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白いアランニットの記録【 ②背中~フロント 】 | オリジナルアランニットの作り方

前回は編み始めるまでの準備について書いていきましたが、
今回から編み始めていきます。

前回の記事はこちら

材料と道具

玉巻した姿もかわいい。

・cascade yarns / ECO MERINO 500g(5かせしっかり使い切りました。)
・輪針3.5mm&2.5mm(基本は3.5mm、ゴム編み部のみ全て2.5mm使用)
・輪針用のケーブル100cm&60cm
・毛糸用の縫い針
・マーカー

ゲージ

・10cmの中にメリヤス編み20目
(縦は測っていません。推定20目×30段くらい)


スタート

このセーターは上から下に編んでいくので、背中の上からスタートしていきます。

まず編むのはこの部分。上から下に向かって編んでいきます。
真四角に編んでいきますが、前のパーツや襟ぐりを編むと自然とこんな形になります。

まず3.5mmの針を使って、100目作り目をします。今回は、2箇所の模様編みと残りは鹿の子編みで編んでいきます。

5cmほど編んだら、横幅が実際何cmになっているか確認します。
もし、幅が広すぎたらOKとするか、やり直しの2択。
狭すぎたら巻き目で作り目をして広げます。
今回は想定通り45cmになったのでこのまま脇下まで編んでいきます。

脇下まで編み進めつつ、ここで袖の幅を考えていきます。
編み地の雰囲気をみて、ボリューミーな袖にするか、タイトな感じにするかなど、想像力を膨らませながら決めていきます。

今回はボリューミーな袖のイメージが湧いたので、脇下は広めの22cmになるまで編んでいくことにしました。
※最終的に前側のパーツを2cm後ろにずらして編んでいくので、
肩先から脇下まで24cmになるように想定しています。

22cmまで編めたら、次は前側を編んでいきます。
ここでようやく前側の柄を決めていきます。

柄決め

実際は背中が編み上がる前に前側のパーツと襟をつけました。

柄を決めるには目数が必要、ということで、まずは目数の算出。
少しだけ模様の入った後ろ側=100目なので、総柄の前側は120目と仮定しました。この目数で柄を配置していきます。

今回もこちらの本を参考にしました。

「増補改訂版 アラン模様110」

ルールは特にありませんが、迷ったら中央に主役の柄を入れ、残りはバランスを見て左右対称に配置していくと決めやすいです。
今回はまず主役の柄を決め、背中側左右に入れた柄を配置し、残った部分に小さめの柄を入れました。

首周りのカーブになる部分は、増やし目しながら柄編みをするので、出来るだけ簡単な柄を配置するのがおすすめ。
今回の場合、主役の横に配置した細めのケーブル編みがその部分にあたります。今回は首側のカーブを作る時4目増やし目をしようと思っているので、4目のケーブル編みになっています。

さて、柄の配置が決まったら背中側のパーツから目を拾い、前のパーツを編んでいきます。この時、後ろ側のパーツの1.2倍の目数になるように調整しながら拾っていきます。

前側のパーツはこのまま長さが26cmになるまで編んでいきます。
26cmになったら2cm後ろに倒して前後の長さを揃え、100cmのケーブルに付け替え、ボディ全体を輪にして編んでいきます。

このまま裾まで編んでもOKですが、早めに襟を着けたい派なので一旦ボディはこのまま置いておいて、次は襟からスタートします。


今回はここまで。
お読みいただきありがとうございました。

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