Hello World!!
僕はプログラムが好きで,会社を起こし,代表取締役となった今でも,プログラムを仕事,プライベート問わずかいています.
大昔(と,いっても10年くらい前まで)は30歳プログラマー定年説みたいのが実しやかに囁かれていました.
今年で41歳になったわけですが,これからもプログラムを書いていきます.
で,タイトルなんですが,これは弊社で開催している幼児向けプログラミングイベントのタイトルです.
タイトルの "Hello World!!"ですが,プログラミング言語を学ぶ際に必ずと言っていいほど,画面に表示する文章としてでてきます.はじめて触れるにはふさわしいなと思いイベント名としました.
きっかけ
ちょうどうちの娘が年中さんだったことも,考えるきっかけではあったかも知れません.漠然と会社として何か教育イベントをしてみるのもいいなぁと思いはじめていました.
そんな中,娘が僕のMacに興味を持ち,一緒に遊べるイベントあるかなーと探したりしたのがはじめだったかも.で,知育玩具ぐぐってみたり.そうこうしているうちに,イベントをやる意義となりそうな理由が3つ浮かんできました.それが以下.
・プログラミング教育の必修化
・おもちゃの価格と子供の飽きの速度
・未就学児向けイベントが見当たらない
ではそれぞれについてお話していきましょう.
プログラミング教育の必修化
2020年からプログラミング教育が必修化になりますよね.学校教育となると足並み揃えないといけないですし,文部科学省の言うことをきかないといけない.そうなると,プログラミング思考といいながらも,以下と同様なケースが発生するかもなぁと感じるのです.
最近算数のテストで「キャンディが2つ入っている袋が3つあります.キャンディは合計何個でしょう?」という,問題に対し,
2 * 3は正解だけど,3 * 2は不正解とされた子がいたと話題になりました.
学校教育そのものを否定する気はありません.それに,現段階ではプログラミングそのものを教えるわけではないとのことですしね.
ただ,これがきっかけで,プログラミングを好きではなくなってしまう可能性があるという事が,僕にとってはすごく悲しいことに感じたわけです.
それに,全ての親御さんが高いITリテラシーを保有しているわけではありません.算数の足し算引き算であれば,上記のように「あれ?なんで?別にいいじゃん.」と,いった形で子供と接することもできるでしょう.
しかし,これがプログラミングだったら?何も知らなかったら先生の言うことを聞くしかありません.子供には「先生が言ってるんだから.」としか言えないでしょう.嫌じゃないですか?自分が言われたら.
そこで,子供と一緒に遊びながらプログラミングに触れる機会が作れればいいなぁと漠然と思ったのでした.
おもちゃの価格と子供の飽きの速度
そんなこんなでcubettoを購入.高かったけど(ちなみにcuettoは3万円弱).子供と一緒に遊びました.僕の方が楽しんだかも知れない.詳細はリンク先の公式サイトをご覧ください.
これが本当によくできていて,もはやこれでいいじゃん,プログラミング思考.と思ったのですが,ここで子供の飽きの速さに愕然としたのです.
まぁがんばって5分ですかね.もちろん子供によると思うのですが,他の人にきいてもだいたいそんなもん.
じゃぁ10種類のおもちゃを用意すれば50分は遊べるよね.でも遊んでる最中残りの9個がもったいないよね.そもそも10種類も用意するのお金も場所も大変だよね.あ.会社でならできるかも.みたいな思考の流れでした.
未就学児向けイベントが見当たらない
イベントを開催するにあたり,参考になりそうなサイト,イベントを探したのですが,当時(2018年)は全くと言っていいほど見当たらない.だいたい小学生以上なんですよね.これは僕の想像ですが,
プログラミングイベントなので,プログラミングした成果を何かしら残し,成功体験をしてもらいたい.
ってのが根底にあるのかなぁ.と.そうなると,ある程度,自分で考えて,手を動かせる小学生以上ってのも頷けますよね.
ってわけで,僕はもっとカジュアルに,もしかしたら「ただおもちゃで遊んだだけで終わった.何も学びなんてない.日本しね.」と批判されるかも知れないけど,やってみようと.で,開催に至ったわけです.
なんだかんだで3回開催が無事終わり,第4回も開催が決定しています.参加者の皆さま,ご協力頂いている保育士の皆さまからもうれしい言葉を頂いております.
このHello, World!がきっかけで,1人でもプログラマになる子がでてきたらこれ以上の喜びはないと思っています.
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