこちらです。未読の方はこちらも合わせてどうぞ。

Paris death Hilton with eetee

まず一組目、Paris death Hilton with eetee について書きます。
Paris death Hilton (以下PdH) と我々Hello1103とライブ企画で共演するようになったのは意外と最近、2022年春頃ですが、お二人との出会いは数年遡ります。
具体的に調べてみたら 2018年春の大宮ヒソミネ、Temple of KahnのVJに入っているときでした。
こういう対バンのVJやSNSがきっかけと思うのですが交流が始り、しばらくして「age of death」MV制作を依頼をいただきました。

PdHクバさんから依頼の連絡をもらったとき正直びっくりしたんですよね。
既にリリースしていたPdHのMVでDrの高橋ケ無さん作の「Einsteinic Death Model」があまりの衝撃で、ケ無さんの圧倒的センスの前に己の凡才を恥じておりましたもので…。今観ても凄すぎて笑ってしまう。
この作品を越えるものは私は作れませんと言った記憶があります笑。
結局、新宿の呑者家 銅羅で色々とお話を伺いつつ置きにこなかったら(予定調和にならなかったら)OKと回答してもらい、そういうことなら…と依頼を受けて、こちらのMVが完成したのでした。
ちなみに映像のキッチンは改装前の吉祥寺NEPOのキッチンです。

そしてPdHのVJといえばeeteeさん。
PdHのライブを観に行ったり対バンVJなどで、eeteeさんとのコラボを度々拝見しているのですが、音に合わせる画や色のセンスが合っていて大好きなんですよ…洒脱でユーモアがあって華やか、そして毒もある。
eeteeさんは私が心でそっと推しているVJのお一人。個人的にこの企画で仲良くなれたらいいなあと目論んでおります。

PdHのお二人の音とeeteeさんの映像、耳に目に中毒性があり病みつきになること間違いなしです。

Paris death Hilton

Paris death Hilton 
2016年1月にKUBA(electronics)と高橋ケ無(drums/electronics)により結成。ラップトップとドラムというフォーマットにも関わらず、クリックや同期演奏を使用しない肉体的なライブパフォーマンスが話題となる。
「エクスペリメンタル・ハードコア・シミュレーター=ハードコアをシミュレートする」というコンセプトの元、Ableton Liveを楽器として極限まで拡張することでバンド・フォーマットにおけるエレクトロニック・サウンドの方法論を新たに構築した挙げ句、パリス・ヒルトンに訴訟を起こされることを目標としている。
都内を中心に地方や台湾でのライブを重ね、2020年4月に満を持して1stアルバム「Age Of Death」をリリース。
2021年1月、Maison MIHARA YASUHIRO 2021AWコレクションへ楽曲提供。

2022年4月「Marry Me EP」をリリース。パリス・ヒルトンの結婚を祝しての発表だが、彼女の目に止まることはないであろう。

parisdeathhilton.com/

eetee

eetee (いーてぃー)
おもな活動、映像と料理。聖と俗、動と静、都と鄙を行き来しながら、あなたに寄り添い、時には裏切る。ラジオとデコトラが好き、東京生まれのてんびん座。
lit.link/eetee

ツチヤヒトミ × 大西英雄
「色と音によるミニチュアグルーブ絵巻」

二組目はイラストレーターのツチヤヒトミさんとドラマーの大西英雄さんによる、即興演奏とライブペインティングです。
双方のキャッチボール・反応が素晴らしくて。
英雄さんの描くようなドラムとツチヤさんの音の捉えた絵筆の走らせ方、その逆にツチヤさんの音楽を感じる色や線に反応する英雄さんのドラム。刻一刻と変化するパターン、リズムと色と線。音が描かれるとはこういうことかと気付かされます。

今回は「色と音によるミニチュアグルーブ絵巻」という副題をいただきましたが、お二人のライブの魅力を閉じ込めた言葉だと思います。

そして、お二人ともHello1103と縁が深い方です。
ツチヤさんはHello1103の「またおなじ夜明け」Music Videoでライブペイントを施してくださいました。YouTubeでも公開中ですが、VR企画 (Hello1103 Live:  VR Experience) 内の劇場のステージでご覧になった方もいらっしゃると思います。

