結論を先に言うべきたった2つの理由

毎度おなじみ、ぴょん吉です。

僕の結論を先にいうと、1. わかりやすいから。 2. 読み手のコストが抑えられる割に、書き手のコストは変わらないから。

論文など論理的な文章を書くときによく言われることとして「結論を最初に書く」というのがある。早速実行したわけだけど、これは日本語での日常会話とは体感的にはあまりなじまない。起承転結やフリ-オチのような会話のセオリーと矛盾するからかもしれない。

結論の位置とその効果について、その内容を熟知している場合とほぼ初見の場合とに分けて考えたい。

そもそも、何について語っているのかわからない文章を読むのは苦痛である。同様に、熟知していることについての文章を読むのも苦痛である。体感的には、7-8割くらい知っていることについて読むのはスムーズに読めて学びも多い。4-5割くらい知っていることについては学びはなお多いが、スムーズには読めない。それ以上は時間をかけて読む必要がないし、それ以下は読んでもわからない。

結論が先にあれば、その内容を熟知している場合には該当部分は流し読むことができるし、そうでなければじっくり読むことができる。その判断が事前に可能である。結論が先にない場合、その判断ができず、「これはアレに似てるな?どこがアレと異なるのだろう。。。違わんのかい!!」「なんだこれは?アレに似ていそうだが読み進めばわかるのか???全然知らんのかい!!!」ということになり、読み手は無駄に丁寧に読まされる、またはもう一度読まされる。対して、書き手にとってはそもそもの論理構成が完成されていれば、表現や順序を変えることは苦ではない(と予想される。「折角の努力が...」と最初の数回思っただけで、今ではよりわかりやすい文章にすることの方が重要だと思えている)。そしてこれは単なる技術であり、誰でもトレーニング次第で習得可能なはずである。

急いで書くと今でも口語的に結論を後に書いてしまうことがあるので、自戒を込めてまとめてみた。

以上。


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