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日記7

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 三連休も酣。流石にマズいと思い、朝まで起きていた勢いそのままに研究室へ。着くなり3時間爆睡。もういっそ帰ったろかなという考えが頭をよぎったが、なんとかちょぼちょぼと実験をした。
 最悪の三連休だった。試験勉強、卒論、お仕事、ぜーんぶあとまわし。いっつもそう。こうなることはうっすら分かっていたのだから、まあ連休にやればいいやではなく平日にもっと振り絞っておけばいいのだ。なんとなくモヤモヤしながら本を読み惰眠を貪って積み重ねたのは進捗ではなく吸い殻の山。あんた、一浪一留してなおそれですか。

 本当に焦らないといけない。あーあ、ダメな俺~みたいな自分の消費の仕方は身を滅ぼすって学んだし、ぼやけていても光の方に一歩一歩進むことを善と定めたはずだから。努力!本気!うおおお!!ってテンションにはなれないけど、這いつくばって泥水を啜って匍匐前進をするんだ。

 なんか話が逸れたけど、毎日やれることやってこう。淡々と、黙々と。


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 Yumi Zoumaというニュージーランドのバンドが良い。染み込むシンセポップ。冬はこういうの聴きたくなる。センチメンタルの旬なので。


1/10
 人生ずっとスベってる。自分の言動、格好、趣味、思考、ありとあらゆるものがスベっていてとても惨めだ。

 これまでどこかしこを向いていた小さな針がやっと自分に向いているようだ。針というより目盛りのない物差しかもしれない。キャッカンテキ事実として私はずっとスベり倒して生きてきたようだ。あー恐ろし。

 もうスベってるのって改善とかどうこうの話じゃなくない?根本が細い木が幹の途中から太くなることはあり得ないし。私がつまらない人間であったところで誰かに迷惑をかけることはあんまりないと思うからいいんだけど。

 えらい空っぽなものを大事にしてはりますなあ。悲しいというよりひたすらに恐ろしい。うー明日からどうしよ。どうにもならないっす。


1/11
 早寝早起きがしたい。自律神経くん、聞いてる?どうにもならないっす。

 ナイト・オン・ザ・プラネットがリバイバル上映するらしい。大好きな映画なのでスクリーンで観るのが楽しみです。


1/12
 山崎豊子「花のれん」読了。山崎豊子を読むのは5年ぶりだった。エンタメ小説が読みたいと思って読んだ。東北の人間なので大阪の商いの様子が新鮮だった。大阪弁ってええよな。日本語なのに遠い国の言葉みたいや。

 いつも通り筋トレをしようと大学の体育館に行ったら「共通テストのため閉鎖中」との貼り紙が。「やばい!!!!筋肉が逃げる!!!!!!!」って滅茶苦茶焦って、少し離れたところにある温水プール施設のおまけのトレーニングルームに突入した。無事筋トレを出来たので一安心。

 もうトレーニングをすることそのものが精神的安寧に寄与しているらしい。なんであんなに焦っていたのか今になるとよく分からないが、それは現在「筋トレをした状態」であるからで、もし筋トレを出来ずに帰っていたらもっと不安定になっていたかもしれない。こういう小さな枝分かれをくぐり続けて今の自分があるし、今の過ごし方だって分岐点だ。筋トレとはあんまり関係ないけど、この前Twitterで見かけた言葉を思い出す。

選べなかったほうの人生を夢見ることはできない。でも、選べなかった人生が私に微笑みかけてくれるとき、いつでもその人生に恥じないようにあることはできるかもしれない。

吉本ばなな -下北沢にて

まあ、ルーティンが崩れかけたくらいでパニックになるのはよくないと思うけれど。もっと落ち着いていようね。


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 あいててよかった あいててよかった あいててよかった そんな店を探してる

あいててよかった

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 友達とサッカー観た。そのあと原付でぼーっとあちこちを走り回った。星々が瞬いてた。


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