大西英雄さんはHello1103と「Hello11D3」(ハローイチイチディーサン)という即興演奏のユニットで一緒に活動してくださっていて、大変お世話になっております。
Hello11D3については2022/8 結成時に経緯ついて熱くnoteにまとめていますのでそちらも是非ご覧ください。

個人的には、ツチヤヒトミさんと大西英雄さんのユニットはデジタル環境でオーディオリアクティブに取り組んでいる方にこそ観てもらいたい気持ちです。
アナログな技法、達人の技、余白というか遊び心というか。
音・リズムのパターンと色・点・線のパターンが、即興・打ち合わせなしでここまで合うのかと驚くし、敢えて機械的に合わさず外すことによって法則を変えたり。耳に目にとても気持ちよくて。ヒントに溢れていると思うのです。

ツチヤヒトミ × 大西英雄 「色と音によるミニチュアグルーブ絵巻」

ツチヤヒトミ:drawing + projector
大西英雄:drums + handsonic

・ツチヤヒトミ
東京を拠点にライブペインティング、似顔絵描きなど音楽に近い場所で絵を描くイラストレーター。
様々なミュージシャンのCDジャケット、グッズのイラストを手掛ける他、代々木にあるライブハウスLIVE labo YOYOGIの店内イラストや周年イラストなどをオープン当初から担当し、2020年の東京文化会館オペラBOX『アマールと夜の訪問者』のチラシイラストや2021年の沖縄Music Lane Festivalのグッズイラストも担当した。
ライブペイントでは音楽に寄り添い、変化していく景色を描く。
http://kinokodokukinoko.com


・大西英雄
面白追求型ドラマー(黄色)
人生のテーマは「間」 間を極めるため日々精進中。
2枚のアルバム制作&フジロックフェス出演をはたした「tegwon」、1枚のアルバムを発表した「NITORON」、ドラムとベースの二人組のバンド「Monoral Zombie」ではアルバム・シングル・DVDを発表。
未唯mieピンクレディーナイト、総勢25人人力トランスバンド・仙波清彦&カルガモーズ、渋さ知らズオーケストラに参加。
ドラムソロパフォーマンス「ヒデヲの間」で2020年にアルバムを発売。
元メスカリン・ドライヴ、元ソウル・フラワー・ユニオンのボーカルうつみようことの二人アルバム「ZaTsu」を2021年に発売。
http://hideodrum.com


galcid × Ken-ichi KAWAMURA

そして最後はgalcidさんとKen-chi KAWAMURAさん。本イベントのヘッドライナーです。
3月のオーディオビジュアルのイベント "Hyper geek" で拝見して衝撃を受けて、その場でオファーをしました。
galcidさんをNEPOに呼べたこと凄くないですか。我々マジ、グッジョブと思っています。
galcidさんは世界的に活躍なさっているアーティスト。Hello1103のイベントにもNEPOにも初登場なので、先に経歴からご紹介させていただきます。

galcid

Lenaによるソロユニット。 モジュラーシンセとTB-303、リズムマシーンを使いこなした「完全即興スタイ ルのライブを行う。2016年の1st. アルバム"hertz"(DetroitUnderground)は 、発表されるや否やカール・ハイド(Underworld)、スロッピング・グリュッスルを始めとする世界の名だたるアーティストたち から賞賛を得た。 Boiler RoomやMutek,jpなどの電子音楽に特化したイベントに出演しながら国内外でライブを重ね、2018年には坂本龍一氏によるSpotifyのSKMT Picksにも選ばれた。 2019年よりacidセット別名義lenacidとしてもEPをSchmerレコーズよりリリースし活動を開始。 2020年はドイツのForce Inc.よりEPアルバム、Detroit Undergroudよりセカンドアルバム、ドイツの老舗エクスペリメンタル・レーベル「ミルプラトー」よりアルバムをリリースし、ローリングストーン誌にも取り上げられ話題に。 Official Web Site : galcid.com

出会いのきっかけをくれたHED(34423さんのレーベル) のショーケースとHyper geekに感謝…。
多くは語るまい…かっこいい音に心が持って行かれます。NEPOの良音で美味しいビールを片手に心置きなく音を楽しみましょう。

