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用事はないけど、話そうよ

ジンバブエで、私はオンラインサロンに入って楽しんでいる。
現実の生活の中でも、「第3の場所」って結構大切だと思っていて。職場、自宅以外の居場所があると、人生は楽しい。逃げ場は幾つかあったほうがいい。
というわけで、私は、オンラインサロンという「第3の場所」をネット上に持っている。(青年海外協力隊の人は孤独になっちゃう場合が多いと思うし、時間がたくさんあるので、特におすすめしたいなあ。)

普通に生活していたら出会えない人たちとアプリを通じて文字や音声を使って、皆で一つの課題図書を読んで、感想を言い合ったり。お互いの作品を見せ合ったり、プロのデザイナーに講評してもらったり。
デザイナーの仕事って孤独で地味だから、フィードバック欲しい。なんでも相談できるのは、助かるし、とてもいい刺激になっている。

オンラインサロンでは、いろんな”ラジオ番組”があって毎晩誰かと誰かが話して、気が向けばそれに耳を貸す。

昨日は、ジンバブエのことをオンラインサロンメンバーに向けて話した。

会ったこともない人たちに向けて、初めて話す3人で話した。

ジンバブエの場所、観光地(ヴィクトリアの滝、遺跡)
ものすごく美味しくないジンバブエの食べ物のこと
ジンバブエ人のことや、アフリカの布、伝統民族楽器の披露
私が教えている学校でのグラフィックデザイン事情のこと


緊張したけど楽しかったなー。

日本の人と、そして会ったこともない人と話すのが久々すぎて
自己紹介がなんか拍子抜けぐらい言葉が出てこなかった。笑える。
(私の人生、いろいろ説明が長くなる)

でもやっぱり、声で話すと伝わるものがあって。知らない誰かが笑ってくれたりすると嬉しい!

ジンバブエに暮らしているからこそわかること。数日間の旅ではわからないことを、綺麗事だけではないリアリティを私の言葉で話す。

最近、テキストでのやりとりに飽き飽きしているということもある。
「元気?」「元気だよ」そこには何も感じない。

でも、生きてたら「元気だよ」以外に、いろいろあるもの。そこが聞きたいんだよなあーって私は思う。

そして私たちは、いつ死んでしまうかわからないから、
用事がなくても時々話そうよ。

そう思って、Facebookに書き込んだらたくさんの人が反応してくれた。すぐ電話をくれた人がいた。コメントくれた人がいた。メッセージをくれた人がいた。

昨日は、ナミビアにいる人と太宰治の「芸術ぎらい」という短い文章の話をした。
今日は、時差を計算して、ラオスにいる人と話した。あたたかいお茶を入れて久しぶりの声を聞くと、そこは素晴らしい”インターネットカフェ”になる。今日は寒いので毛布にくるまって、たわいないことをダラダラ話す。

しばらくおしゃべり週間が続きそう。

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