そしてgalcidさんのVJを担当するのはKen-ichi KAWAMURA(以下川村)さん。度々公言しておりますが私の推しVJです。TouchDesignerを駆使するジェネラティブのVJスタイルで、一見無機質な線・曲線・パーティクルが川村さんの手にかかると生き物のような躍動感を帯び始めます。音に反応する様子はまるで魔法。
個人的にはアナログな技法でオーディオリアクティブを模索しているVJほど川村さんのVJを観てもらいたいなと思っております。ほぼデジタルで生成されているのに、生き物のように音に合っている様子をご覧いただきたいな。

galcidさんの音に合わせて観るとトリップすること間違いなしです。

Ken-ichi KAWAMURA

Ken-ichi KAWAMURA
プロデューサー/研究員/ビジュアルアーティスト

アートディレクター、インタラクションデザイナーとして活動後、広告会社にてクリエイティブテクノロジスト、クリエイティブディレクターに。
クリエイティブ×テクノロジー与件のプロデュース、クリエイティブディレクション、デザイン、開発等を担当。
2023年より、同グループのシンクタンクにてプロデューサー/研究員として活動。

ビジュアルアーティストとしても活動を行っており、オーディオ、データ等のリアルタイムレンダリングによるビジュアライゼーションや公演、登壇実績も多数。

アートの普及、人材育成にも力を注いでおり、全国のデジタルサイネージを活用したエキシビジョン「Next World ExhiVision」企画・プロデュースの他、アーティストのシナジーの場を作ることを目的としてTouchDesigner meetup TOKYO/TouchDesigner黙々会/Hyper geek の企画・運営等を行っている。

著書に「ビジュアルクリエイターのためのTOUCHDESIGNERバイブル: 映像と音楽を駆使したビジュアルアートの創り方をトップクリエイターの作例から解説(誠文堂新光社)」がある。

linktr.ee/kenichikawamura

Hello1103

Hello1103

初めましての方も読んでいるかも知れないので、弊ユニットのプロフィールも置いておきますね。主にライブハウスで活動している音と映像の2人組です。

Hello1103
ハローイチイチゼロサン。Hitomi (Trackmaker/Engineer)、yukako (VJ/Visual Creator)による電子音楽ユニット。
有機的なデジタルサウンドに潜在意識を具現化するような映像表現を組み合わせて超常的な空間を表出させる。

ライブ会場での表現に重きを置いており、通常のライブセットのほか、ライブハウスで楽しむVRライブや、立体音響とライブを合成したイベントを展開。新しい技術を用いた近未来の音楽を実践する。
2019年より、通常のライブセットからスピンオフする形で静謐な美しさに特化したAmbient Setを開始。翌年にはAmbient Setの楽曲を集めたミニアルバム『aruhi』をリリースし、好評を博した。
2021年にはVRワールドの自由さとライブハウスの迫力ある音響を融合させたイベント「Hello1103 Live:VR Experience」を開催。さらに立体音響とライブを合成した「irreversible」を開催するなど、新しい技術を貪欲に取り込んだ挑戦的な試みを続けている。
2022年に1st Full Album『Hello』『1103』をリリース。
VJとしてはmouse on the keys、SuiseiNoboAzなど多数のアーティストのライブ映像演出を手がけるほか、エンジニアとして吉祥寺NEPOの映像演出システムを構築。
Electronica / Ambient / Noise / AudioVisual / VR / 立体音響

hello1103.com/

以上、アーティストの紹介となります。
いかがでしたでしょうか。
私は自分で記事を書きながら 7/23当日が更に楽しみになってきました!

もうひとつ、この “Edge: Detection 2023 with Dolby Vision®” の大事な要素、Dolby JapanさんによるiPhoneを使った映像( Dolby Vision® )ワークショップについてお知らせしたいので、更に一本記事を書来ました。
こちらも是非是非ご覧ください!

ご予約まだ受付中ですので、気になり始めた方は気軽に遊びにいらしてください!

7/23(日) 吉祥寺NEPO
“Edge: Detection 2023 with Dolby Vision®”

[Live]
galcid × Ken-ichi KAWAMURA
Paris death Hilton with eetee
ツチヤヒトミ × 大西英雄「色と音によるミニチュアグルーヴ絵巻」
Hello1103

[Talk & Workshop]
Dolby Japan 萩谷太郎氏

開場 16:30 / 開演 17:00-
チケット:前売 ¥3,000 + 1order / 当日 ¥3,500 + 1order
予約・詳細 : https://edge2023.peatix.com/

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